2021年 春の広島旅行①etSETOra乗車記(広島→尾道) | 風かおる 鉄の路

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主に私が乗車した乗り物関連(鉄道中心)、その他気になったことを綴っていきます。稀にお絵かき。

2021年最初の旅行から帰ってきて4日後、なんと再び私は旅に出ていました。

今回の行き先は広島。

2020年10月に登場したばかりの観光列車に乗るのが目的です。

 

まずは山陽新幹線で広島に向かいます。

今回は始発から4番目ののぞみ8号に乗車します。

 

ホームに上がると小倉行きのこだま772号が停車していました。

N700系7000番台での運行。グリーン車を利用される方はいるのでしょうか…

 

お隣のホームに停まっていたのそみ8号に乗車。

 

 

列車は順調に進み、1時間ほどで広島に近づきました。

 

 

広島に到着。通ったことは数多くあれど、降りたことは数えるほどしかありません。

 

 

東京に向かうのぞみ8号を見送って外へ。

 

広島名物にしき堂のお店を見つけました。

もみじ饅頭食べてみたいのですが、それは後のお楽しみ。

 

 

まずは在来線ホームへと向かいます。

 

 

7番のりばにやってくるとすでに今日乗車する列車の名前が出ていました。

その名は快速 etSETOra 。

呉線経由で広島から尾道まで向かいます。

 

 

もともとこの区間には瀬戸内マリンビューという快速列車が走っていましたが、2020年のせとうち広島DCに合わせて車両を改装、全車グリーン車指定席のetSETOraとして生まれ変わりました。

 

7番のりばで待っているとetSETOraの車両が入線してきました。

 

列車はキロ47形の2両編成。上部が白、下部が青に塗り分けられています。

もともとあった前面の行き先表示機が取り外されていてツルンとした印象です。

 

車両側面には丸窓も。

 

駅員さんが横断幕を持って現れました。

定期的に運行される観光列車で横断幕が掲げられるのは珍しいかも。

 

それではさっそく中へ。出入り口にはグリーン車マークが貼られています。

 

こちらは1号車。2・4人用ボックスシートとカウンター席が並びます。

内装は宮島の落ち着いた秋の雰囲気をイメージしているそうです。

 

2号車には2人用ボックスシートとカウンター席が設置されています。

瀬戸内の山の新緑をイメージしているそうです。

 

1号車にはバーカウンターが設置されています。

復路(下り)ではここでバーメニューの提供が行われるとか。

 

今回は1号車ドア横のカウンター席に座ります。

普通の家みたいな二重のカーテンが引かれています。

 

席にはすでに広島車掌区による記念乗車証が置かれていました。

 

中には列車のコンセプトが書かれていて、指定席券が挟めるきっぷホルダーまで付いていました。

きっぷと一緒に保管できるのは結構いいかも。

 

そろそろ出発時刻。自席に座って発車を待ちます。

 

列車は定刻に発車。

JR貨物の広島車両所の隣を通ると、ちょうど「押太郎」補機付きの貨物列車が発車するところでした。

 

 

しばらく並走します。

 

 

列車は山陽本線と呉線との分岐駅、海田市に運転停車。ここから呉線へと入っていきます。

 

矢野に運転停車。

 

広島行きの普通列車と行き違います。

呉線は単線かつ列車本数が多いため、随所でこのような運転停車を行います。

 

桜がきれいなこの駅は小屋浦。ここも運転停車です。

 

海沿いの区間に入る前に車販でいろいろ購入してきました。

左側はetSETOraのキーホルダー。右側は牡蠣まるごとせんべいというものです。

広島といえば牡蠣、ということで買ってみました。

 

列車は海沿いへ。

海を見ながらさっき買ったもうひとつのものを…

 

それが大和ラムネ。

 

 

旧日本海軍の戦艦(大和含む)には消火用二酸化炭素発生装置を利用したラムネ製造室があり、その味を再現したものだそう。

軍港・呉ならではの名物ですね。

 

川原石、

 

吉浦に運転停車し、列車は街なかへ。

 

 

川を渡って呉線の中心駅、呉に到着しました。

ここで乗客の入れ替わりが多少発生しました。

 

呉に停車している間に車内を見ていると面白いものを見つけました。

 

それがこちら。

エトセトラ貸切展望車(実在しません)」………

まさかJR西日本がウソ電改造プラレールを作るなんて思ってみませんでしたよ…

 

 

呉を発車した列車は川を渡ります。

 

…怪しい……

…これってもしかしなくても廃線跡ですよね?

