ＪＲ東日本が撮り鉄向け有料コミュニティを開設。最近はネガティブなイメージが染み付いた「撮り鉄」の3文字をあえて鉄道会社が自社のサービス名につけたことも話題になった。

 

「現在、撮り鉄という言葉を聞くと、一般的にはあまり良くないイメージを持たれてしまうかもしれません。しかし、今回はコミュニティに”撮り鉄”という言葉をつけることとしました。鉄道写真を愛するファンのみなさまと、積極的にコミュニケーションを取ることで、安全に撮影できる場所のご提供など、みなさまのご要望に応え続けられるよう、コミュニティに参加するみなさまへの貢献を目指します。」

 

鉄道会社が撮り鉄の3文字を自社のサービスや商品の名前につけた前例は実はＪＲ東日本以外に既にあった。

 

鉄道会社ではないが濃飛バスには「高山本線撮り鉄きっぷ」という下呂温泉高山間の区間のバス路線を2日間乗り放題のきっぷがある。（https://www.nouhibus.co.jp/hida/ticket/）

 

2014年頃に国鉄型気動車を惜別する撮り鉄向けに沿線撮影地にアクセスする需要を当てにして発売したもので、撮り鉄ではなく単にバスに乗るだけでも購入可能。国鉄型のない今も発売されている。特急型気動車の置き換えで高山線沿線に撮り鉄が増えそうな今もっと注目されていい商品だろう。

 

（22年8月2日追記：久々に濃飛バスのサイトをみたら発売終了していた。）