2004年8月21日、山陽電車としては49駅目(廃止駅の兵庫・長田を含めると51駅目)の駅でもある西二見駅が開業した。山陽電車の新駅開業は実に46年ぶりで、駅前に開業する大型ショッピング施設と併せて、これからの町の発展が期待される所である。

 

開業初日の駅入口(南側)。後述するイベントの関係で乗客多数。北側はこの当時は未開発で、空き地が広がっていた。

 

地下改札。本来は遠隔操作による無人駅であるが、やはりイベント客を捌く為に係員が出動していました。

 

播磨町や別府と同様に普通とS特急のみの停車ではあるが、臨時で直通特急が停車できるように6連分の有効長が確保されている。

しかし2019年には使用しない2両分の余剰スペースは柵で封鎖されてしまった。

 

 

 

 

 

ホームは駅名標以外の標識は光らない板状のもの。一方地下改札内の運賃表と時刻表は電照式。

 

 

駅開業による町おこしの一環として、開業当日に記念イベントが開かれた。内容としては、

・ヘリコプター遊覧飛行

・テント村(食べ物の屋台や、鉄道関連グッズ販売)

・わくわくステージ

・パトカー 白バイ展示

・ちびっ子自転車教室

・セグウェイ体験試乗会&山陽バス展示

・ミニSL運行

・フリーマーケット

等盛りだくさんで、ほぼ子供中心ながら一部は鉄道ファン向けなイベントだった。管理人自身が仕事帰り(夜勤明け)で疲れていたのと、さらに午後から用事があった事から、イベント全てを見た訳ではないので、一部のみ紹介させていただきます。

 

駅南の未開発状態の空き地を利用して、イベントが開かれる。門がまえは毎年10月の東二見車庫イベントと同じ。

 

テント村。食べ物の屋台が多く出展していた他、鉄道関連グッズも販売されていた。

 

わくわくステージでは、駅長の挨拶に始まり、演奏会、抽選会、ヒーローショーがプログラムに基づいて行われていた。ヒーローショーは、2004年2月より放送していたスーパー戦隊シリーズ、特捜戦隊デカレンジャー(毎週日曜AM7:30~8:00 テレビ朝日系にて放送)で、観客が悪役にさらわれ、人質に捕られる所をデカレンジャーに助けられるというストーリーだった。悪役のセリフ「この西二見駅は、我がアリエナイザーが支配した…」や、悪役と観客とのかけあいがかなり面白かった。

 

 

 

開業から17年経った現在では、宅地開発もそれなりに進み、長らく手付かずの駅北側も小さな駅前ロータリーが設置され、利用客は少しずつでも増えている様子であります。