どこ鉄89 〜日常と旅と帰省と鉄道と | 菅野貴夫の野球電鉄

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俳優・菅野貴夫のブログです。
「どこ鉄」とは、友人から送られてきた鉄道写真を、それがどこで撮られたものかを推理・検索・悪戦苦闘しながら解いていくシリーズです。

こんにちは。



他のSNSのほうでも投稿したので重複恐縮ですが、

私が出演しました映画「マニブスの種」(芦原健介監督)が、このたび開催された福井駅前短編映画祭においてグランプリを受賞しました。

いやーすごい!!アシケン監督おめでとうございます!



一緒に作り上げたスタッフ・キャストの皆様にも感謝です!嬉しい!

来週も広島・神戸と映画祭ノミネートが続きますので(僕も参戦)久しぶりに皆さんと会えるのが楽しみです。




さて今回は、そのアシケン監督からの1枚でスタート。

いや〜どこの地域だか全然わからないな〜





というわけで福井から捜索開始。




少し北へ行ったところで手が止まります。

おやー?


この駅名、、、





では元の写真↓


探し出した写真↓

北陸本線・芦原(あわら)温泉駅、ズバリ確保。




以前に出た加賀温泉と並ぶ、北陸の有名な温泉地ですね。



芦原健介さん曰く「人生で一度は行ってみたかった駅」とのことです。すごいわかる。

こういう自分の名前と同じ(似た)駅名ってシンパシーを感じますよね。感じますよね。



僕も京成本線の菅野(すがの)駅にはちょっとした思いがあります。あと中央線の高尾行き。英語だと「for TAKAO」と表記されるので、何というか、僕のための電車ではないって分かっているんですけど悪い気はしませんね。





と、ここまではよかったのですが。


さあ記事を書こうとしてアメブロアプリの写真フォルダ[最近の項目]を探した時、なぜか問題写真が出てきません。

おかしいな…最近ダウンロードしたばかりの写真なのに?と思いながら、スマホ本体の写真フォルダで見直してみると。

ん……?



5月22日???




えどういうこと?今回の映画祭で福井に行ったから撮ったんじゃないの?

えっと今は……11月だよね??(急に今が何月なのか自信がなくなる)




駅自体は当てたから良かったものの、ザワザワ混乱した気持ちで確認してみると↓

まさかのデータ改ざん。





……以前にもMつぐ師匠から俺が送るとバレるから他の人に送らせたという替え玉投稿がありましたが、、、みんなあらゆる手を使ってくるな!油断も隙もない!!!







もう!次いきましょう、りえさんからの出題です。

まさに前回位置情報が出てしまったので、今回はキッチリ処理してくださってのリベンジ編。

「列車出ちゃってるのはアリですか?」とのコメントもありましたが大ありです。列車はご馳走ですありがとうございます。




さてJR京葉線のE233系なのは一目瞭然。




東京から千葉方面へ、湾岸部を通る路線ですね。

(乗換路線図アプリより)



すぐ隣を首都高の湾岸線が走っているのは知っているし、まあ時間の問題だろうと沿線をマップで捜索開始。




しかし。

この橋は、違うか……



ここは!違うか……違うか?橋の色と壁のデザインが微妙に違うか……





なにしろ川と橋が多すぎる。




うーむ、電車の奥に見える重機みたいなのはあくまで重機だろうから当てにはならない……他に目安になりそうなものが一つもないぞ……

(橋にうっすら名前が書いてあるけど判読不能)




面倒になり検索を導入。

トラス橋というのは、こういう鉄骨が三角形に組まれた橋のことです。

とにかく似たような橋を探し出してやる。




この橋はどうだ?色合いも似てたけど…?

違うか……気になる重機はあるけど手前だし、こんな茂みは無かったし……!!




すべての川にかかる橋を閲覧、撃沈。




…問題写真に写っていた京葉線E233系は、千葉市を過ぎると湾岸を離れて外房線・内房線のけっこう奥の駅まで直通運転をしていますが、、写真を見る限りは湾岸部としか考えられない。




もう一度、川を渡る場所以外もマップでじっくり捜索するしかない。

このあたりは川より運河が多くて、トラス橋がかかっている場所もほとんど無かったんだよな……


この江戸川手前の小さな運河(もはや水路)、まだ見てなかったな…近づいてみよう。


ん?よく見ると運河にトラス橋が……




では元の写真↓


やっと見つけた写真↓

あれは重機じゃなくて工場の立派なクレーンでしたか。失礼しました!



とにかく京葉線・市川塩浜〜二俣新町間の小さな運河にかかる橋、確保!




