【信州の観光列車③】小淵沢ゆきHIGH RAIL2号の旅 | しなのは走るよ♩♫どこまでも☆♩♫♬

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よろしくお願いします。

みなさんこんにちは。

グリーン車に魅せられ通算100回以上特急・新幹線のグリーン車を乗り通したゼルファーです。


本日は小諸駅に来ています。

今回のテーマは小海線全区間を走破する

臨時快速『HIGH RAIL2号』小淵沢ゆき

です!


目次

⚪︎列車の概要
⚪︎JR小海線の概要
⚪︎5番線から発車
⚪︎停車駅
⚪︎車内設備
⚪︎見どころ① 鉄道最高地点の碑石
⚪︎見どころ② 中込駅でのお出迎え
⚪︎見どころ③ 野辺山駅散策
⚪︎見どころ④ 星空の駅名版
⚪︎見どころ⑤ 沿線風景
⚪︎この列車を120%楽しむ
⚪︎おわりに

⚪︎リンク



 列車の概要



 列車名

快速HIGH RAIL2号


 運転日

毎週土日(運転が無い時あり)


 運行区間

小諸〜小淵沢(JR小海線全区間)


 所要時間

2時間23分


 車両

2両編成で全車指定席

グリーン車なし

座席コンセントなし


 料金

運賃 ¥1,520(小諸〜小淵沢)

指定席料金 ¥840(一律)


 車内販売

車内に物販カウンターあり

ソフトドリンク・アルコール・菓子類・車内限定グッズの販売あり


 その他

各種フリーパス・青春18きっぷ利用可



 鉄道ファン的な見どころ

JR線最高地点1375mの碑石(鉄道路線として国内最高)

車内にプラネタリウム図書館があるところ




 JR小海線の概要



JR小海線は日本で最も標高の高い地点を通る鉄道路線で、別名『八ヶ岳高原線』の名称が付いています。


 起点

山梨県北杜市小淵沢駅


 終点

長野県小諸市小諸駅


 長さ

78.9km


 最高速度

85km/h


 最高地点

1,375m(国内最高)




