アシェットの「四式重爆撃機 飛龍」を撮影してみました。
 飾り台は、ペイントソフトで加工することで消去しています。



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 「四式重爆撃機」は、1942(昭和17)年に初飛行した日本陸軍の爆撃機です。
 それまでに登場した陸海軍の攻撃機の集大成として、長大な航続距離と良好な運動性を発揮し、四式戦闘機「疾風(はやて)」とともに「大東亜決戦機」として期待されました。



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機首付近のアップ。
操縦安定性を高めるために、胴体前部が長めに設計されています。



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 機体の構造は、同じ三菱製機である「一式陸攻」を踏襲していますが、胴体は「四式重爆」の方がスリム。



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 アシェットのこのモデルは「浜松教導飛行師団」所属機で、垂直尾翼に「ハマヒ」のマークが描かれています。



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操縦席後部には銃座が。



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 「四式重爆撃機」は、中期生産型からは対艦攻撃用の魚雷を搭載できるように改良されました。
 日本陸軍の爆撃機は、基本的に大陸での運用が想定されていたため、魚雷の搭載は革新的なことだったようで、艦船攻撃の際は海軍の指揮下で運用されたそう。



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 プロペラは、一式陸攻が3枚羽だったのに対し、四式重爆では4枚羽のものが採用されました。
 運動性は双発機とは思えないほどに良好で、急降下もこなし、爆弾の搭載が無ければ曲芸飛行すら可能だったと言われています。



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 濃緑色に銀ハゲの迷彩塗装。

 機体はスリムになりましたが、乗員は一式陸攻が7人だったのに対し、四式重爆では8人が搭乗したようです。



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 下から見上げると、本当に飛翔しているかのよう。
 お気に入りの一枚です。



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 一式陸攻と編隊を組んで、青空を舞う四式重爆。
 四式重爆の実戦投入は大戦末期であり、戦局を変えるには至りませんでしたが、それでも本機は傑作機の名に恥じない活躍を見せました。

 アシェットのモデルはボディが金属製なので、手に取ると程よい重量感があり、コレクション性が高いですね。



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 当時の写真風に。


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 アシェットの「四式重爆撃機 飛龍」でした。