いやー路線が分かってるから簡単だと思ったんですが、じつに「木を隠すなら森の中」という言葉がピッタリくる問題でした。






お次はおなじみ加瀬さんから「景色が見えないから、ムリだよね?」と2枚。

この程度で無理とは言いませんよ。



ただやはり景色が見えないため、別の駅なのにほとんど同じ写真。




嫌な問題だな!




まず1枚目を拡大。

これが中央本線の特急「あずさ」「かいじ」に使われているE353系なのは一目瞭然。


(Wikipediaより)



そして写真反対側も拡大。

右端にある車両は…おそらく東京メトロ東西線の車両。車体の形状が裾絞りではなくストレートなのがその証拠。(05系か15000系かは分からないけどどっちでも良い)




すなわちJR中央線の複々線区間で、東西線も乗り入れてくる中野〜三鷹間に確定




周りの景色が見えないので多少苦労しながら、




元の写真↓


探し出した写真↓

ホームの赤ライン有無や架線の養生が違うのは撮影時期の問題で(これだから都会の駅はややこしい)、決め手はホーム柱の色。



JR中央線・高円寺駅、確保。




いちおう、当たっていた証拠↓

相変わらずのやりとり。



さてもう1枚のこちらは、

難しいので今回は諦めます!






さあ次!

ひろえさんからの2枚。

京都だな。


これは……??ホームの下に通路!東海道新幹線の東京駅がこうなってるけど、東京駅じゃなさそう……




さて、

まず1枚目の解説から。

巨大な駅ビル。

左端にチョコンと写ったのは、おそらくJR奈良線の205系。

そもそも真っ先に頭に浮かんだのは、我が家の重要資料「鉄道ファン」にある1ページ。(2001年6月号)↓

この京都駅、建った時には衝撃的でしたし、一方で物議を醸しましたからね。「伝統ある京都の街に巨大なビルとは何事だ!」みたいな。




いちおう万が一があってはいけないので、ストリートビューで問題写真と同じ窓の配置を確認。

また夜だけどウム。



JR京都駅、一瞬で確保。




さて2枚目。

先ほども言いましたが、ホーム下の通路といえば東海道新幹線の東京駅がまず浮かびます。

僕も初めて見た時はビックリしました。何しろ自転車まで置いてあるそうで。最近では通路を歩く駅員さんや清掃員さんたちを見て「羨ましい。僕もそこ歩きたい」と思っております。



しかし、東海道新幹線の東京駅には問題写真のような壁が存在しないのが問題。

八重洲口側はこのように吹き抜けになっています。遮るものがあったとしても、隣のビルの壁。

(反対側・丸ノ内側には各路線がズラリと並んでいて壁どころではない)



この写真では、もっと駅の建物自体の壁に見える…。



さらに写真を拡大。

書いてある文字はいいとして、ホーム上にある整列乗車の赤枠。L字状に曲がっているな…?

これは、新幹線のホームにある乗車の表記だろう。


線路の幅は…この角度ではどちらとも判別できないけど、新幹線(1435mm標準軌)でもおかしくはない。よし新幹線だ。




改めて、新幹線の駅で、ホーム下に通路があって、クリーム色か黄色っぽい壁の駅……ん?そういえば新幹線の駅なのにホームドアがないな……これはどういう、





あ、わかった。





では元の写真↓


気づいた写真↓

壁の感じ、非常ベルのランプと周囲の構造物。




北陸新幹線・長野駅、確保。




ワタクシの地元でございます。




毎年年末になるとこの駅に降り立ち、東京との気温差を感じながら少し嬉しくなり、「今年ももうすぐ終わりだな」「誰か降りた人のなかに知り合いは居ないかな」などと思いながら父親が迎えに来てくれている東口(街の正面口とは反対側)をいそいそと目指すのです。




壁の感じを覚えていたのと、北陸新幹線の全種別が停まるからホームドアがない事が決め手でした。

しかしホーム下に通路があるのは知らなかった!今度帰った時に確かめてみよう。




…年末のことを書いたら、ちょっと年末気分になってしまいました。今年もあと1か月ちょいか……。




まずは12月31日まで東京で舞台があるので、そちらを全力でやり切りたいと思います。


久しぶりの舞台だから、セリフの覚え方を忘れてしまったな…セリフを覚える前にまずセリフの覚え方を思い出さなきゃ(ゴニョゴニョ)


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


今回は以上です。



おかげさまで定期的に写真が届いておりまして、そのレベルの高さに咽び泣いております本当にありがとうございます。




ではまた!