わたかわ 鉄道&旅行ブログ

乗り鉄&旅好きの20代男子が全国を巡る!

(36)四国スタート! まずは朝から牟岐線をシャトルラン【最長片道切符の旅2021】[阿波海南→徳島]

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みなさんこんにちは! わたかわです。

今回は最長片道切符の旅21日目の序盤の様子をお届けしていきます。

 

2021年8月26日(木)21日目①

まだ夜が明けきらぬ早朝の快活CLUB徳島大学前店を早々にチェックアウト。昨晩の到着も遅い時間だったため、滞在時間は7時間程度となりました。

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今日から3日間は、最長片道切符としては異例ともいえる「四国内の移動」が続きます。前回ご紹介した通り「阿波海南→佐古」で四国を一周ぐるっと6の字で回るわけですが、まずはその地点に向かうべく徳島から阿波海南まで牟岐線で移動していきます。ここは直接的な「四国最長片道切符内の移動」というわけでもないので、ざっくりとご紹介します。

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乗車するのは5:31発の牟岐線朝一番の始発列車です。あくまでも「四国最長片道切符のスタート地点に行くまでの移動」に過ぎないので、駅で阿波海南までの運賃1,660円の近距離乗車券を購入します。とにかく朝早すぎて睡眠不足だったので、道中ではなるべく仮眠を取ることに徹しました。

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約2時間半ほど乗車し、8:03に終点の阿波海南駅へと到着。とはいうものの、これからがいよいよ本番となります。

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それではいよいよ、この阿波海南駅から四国最長片道切符の旅をスタートしていきます。

この阿波海南駅、かつては牟岐線の途中駅にすぎませんでした。1面1線の棒線駅で、駅員さんもいません。以前は牟岐線はこの一つ先の海部駅が終点で、その先は甲浦駅まで阿佐海岸鉄道という第三セクター鉄道にて線路が続いていましたが、2020年11月にDMV化工事のため阿波海南~海部駅間がJRから阿佐海岸鉄道へ移管されました。

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DMV(デュアル・モード・ビーグル)とは道路と線路の両方を走れる車両のことです。阿波海南駅の南側には、何やらそれらしき設備がほぼ完成しているらしい様子も見て取れました。DMV開業準備に伴い阿佐海岸鉄道は昨年よりバス代行輸送が続けられているものの、2021年12月25日よりDMVの運行が始まります。

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四国最長片道切符1本目となる列車は、阿波海南8:17発の牟岐線 板野行です。この列車は先ほど徳島から阿波海南まで移動してきた列車の折り返しですので、阿波海南駅には14分ほどしか滞在することができませんでした。

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四国の車両には明るくないのですが、どうやらこれは1500形という車両のようです。徳島より先は高徳線に直通して板野へと至る列車となります。

8:17に列車は定刻通り阿波海南駅を発車。これを逃すと次の牟岐線の列車は4時間後までありません。

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列車は1両での運行で、車内には転換クロスシートが並びます。まだ阿波海南駅を発車した時点ではお客さんもちらほらといった様子です。

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8:29に牟岐駅へと到着。まだ阿波海南駅を出て数駅ですが、ここで早速列車交換のため15分ほど停車します。徳島~牟岐駅間では1日1往復限定で特急むろと号の運行もあり、時間が合えばそちらにも乗ってみたかったのですが今回は叶いませんでした。

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列車は海沿いにゆっくりと北上していきます。とはいっても険しい地形を走るためトンネルも多く、実際に海が見える区間は少ししかなかったような印象があります。

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牟岐線の中でも特に主要な途中駅の一つである阿南駅には9:41の到着。ここでも何と15分間の停車があります。阿波海南駅からここまで列車はワンマン運転でしたが、ここからは乗客の増える区間へと入り車掌さんが乗務されます。

阿南駅停車中に検札が回ってきたので、四国最長片道切符を呈示。ここでようやく入鋏印が押されました。経路の複雑さもさることながら、車掌さんは「新宿駅発行」の乗車券を初めてご覧になったようで驚かれていました。まさかこれが後に驚くべき展開を生むとは知る由もなく…。

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そして10:41に徳島駅へと到着。スタート地点までの移動も含めると約5時間かけてただただ牟岐線普通列車で往復してきただけみたいになっていますが、ともかくもこれでまずは四国最長片道切符の幸先良いスタートを切ることができました。

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徳島駅はホームの規模感の小ささとは裏腹に駅舎・駅ビルがとても立派なことで知られています。地方都市らしく短編成の列車ばかりで本数も東京と比べれば断然少ないですが、駅ビルの立派さだけは東京に引けを取らないような気がしてきます。

また、徳島県には”電車”が1本も運行されておらず、跨線橋の上から眺めても架線が景観を遮ることはありません。

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昼食には少し早い時間ですが、朝食もまともに食べられていないのでここで徳島ラーメンをいただきます(「日本の食」80品目)。

徳島駅の目の前に位置する「麺王」さんでいただく徳島ラーメンは、こってりとしたスープに細い麺がよく絡みとっても美味しいです! さらに卓上のもやしはのせ放題で、これでたったの550円は安すぎます。立地柄観光客の方もとても多いようでした。

 

この後は徳島線方面へと進みますが、その様子はまた次回ご紹介します。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。