 5番線から発車



快速HIGH RAIL2号小淵沢ゆきは5番線からの発車となります。


電光掲示板などによる案内はありませんが改札口のすぐ横に案内看板が掲げられていて、停車駅などの説明が細くされています。



列車を紹介するボードも併設。


車内の写真も掲載されているので、初めて利用する方にとっても非常にわかりやすい内容となっています。



こちらは5番線ホームの写真。


運用される車両はJR東日本所属のキハ100系・110系気動車2両編成


車体は青いボディーカラーがベースとなっており、車端部には『HIGH RAIL 1375』の文字が入ったヘッドマークが取り付けられています。


ちなみに『1375』の数字は、JR線最高地点の標高1,375mからとっています。




 停車駅



快速HIGH RAIL2号小淵沢ゆきは小諸を出発すると、佐久平、岩村田、中込、臼田、八千穂、小海、信濃川上、野辺山、清里、終点小淵沢の順に停車します。


途中の野辺山では約19分の長時間停車を行うので、駅周辺の散策、記念撮影など、それぞれに合った楽しみ方ができます(後述)。




 車内設備


 物販カウンター併設の1号車


先頭1号車の車端部には物販カウンターがあり、飲み物やおつまみ、車内限定グッズなどを購入する事ができます。


飲み物は比較的種類が豊富で、コーヒーやジュースをはじめ、ビール、沿線の地酒、ワインまで揃っています。



車内限定グッズはクリアファイルやボールペン、キーホルダーやストラップなど。


列車のヘッドマークがラッピングされた缶詰に入ったウエハースクッキーもあり、旅の記念にぴったりです。



なお、物販カウンターの営業開始は中込駅を出発後しばらくしてから(おおむね15:00過ぎ)になります。


営業開始直後は比較的混雑するので、利用する場合は少し時間をずらして行くのがオススメです。



ちなみに1号車の座席は進行方向右側と左側で座席配列が異なる構造となっています。


右側は斜め45°前方を向いたシングルシートが7席、左側は窓側に向けてペアシートが7席。


シングルシートは比較的予約がすぐ埋まってしまい、特に1番D席と7番D席は端の席とあって最も予約が取りづらい席となります。


利用する場合は早めに抑えた方が良いです。



 ギャラリーHIGH RAIL設置の2号車


後ろの2号車の車端部には、星座や天文学に関する本が置かれたギャラリーHIGH RAILが設置されています。


本は30冊以上あり、自由に持ち出して自分の座席で読んでもOK


ただし、持ち帰りはNGなので降りる時は元の場所に返却します。



また、天井には半球ドームのプラネタリウムがあり、時間の経過とともに映し出される星座が変わる様になっています。


静かなバックミュージックと合わせて独特の雰囲気を醸し出す、走るプラネタリウム図書館です。


プラネタリウム図書館の雰囲気を動画でどうぞ






なお、2号車の座席配列は1号車とは異なり、星空が描かれた2列+2列のシートが並ぶ特急列車のような構造となっています。


2号車の座席は1号車の座席と比べて比較的予約が取りやすく、乗車前日でも窓際席が取れる場合があるので、1号車の様な座席にこだわりが無ければこちらの座席でも車窓を十分楽しめます。



 1号車と2号車どっちに乗る?


ご覧の様に、この列車は1号車と2号車で座席配列が大きく異なるので、どちらの車両の座席を取るかが悩みどころ。


参考としてですが


『一人旅やカップル、家族で気兼ねなく車窓を楽しみたい場合は1号車』


『特急列車の旅の様な車窓を楽しむ場合は2号車』


といった具合に、楽しみ方に合わせて使い分けると良いと思います。



ちなみに私は2号車のほうがしっくりきました(笑)



 電子ロック付お手洗い


2号車の出入り口付近にはお手洗いがあります。


中のスペースはそれほど広くはありませんが、ブラックが基調となっていて落ち着いた雰囲気のお手洗いになっています。



また、リゾートビューふるさと号や特急あずさ号のグリーン車と同様にボタン一つで電子ロックが掛けられるようになっていて、外から開閉することはできません。


高い防犯性を兼ね揃えていて、女性の一人旅でも安心です。




続いて、この列車の見どころについて、小海線の見どころと交えながら5つ紹介します。





 見どころ① 鉄道最高地点の碑石



16:21に野辺山駅を出発して約5分。


進行方向右側に『JR鉄道最高地点』の碑石が見えてきます。



標高:1,375m



この地点はロープウェイやトロリーバスを除くと、国内の鉄道路線の中では最も標高の高い場所となります。


通過時刻はおおむね16:26頃で、事前にアナウンスが入るほか列車も速度を落として走行してくれるので、写真を撮りたい場合はあらかじめ進行方向右側の座席を抑えておくのがオススメです。





 見どころ② 中込駅でのお出迎え



途中停車駅の中込駅では、駅員さんによるお出迎えイベントがあります。


中込では5分ほど停車するため、アテンダントの方や駅員さんにお願いすると列車や横断幕を背に記念撮影をすることもできます。



ちなみに私が乗車したときは横断幕と長野県のマスコットキャラクター『アルクマ』のうちわを持ってのお出迎えでしたが、季節や時期によって違ったお出迎えがある様です。





 みどころ③ 野辺山駅散策


 JR線最高駅で記念撮影


途中停車駅の野辺山駅では約19分間の長時間停車を行います。


この駅はロープウェイやトロリーバスを除くと、日本で最も標高の高い場所にある鉄道路線の駅で、その標高は1,345.67m


駅構内に『JR線最高駅野辺山』碑があり、ここでもアテンダントの方にお願いすると記念撮影をする事ができます。



 改札口の天井にご注目!