 

調べてみると、これは旧呉海軍工廠専用線の橋梁跡だとか。

呉海軍工廠専用線は戦艦大和を造った呉海軍工廠へとつながる専用線。

大和製造の資材もここを通ったのかもしれませんね…

そんな歴史ある専用線の遺構の横を通り過ぎます。

 

安芸阿賀。運転停車です。

 

これも先に買った瀬戸田レモンケーキを…

 

 

 

広に停車です。

最初に広島に来たとき、「広」って「広島」の誤植…?とか思っていたことを思い出します。

 

 

再び海沿いへ。

 

安浦に運転停車。

 

牡蠣の筏が見えてきました。

広島は日本一牡蠣の生産量が多い県。

見渡す限り筏が広がっています。

 

呉から約50分で次の客扱い停車駅の安芸津に停車。

 

次の吉名のホーム横には桜並木が…!

 

ちょっとの間から車内からお花見を楽しめました…!

 

その次の竹原に停車。

「安芸の小京都」と呼ばれる伝統的な街並みが残る竹原市の玄関口です。

「たまゆら」というアニメの舞台にもなりましたね(未視聴)。

 

 

竹原を出てしばらく、右側には発電所が。

電源開発竹原火力発電所です。

 

再び海が見えてきたところで次の停車駅に到着。

 

忠海。

ごちうさ島こと大久野島の最寄り駅です。

駅名標にはかわいいうさぎの絵が。

 

いつか降りてみたいですが、今日は先に進みます。

 

忠海港の建物を見ながら先へ。

 

大久野島が向こうに見えます。

 

これより先、列車は一番海に近い区間へ。

美しい瀬戸内海の島々を眺めながらゆっくり進みます。

 

 

 

 

安芸幸崎付近で一旦海は見えなくなります。

 

今治造船広島工場のクレーンを過ぎると再び海沿いへ。

 

 

先ほどの区間とは打って変わり、航路にあたるのか多くの船が行き交うのが列車から見えました。

 

須波に停車。運転停車です。

 

列車は沼田川を渡り山陽本線と合流。

 

高架駅の三原に到着しました。

新幹線も停まる主要駅です。

 

三原を出て次の駅、227系が休んでいる電留線がある糸崎に運転停車。

 

広島支社と岡山支社の境界駅であり、多くの普通列車がここを起終点としています。

ドアは開きませんが、駅員さんが手を降ってお見送りしてくれました。

 

糸崎を出ると海のそばへ。

遠くには大きな吊り橋の姿が。

尾道と今治を結ぶ瀬戸内しまなみ海道(西瀬戸自動車道)の橋の一つ、因島大橋です。

瀬戸内しまなみ海道といえば自転車で巡る人が多い観光地。

そういえばしまなみ海道はきらら漫画の「しまなみくるくる」の舞台だった…なんて思いながら景色を眺めていました。

 

 

 

 

景色は島々の風景から港町へと移り変わってきました。

まもなく終点の尾道です。

 

広島からちょうど3時間。終点、尾道に到着しました。

 

ここでも駅員さんが横断幕を持って出迎えてくれました…!

 

尾道には折返し設備がないため列車は備後赤坂まで回送されます。

 

 

回送風景を見送ってホームを後に…

 

坂道の街、尾道。あまり時間がありませんがどこへ向かいましょうか…

続きます。

 

 

★乗車データ

8232D(広から8234D)快速 etSETOra 尾道行き(呉線経由) 広島(9:32)⑦→尾道(12:32)

キロ47-7001+キロ47-7002

※2021年4月2日乗車

 

 

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