皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

最近は日も短くなりめっきり寒くなってきましたね。ただ天候も安定しているしコロナも収まってきているのでそろそろ「いすみ鉄道」にでも行って久しぶりにキハ28に会いに行こうと思っていたところ、先日故障してしまい現在はキハ52単行での運行のようですね…。同形車も殆ど残っていない現在、修理するのも大変だとは思いますがまた復帰して元気な姿を見せてくれることを祈っております。

 

さて、先日はTomix製キハ35系発売に先立ち、ウチにいるKATO製キハ35系(一般色車)を出してみました。

 

 

 

 

↑まだTN化は行っていなかったようです。

 

KATOさんのキハ35系はボディマウントナックルカプラー仕様ですが、後に発売されたキハ58系は伸縮密自連となっており、そのままでは連結できません。更に、Nゲージ界での一般形・急行型気動車はTomixさんが優勢な状況で、これらとも混結出来なくなっています。

 

そこで、ウチでは特急型を除く気動車は原則TNへ統一することにしていました。キハ35系についてもTN化したいと思います。

 

実はKATO製キハ35系のTN化は、約1年前に一度ご紹介しております。

 

 

 

この時は首都圏色のキハ35系をTN化していました。そして前頭部のTNはキハ40系用のJC6352を使用していました。しかし、現在はこのJC6352は市場品薄で入手が困難です。

 

↑Tomixさんからはほぼ毎月交換パーツリストが更新されておりますが、キハ58系やキハ40系のTNは現在在庫なしです。市中在庫も品薄ですね。中古やオクで入手しようとしてもプレミア価格状態になっています。

 

そこで、今回は入手性の良い汎用の0374を使用することにします。

 

その前に付属パーツが付いていなかったキハ36をちょっと整備します。

 

↑手前のキハ36は付属パーツ取付が済んでいませんでした。

 

↑キハ35系の付属パーツです。随分と少ないです。

 

↑交換用のアーノルドカプラーとジャンパ栓のみです。アーノルドカプラーはもちろん使いません。

 

↑キハ35系のジャンパパーツは初めからケーブルが黒く塗ってあります。これ他形式にも採用して欲しいのに…。

 

↑これをボディに挿して取り付ければ完成です。付属パーツも少なく非常に簡単です。

 

さて、では本題のTN化に移りましょう。

 

↑KATOのキハ35系はボディーマウントナックルカプラーが付いています。

 

↑通常のBMナックルカプラーと同構造のようです。

 

↑今回使用するのは汎用の0374です。本当はジャンパ栓やエアホース表現の付いているキハ40系用のJC6352を使いたいのですが…ウチの在庫も払底しています。

 

↑こちらはキハ35系から外したBMナックルカプラーです。カプラー台座にジャンパ栓とステップの表現があるようです。TNの方にはKE53ジャンパ栓やステップは付いていないので、これから切り出して使うしかないかな。

 

↑いつも通りTNの不要部分をカットして、床板にビス止めするのがよいのでしょうね。

 

↑TNは、幅を切り詰めて、更にパーツに付いている多芯ジャンパ栓表現(○部)を切除します。

 

↑ゴム系接着剤を使い、位置決めした後に接着します。そして保険の意味もありビス止めも行います。ちなみにビス止めの際に位置がずれやすいので、ゴム系接着剤で先に付けておくことは有効です。

 

なお、TN後部のスプリング支持部が台車に干渉します。そのため台車の一部をカットします。

 

↑台車の前位側には腕が伸びています。しかしこれは使用しないのでカットします。

 

このようにカットします。あまり根元近くからカットするとスナップオン台車の取付穴部分まで欠損してしまうので、注意しながら作業します。

 

↑これで干渉しなくなりました。

 

↑こちらは外したKATO製BMナックルカプラーの台座です。これからジャンパ栓とドアステップを切り出します。

 

↑このように切り出します。

 

↑切り出したステップとジャンパ栓は、ゴム系や瞬接を使って床板に接着して完成です。

 

↑これでTN化が完了です。

 

続いて後位側です。基本的に前位側と同じですが、

 

↑後位側はどうせ見えないのでジャンパ栓の加工は実施しませんでした。

 

↑そのためKE53×2ではなく多芯ジャンパ1つになっていますが、どうせ見えないので良しとしています。気になる方はこちら側も加工されると良いでしょう。

 

続いて動力車の加工をします。

 

↑動力車の床板です。基本的にトレーラー車と同じ要領で施工できそうです。

 

↑トレーラー車と同じ要領でTN化しました。しかし、台車を付けようとするとTNとかなりガッツリ干渉します。

 

↑台車です。前位側はボックス状になっています。

 

↑KATOのキハ58をTN化した時のように、この部分を斜めにカットしました。しかし、キハ58系よりも台車と車端部の距離が短いからか、このようにカットしてもなお干渉します。

 

↑そのため、台車前部のボックス部を潔くカットしました。大丈夫かしら…。

 

↑これで干渉しなくなりました。台車の構造上もこの部分をカットしても性能に影響はなさそうです。

 

↑これで全車TN化完了しました。TNを使って編成が組成出来ています。

 

↑エアホースが無いのがちょっと寂しいですが、元々BNナックルでしたのでまぁこの程度でも良いでしょう。JC6352が入手できれば良いのですが…。

 

さて、折角TN化したのですからTomix製の気動車と並べてみましょう。

 

↑キハ10系・20系・45系との並びも楽しいです。

 

↑カプラー統一できたので混成もこのとおり自由自在です。

 

キハ35系は同一系列の揃った編成美から、このようなごちゃ混ぜ編成まで色々楽しめそうですね。

 

さて、KATO製のキハ35系がこれだけ充実しているので今更Tomix製が入線しても…という気もしなくもありませんが。またKATO製は全車幌付きになってしまっているので幌無しの顔を楽しむのはTomix製のみになりますね。ということはTomix製とKATO製で2両1ユニットを組ませましょうか。。。さて、Tomix製とKATO製はどの程度雰囲気が違っているのか気になりますね。

 

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!!