折り返しの矢島7時46分発の列車に乗り込んだのは私を含め4人。まぁ地方ローカル鉄道の週末の朝は、こんなものでしょう。ちなみに私以外はすべて年配の女性でした。

 

定刻になり矢島駅を発車。今日も早朝からの活動で時折寝落ちはしてしまったものの、のんびりとした車窓風景に心が癒されます。

 

途中前郷駅からさらに2名の年配女性が乗車。

 

 

 

ここで対向列車と行き違いましたが、その列車は私の乗った始発とは違い、かなり混雑しているようでした。往路はほぼ貸し切り状態だった私は、始発にして正解だったようです。

 

さらに2駅先の黒沢駅でも女性が1名乗車。

 

そしてこちらは子吉駅

 

 

風景といい駅舎といい、なかなか味のある雰囲気です。今回この由利高原鉄道を行程に組み込んで、本当に良かったと思います。

 

結局終点まで男性は1人として乗り込むことはなく、さながら車内は女性専用者のような様相を呈しつつ、羽後本荘駅には8時27分の到着です。

 

ホテルへ戻り軽く休憩し、チェックアウトを済ませ出発。

 

 

さて、これからどうしようか・・・

 

今の私は完全に自由の身で、いつ自宅へ帰っても、そして帰らなくてもまったく誰にも迷惑は掛かりません。『自由はあり過ぎると扱いに困る』とは、私の敬愛する紀行作家である故宮脇俊三先生の作品に出てくる一文ですが、今はまさにその状態です。考えようにも選択肢があり過ぎて思考停止してしまいます。

 

しばし悩みました。ただ、今現在いるのは静岡在住の私にはなかなか来ることができない東北日本海側に位置する秋田県。このまま帰るのはあまりにも惜しい場所にいます。そこでさらに北上し、とりあえず県都秋田市までは行ってみることに決めました。そこに着いたら、またどうするか考えることにします。

 

とその前に、ここ由利本荘市国道7号線沿いにある、道の駅にしめに寄り道。少し戻る形にはなりますが、大したロスにはならないでしょう。

 

そこそこ混雑する道を20分ほど走り、無事目指す道の駅にしめに到着。

 

 

 

 

駐車場も広く、土産物店や物産館などいろいろな施設がありますが、9時過ぎということでかなり閑散としていました。

 

ここでの滞在はわずか10分ほど。いつもの儀式とトイレを済ませるのみで出発します。

 

秋田市方面への国道を走っていると、ふとなまはげがの存在を思い出しました。なまはげといえば男鹿半島男鹿半島といえばJR男鹿線。そんなわけで、半ば無理やりなこじつけのような感じがありますが、未乗線区である男鹿線の完乗を目指すことにしました。幸いその終点男鹿駅のすぐ近くには、道の駅もあるようです。

 

そうと決まれば善は急げ。途中本荘ICから高速に乗り、一気に昭和男鹿半島ICへと向かいます。

 

そして走ることおよそ2時間、目的の道の駅おがに到着しました。

 

 

さすが土曜日、なかなかの混雑ぶりです。さて、これから男鹿線初乗車となるはず・・・ でしたが、ここでちょっとした問題が発生してしまいました。といってもそれほど大した問題ではないわけですが、それはまた次回、記したいと思います。