JR西日本は、「新幹線 近トク1・2・3」「新幹線 直前割きっぷ」を2021年12月以降も販売を継続します。期間は2022年2月末までで、値段は据え置きです。
2020年初設定
「新幹線 近（ちか）トク1・2・3」「新幹線 直前割きっぷ」は、新型コロナ感染症による利用者急減を受け、JR西日本が2020年に初設定した山陽新幹線の割引きっぷです。「近トク」は2020年12月に初設定、「直前割」は「直前割50」という名称で2020年9月に初設定しました。
2021年4月には割引幅を縮小し、6月末までの利用期間で発売を継続。さらに、11月末まで延長していましたが、このほど、さらに2022年2月末までの延長を決めました。利用できるのは金土日祝のみで、これまでと同じです。
「新幹線 近トク1・2・3」
「新幹線 近トク1・2・3」は、山陽新幹線の1～3駅区間で、自由席が割引価格になります。JR西日本のインターネット列車予約「e5489」およびJR西日本の主要駅の「みどりの券売機」で購入できます。発売は1ヶ月前から前日までです。
「新幹線 近トク1・2・3」概要
●利用期間:
2021年12月3日～2022年2月27日までの金・土・日・祝日。ただし、2021年12月31日～2022年1月2日の設定はありません。
●発売期間：
2021年11月25日～2022年2月26日
※乗車日の1ヶ月前の10:00から前日の23時30分まで発売。
※JR西日本ネット予約「e5489」とJR西日本の主要駅の「みどりの券売機」でのみ発売。
主要区間の価格は以下の通りです（大人1名自由席）。
| 設定区間 | 価格 |
|---|---|
| 新大阪～新神戸 | 1,000 |
| 新大阪～西明石 | 1,500 |
| 新大阪～姫路 | 2,500 |
| 姫路～岡山 | 2,500 |
| 岡山～福山 | 1,500 |
| 広島～東広島 | 1,000 |
| 広島～徳山 | 2,500 |
| 徳山～新山口 | 1,000 |
| 新山口～小倉 | 2,500 |
※上記以外にも設定区間は多数あります。
「新幹線直前割きっぷ」
「新幹線直前割きっぷ」は、山陽新幹線の中長距離区間で、「こだま」「ひかり」の指定席が割引になります。JR西日本のインターネット列車予約「e5489」でのみ購入できます。発売は3日前から前日までです。
「新幹線直前割きっぷ」概要
●利用期間：
2021年12月3日～2022年2月27日までの金・土・日・祝日。ただし、2021年12月31日～2022年1月2日の設定はありません。
●発売期間：
2021年11月30日～2022年2月26日
※乗車日の3日前の5時30分から前日の23時30分まで発売。
※JR西日本ネット予約「e5489」で発売。駅の「みどりの窓口」や券売機では発売しません。
主要区間の価格は以下の通りです（大人1名指定席、こだま・ひかり限定）。
| 区間 | 価格 |
|---|---|
| 新大阪～岡山 | 3,900 |
| 新大阪～広島 | 6,200 |
| 新大阪～新山口 | 7,500 |
| 新大阪～小倉 | 8,200 |
| 新大阪～博多 | 8,400 |
| 岡山～広島 | 3,900 |
| 広島～小倉 | 4,900 |
| 広島～博多 | 5,800 |
※上記以外にも設定区間は多数あります。
「新幹線 近トク1・2・3」「新幹線 直前割きっぷ」とも、1人利用可というのが大きなポイントです。
新型コロナ前には、割引きっぷが乏しかった山陽新幹線の近中距離区間で、1人利用可の割引きっぷが存続したことは、利用者にとってはありがたいこと。このまま定着して欲しいところです。（鎌倉淳）
