皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。
先月発売になったTomix製キハ56・27の話題も巷ではかなり落ち着いてきて、一時のブームは収まったのかなという感があります。鉄道模型界では次から次へと新製品が登場しますからね。
キハ58系のバリエーションの多さは当ブログではずっとお伝えして来ましたが、キハ27と言うと…ちょっと地味ですよね。1エンジン車という事で晩年のJR北海道ではキハ56に比べて早く淘汰された感があります。そんなキハ27ですがこの車もキハ58系の一族という事でそのバリエーションはなかなか豊富です。
Tomixさんからは従来発売されていた100番代に加え、今回200番代が発売となっています。しかしこの2種を小加工するだけで6種に分けることが出来ます。
↑キハ27 100番代と200番代ですが、ちょっと加工すると色々バリエーションを増やすことが出来ます。
↑模型のキハ27 100は中央です。この形態は113~118に該当します。左の車は通風器を6個に加工したもので、108~112に該当します。右の車は尾灯が外ばめになり、更に通風器の配列を左右逆にしています。このタイプは119~124に該当します。
↑加工の様子は過去のこの記事でご紹介しております。
なお、キハ27 119~124が何故通風器の左右が逆なのかは不明です。ちなみにこのグループは帝国車輛製で、同時期に製造された帝車製のキハ22も逆になっています。
次にキハ27 200です。
↑キハ27 200の製品は真ん中の204~214が該当します。これを小加工して201~203(左)と、215~217(右)にも加工できます。
キハ27 201~203は初期のグループで、スカート形状が開口の小さいキハ45系に準じたものになっています。細かな事を言うと妻面の冷房用ジャンパ栓納め用の窪み位置も違います。
キハ27 215~217は、前ロット車と比べ冷房発電セットの4VKとDM83の向きが逆に設計変更されており、側面のDM83用吸気口準備蓋の位置が逆になり、これに釣られて車側灯の位置も違うグループです。
↑キハ27 204~214(奥)と、キハ27 215~217(手前)では窓間にあるDM83用吸気口準備のための蓋の位置が異なり、これにより車側灯の位置も違います。これは小加工で再現できますね。
↑こちらの記事でキハ27 200番代のバリエーション紹介と加工の様子をお伝えしておりました。
実車ではキハ27は100番代が29両、200番代が17両という少数派です。しかし、この模型の小加工で6種類にまでバリエーションを増やすことが出来ます。本州用と比べると地味なキハ27ですが、加工することで色々と楽しめそうですね。
今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!!