いつも”重単5175”をご訪問頂きありがとうございます。

今日はNゲージ鉄道模型、KATOのスロットレスモーターをDE10へ装着してみました。485系に続き2例目です。こういう新機軸は大好きなので又も一気に作業が進行し、予定の記事に”割り込み”の形でUpします😁。

 

超低速運転が出来、静音 が主な売りの新スロットレスモーターですが、485系搭載でDCC運転では従来モーター(GM-3)とあまり変わりなし、GM-3でも十分低速運転出来ちゃうという結果でした。チョッパ制御のように高電圧の高速On/Offで制御しているDCCだからと思います。今度は機関車でやってみようともう1つ購入し、DE10 1735に装着してみます。予約サイトに”〇月〇日予約受付終了”のアナウンスが出ているのに気づき、慌てて購入しました。(気付いたのは最終日だった..セーフ😅。)

 

最初485系(左 Tc200/1000番台編成)に付けてテストしたものを移植しようかとも思ったんですが、このまま長期テストしたいなー と考えました。折角導入したからの”ひいき目”が入っているのかも知れませんが😁、何か走りがスムーズになってない?という気がしていますし..

 

 

さて、スロットレス”Type A”はDE10用ではありません。取付には加工が必要です。先ずフライホイールの形状が違います。写真の”ピニオンプーラー”で固くはめ込まれているフライホイールを抜き、DE10のものに交換する必要があります。写真は外すところ、右のハンドルを回していくと外れます。ちょっとコツの要る作業です。ピニオンプーラーは必須と思います。Blog開始前だったと思いますが、ペンチでフライホイールを抜こうとして失敗したことがあります😅。

毎度のことですが、もしやってみようという方がおられたら自己責任でお願いします。

 

右側だけ外して、同じようにDE10のGM-3モーターから外したものを取り付けました。だいぶ大きさが違います。この後左も施工です。

 

矢印の集電銅板も取り付ける必要があります。カーボンブラシを押し当てるスプリングが入る電極部を抜いて付けます。あまりやりたくないですが、DE10に取り付けようと思ったら必須の作業です。DE10 1735は元々583系のモーターに同じように集電銅板取付、フライホイール交換してDE10仕様にして使ったので作業経験はありました。集電銅板は無かったので適当に自作ました(笑)。(↓登場時はDE10 1598、後に1735号機へ改番しています。)

 

 
パワーパックの電圧を印加し、低電圧からゆっくり回り出すのを確認、やれやれです。
 
スロットレス化したDE10 1735(左)とGM-3搭載のDE10 1122(右)で比較テストをします。
 

低速比較テスト動画 DCC編 手前がスロットレスの1735号機です。起動タイミングは変わりませんが、スロットレスの方が滑らかかなー。モーターの違いかギアの状態の違いか分からない部分もありますが...。どちらもDN163K4a基板搭載、パラメータセットも揃えてあります。

奥の1122号機、GM-3モーターでもDCCでは十分低速運転可能、は485系と同じです。

 

低速比較テスト動画 パワーパック編 左が1735号機です。右のGM-3モーター1122号機が頑張っている、かなり低速から起動している感があります。両者あんまり変わりませんでした。

なお、後述の通りDCC基板を外すと後の調整が厄介なので外さずにパワーパック電圧をかけています。通常のライト基板搭載と挙動が異なる可能性があります。(DCC基板搭載でもパワーパック運転は可能です。)

 

DE10は私の知る限り、機関車で唯一GM-3を搭載しています。他は殆どGM-5です。手前のDD51 756とのサイズ感の違い、DE10はキャブが小さくモーターが収まりきらないので小形のGM-3採用になったんでしょうね。(上記は誤り、機関車も最近の設計はGM-3搭載車でした。失礼しました。なおDD51はGM-5です。)

 

↑のリンク記事に掲載した写真ですが、モーターを縦に入れる という他には見ない構造で小さなDLを表現されています。見事な設計と思います。

スロットレスモーター1つ目購入時、KATOホビセンの店員さんより”モーターの磁石片側が下で線路に近いので、ポイントが勝手に切換ってしまうことがある”とお聞きしました。

 

既に多くのポイント上を通過していますが、切換っちゃうケースは発生していません。

 

余談ですが、DE10のDCC化は大変かつ微妙です。DN163K4a基板からモーターに電気を送る銅板、パワーパック仕様ではダイギャストに接触してOKですが、DCCではしっかり絶縁されている必要があります。スペースに余裕が無くかなり微妙です。絶縁テープを貼ったり、矢印部 薄いプラ板を挟み込んだりで絶縁を確保しています。

モーターから伸びる集電銅板のポジションも微妙です。四苦八苦しているうちにスロットレスが縦方向に入っている写真を撮り損なっちゃった😅、、バラすとまた調整が大変なので2枚上はDCC化前の写真で代用させていただきました。

 

485系の運転で思っているのは、新スロットレスは低速トルクが太い?から何か滑らかに感じるんではないか?です。トルクを測定出来たわけではないので感覚ですが。

485系はピボット集電なのに対し、DE10は矢印、銅板が車軸を擦るタイプで回転抵抗が大きいと思われます。もしトルクが太いのなら低速運転が安定するんじゃないかな?と思い導入してみました。結果起動のタイミングは変わらない(DCCではGM-3でも頑張れちゃう)ですが、走行安定性には、ひょっとすると効果ありかも・・・?

 

DE10 173514系500番台 急行”天北”編成を牽引して坂を上がって行きます。以前類似のアングルで動画を撮影していました。↓ GM-3では機関車から異音が聞こえたりしましたが、スロットレスは異音は無いし、微妙な差ですが何か安定感を感じるんですよね。

 

(記事後半にGM-3で運転の類似動画があります。)

 

これでスロットレスモーターを2両に導入、DCCでも全く問題なく走れることは分かったので、長期テストをして行こうと思います。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

にほんブログ村 鉄道ブログへ にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道模型 DCCへ にほんブログ村 鉄道ブログ 電気機関車・ディーゼル機関車へ  Blog村へ

 

鉄道コム 鉄道.comへ