山陰の旅 益田から柿本人麻呂生誕地の戸田小浜へ | 今日も まっ晴れ! 鉄道回顧録

今日も まっ晴れ! 鉄道回顧録

主に古い鉄道写真をアップしています。ブログ内の画像はコピー・転載は一切禁止でお願いします。

 

 山口線との連絡駅 益田を出た山陰本線の下り列車は、日本一の清流と言われる高津川を渡り三里が浜や持石海岸沿いを通り やがて柿本人麻呂の生誕地 戸田小浜に到着します。こうして書くと山陰の風光明媚な風景の中を走っているように思えますが、高津川の東岸にはダイワボウの煙突が建ち並び、海岸線は線路と海岸の間に整備された国道191号線が走っているので趣味的には何の物語もなく戸田小浜に到達する感があります。

 

故に同区間は下のように何の面白みもない線路際の写真になってしまいがちです。

山陰本線 戸田小浜-益田 1974年11月

 

 

日本一の清流 高津川を渡る上り貨物列車

山陰本線 戸田小浜-益田 1974年4月

 

 

表題とは逆に写真は

戸田小浜から益田に向かう上り列車の車窓風景を辿ります。

 

柿本人麻呂生誕地の碑が建つ戸田小浜駅に停車する長門区のD51

山陰本線 戸田小浜駅 1974年8月

 

 

 戸田小浜を出た上り列車は暫く田園地帯を走りますが、背景に何も写っていないところに此処が海に近いことを知らせてくれます。

山陰本線 戸田小浜-益田 1973年8月

 

 

田園地帯から海岸線に出る前に広い松林を通り抜けます。

山陰本線 戸田小浜-益田 1973年8月

 

 

持石海岸を走る列車からは

窓いっぱいに日本海が広がっている事でしょう。

山陰本線 戸田小浜-益田 1974年9月

 

 

日本で唯一 本流にダムのない高津川を渡る上り列車

山陰本線 戸田小浜-益田 1974年4月

 

 

 東岸にはダイワボウの煙突が建ち並ぶ高津川は“鮎”釣りでも有名な場所です。鉄道橋の下では小舟に乗った漁師の夫婦が川に網を張り、左の漁夫が持っている長い竹の棒で川面を叩いて仕掛けておいた網の中に魚を追い込む追い込み漁をしている姿がありました。

山陰本線 戸田小浜-益田 1974年8月

 

 ダイワボウには益田駅から引き込み線があり、C56が引き込み線にまで入って貨車の受け渡しを行っていたようで、一度でいいからそんな光景も撮ってみたかったですね。 

 

 

最後まで御覧戴いて ありがとうございました。