改札口の天井には星空が描かれています。


実はここ。


フラッシュを使用して写真撮影を行うと、隠れた星座が浮かび上がる様になっています。



撮影をする場所によって浮かび上がる星座が変わるので、色々な角度から撮ってみると面白いです。



 牛さんのお出迎えもあります


駅舎のすぐ横には大きな牛のオブジェがあり、駅を訪れた人を出迎えてくれます。


牛さん「ゆっくりしていってナー」


なお駅前には『銀河公園』と呼ばれる場所があり、かつて小海線を走っていたSL(C56形96号機)が展示されています。


公園までは徒歩2分ほどですが、散策する場合は発車時刻に遅れない様に注意して下さい。





 見どころ④ 星空の駅名版



小海線の駅名版には面白い特徴があります。


それは全ての駅で星空がデザインされた駅名版を採用している事です。



小海線は日本で最も標高の高い地点を通る鉄道路線ゆえ、星空に最も近い鉄道路線。


星空の駅名版は、日本で1番空に近い小海線を象徴する駅名版なのです。





 見どころ⑤ 沿線風景


 最高速でぶっとばす佐久平


小諸を出発後しばらくは佐久平を走行します。


市街地と田園風景が織りなす中を最高速85km/hでぶっとんでいくので、ふつくしく流れる佐久平の車窓を堪能できます。



 小海線と並走する千曲川


佐久平を抜けると、千曲川と並走。


合計7回千曲川を横断するため車窓右側と左側で見える景色が異なり、目が離せません。



 レタス畑とパラボラアンテナ


野辺山駅の手前では進行方向両側に白いビニールがかけられたレタス畑の風景。



野辺山駅を出発してすぐ、進行方向左側に野辺山電波天文台のパラボラアンテナがあります。


特にパラボラアンテナと先述の『JR鉄道最高地点』の碑石はすぐの距離なので、写真撮影にまごついているとあっという間に通過してしまうので注意。



 旅の締めは甲斐駒ヶ岳


終点小淵沢が近づくと、左への大きなカーブに差し掛かります。


進行方向右側には甲斐駒ヶ岳



進行方向左側には段々畑になった水田が広がります。


水田を横目に雄大な甲斐駒ヶ岳を堪能しながら、日本で1番空に近い鉄道路線の旅を締めくくります。




 この列車を120%楽しむ



この列車の見どころについて5つ紹介しました。


さらに!


この列車を楽しむためのポイントを紹介します。



 オプショナルプランで快適度120%

この列車はJR東日本が運営する『えきねっと』の『びゅうパッケージツアー』から予約をすると、出発駅にてブランチやスイーツセットが提供されます。


この内容は後日改めて乗車して(12月19日予定)、追記したいと思うのでご期待下さい!



 乗車記念スタンプ


スタンプラリーが好きな方は乗車記念スタンプがおススメ。


2号車のお手洗いのすぐ横にスタンプ台があります。



旅の記念にピッタリです。



 Wi-Fiオリジナルコンテンツ


列車内ではHIGH RAIL 1375オリジナルコンテツが楽しめます。


内容はクイズや季節の星座、天体観測についてなど。


なおWi-Fiは無線LANではなく専用ネットワークになっているので、後で家に帰ってコンテンツを楽しむという事はできません。


車窓を楽しむか、専用Wi-Fiコンテンツを楽しむか悩ましいところです。



 おわりに


小海線を全線走破する、臨時快速HIGH RAIL2号小淵沢ゆきについて紹介させていただきました。


この列車は2017年7月1日に運行が開始された比較的新しい臨時列車で、土日に小諸〜小淵沢を1往復運行されるほか、夜間に小淵沢発小諸ゆきの『HIGH RAIL星空』号としても運行があります。


例外的に夏休みシーズンはほぼ毎日運行されますが逆に年末年始は一切運行がないので、利用する場合は運転日には注意が必要です。




私のブログを最後まで閲覧いただきありがとうございます。


感謝してます。




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