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今日はNゲージ鉄道模型、再び夢空間を連結した24系寝台車の話です。前回1両をKATO化しましたが、なお残る6両はTOMIXでまだまだ頑張ってもらわなければならないので、調整が必要でした。

 

集電調整したのは手前のオシ25 901と奥のオハネ25 3両です。

 

先日ランプシェードを工夫した編成端のオシ25 901ですが、どうも調子がおかしい、走行中に消灯しちゃうことがありました。室内灯は点いたままで、尾灯、愛称表示、ランプシェードが消えるので、ユニットの集電の問題と思われました。

 

 

そこでバラシてみました。DCC運転において台車周りが熱を持って溶けるリスクを避けるため、台車と集電方式をKATOタイプに改造しているのは以前から書いている通りです。が、床下の集電銅板が4か所に分かれ、短くした金属ウェイトに接触することで左右の導通を保つ構造にしていました。最近の施工方式とだいぶ異なります。恐らく矢印部4か所にウェイトの穴がハマる突起がるため、銅板を分割せねばならなかったのでしょう。突起は通常座席パーツの裏にありますが、この車両はランプシェードのライトユニットがあるのでイレギュラーで下に付いたと思われます。集電銅板もKATO車両に入っていたと思われる細いもの、多分燐青銅版を買っておらず、古い車両からの発生品でまかなっていた頃の施工と思います。

 

そこで”今風”の施工方法に改造してみます。0.1mmの燐青銅版を切り出します。突起を避ける切込みを入れた左右一体形、幅3.5mmと太くしています。台車位置の内側を両面テープで貼り付けています。上にウェイトが載るのは一緒ですが、左右台車間の導通が保証されるので集電安定化が期待できます。

 

ウェイトは右側をさらに短くして、ライトユニットの集電端子が直接銅板に触れるようにし、切った部分は右端へ、左側は透明プラ板で銅板の押さえを作りました。どちらも中央部のみ両面テープ貼付けで、銅板は接着していません。”簡易サスペンション機構”を作った形です。

 

しかし、これだけではよくならなかったんです。ライトユニットから右に伸びる集電端子の角度を付ければ行けるだろう と思っていましたが、車体を組んで上から押すと点灯しますが離すと消えちゃう状態でした。微妙なのね。そこで写真のようにアーノルドカプラー用のバネを挟んで直接集電銅板に接触させるようにし、ライトユニットとの導通を強化しました。

 

これで消灯することなく安定しました。やれやれです。

 

TOMIXのオハネ25も同様の改造をしていますが、集電が安定せず、写真のカーブ箇所通過時は必ず室内が消灯しちゃう、と問題がありました。

 

これもバラシてみます。やはり4か所に銅板が分かれてる..そして台車位置の外側至近の床板に段差があり、左側は室内灯の集電銅板を下に折って銅板の浮きを抑えていましたが、右は片持ち式、簡易サスペンション機構になっていませんでした。

 

そこで、オシ25と同じく3.5mmのストレート銅板とし、矢印の部分、銅板の端を上に折り曲げることで簡易サスペンション機構としました。車体中央部は座席(寝台)パーツの下に付くウェイトが入って銅板の浮きを抑制します。組む時に落ちたりして面倒なのでウェイトはゴム系接着剤でパーツ下にくっ付けちゃっています(笑)。3両共ほぼ同じ仕様にしました。銅板の曲げ角度でバネの硬さを調整できます。上記オシ25 901は曲げ作戦を考えつく前の施工、こっちの方が良かったかな😅。

 

これで随分良くなった..問題の位置でも消灯することなく通過するようになりました。

なお消灯の写真を撮影した時はオハネ25 240でしたがオハネ25 229へ改番しています。何でまた?は次回以降の話に関わります😁。

 

なお、KATOの10-805、806北斗星登場時編成からの車両は床下をスナップオン台車タイプの最新仕様へ交換済み、サスペンション機構付きなので弄る必要はありませんでした。

 

前回オハネフ25を1両KATOへ交代しました↓が、まだまだTOMIX車にも走ってもらわねばならないようです。特に1編成しか無かった夢空間車3両を今からKATOが発売..は期待薄と思いますので、Detail Upや安定走行の工夫など、出来るだけのことはして使って行きたいと思います。

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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