鶯の森01
鴬の森(うぐいすのもり)は1953年(昭和28年)8月21日に能勢電鉄の前身、能勢電気軌道の駅として開設されました。当初路線は単線で、島式ホーム1面2線の交換可能な駅でした。
当駅が出来る以前は、路線を猪名川沿いに北へ500mほど行った所に1916年(大正5年)9月5日に開設された矢問(やとう)がありました。しかし急カーブに設置されていたため、車体の大きい車両はホームとの隙間が空きすぎてしまい危険であることから、当駅開設と同時に廃止されました。
1967年(昭和42年)に路線が複線化され駅も相対式ホーム2面2線に改良されます。そして1978年(昭和53年)には会社名が能勢電鉄となり、その所属駅となりました。
「鶯」の字体で表記されていた時代があったようなのですが、現在の字体に変わった時期が不明なので「鴬」の表記で統一しています。
鶯の森03
駅名は、この周辺の森に鴬が多数生息しており、その飛ぶ姿や鳴き声が聞こえた事に由来します。駅名標のデザインは「野鳥がたくさん飛んでいる森山の枝にとまりさえずる鴬をイメージした」とのこと。
鶯の森02
相対式ホーム2面2線の地上駅で猪名川沿いの直線区間に設置されています。
鶯の森09
駅の川西能勢口側には渡り線があり、当駅での折り返しが可能です。
鶯の森10
ホームは6両編成分ありますが停車するのは4両編成の列車だけなので、ホーム端にはこんな立て札が置かれています。
鶯の森05
駅舎は上下線とも妙見口側にあり、改札内で連絡はしていません。
こちらは上り線(川西能勢口方面)の駅舎ですが駅名に因み「鴬色」に塗られています。
鶯の森06.2
上り線ホームの改札口。
鶯の森07
下り線(妙見口方面)の駅舎。こちらも「鴬色」に塗られています。
鶯の森08
下り線改札口。
鶯の森04
下り線ホームは床のタイルまで「鶯色」です。

妙見線
滝山駅⇔鴬の森駅鼓滝駅