磐梯急行電鉄「DC12 1」「ボサハ12」「ボサハ13」静態展示「猪苗代」

磐梯急行電鉄「DC12 1」「ボサハ12」「ボサハ13」

磐梯急行電鉄

磐梯急行電鉄のDC12 1、ボサハ12、ボサハ13の3両が、猪苗代緑の村にて、静態保存されていると言う事で、訪問して参りました。

磐梯急行電鉄(ばんだいきゅうこうでんてつ)は、かつて福島県耶麻郡猪苗代町の川桁駅と沼尻駅(15.6km)を走っていた、非電化単線、沼尻鉄道と呼ばれていました。
岡本敦郎さんが歌った「高原列車は行く」の舞台にもなった鉄道です。


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沼尻鉱山で採れる硫黄鉱石の貨物輸送が主な目的でした。
ただ、鉄道会社の名称に「電鉄」とあるのですが、その磐梯急行電鉄の会社名になったのは、1967年(昭和42年)の事でして、それまでは、日本硫黄観光、日本硫黄沼尻鉄道部、日本硫黄耶麻軌道部と、硫黄の鉱山会社が運営していた鉄道でした。
そのため、非電化だったのですが、国鉄の磐越西線が電化されたので、電化を目指したものと考えられます。
しかし、翌年の1968年(昭和43年)に沼尻鉱山は閉山となり、観光鉄道を目指しましたが、磐梯急行電鉄も、倒産して、全線で運転が行われなくなりました。

DC12 1

福島の協三工業が1953年に製造した、12t級C型ディーゼル機関車(DC 12)です。
蒸気機関車と同じく、サイドロッドによって、動力が伝達されています。
最大出力は140馬力で、磐梯急行電鉄では、主力の機関車でした。

磐梯急行電鉄「DC12 1」

ボサハ12・ボサハ13

ボサハ12は、1928年、丸山車輌で製造された木造ボギー客車。
ボギーと言うのは、車体に対して水平方向に回転可能な装置になるボギー台車が採用されている車両と言う意味になります。
もともと、宮城の栗原鉄道の客車でしたが、1956年に譲渡を受けたものです。
定員50名、座席定員30名。

磐梯急行電鉄「ボサハ12」「ボサハ13」

「ボ」はボギー車。
「サ」の意味は中間付随車。
「ハ」は普通車。

下記のように、まさに、ノスタルジック鉄道コレクション の世界感なんですよね。
ボギー車と、2軸車の違いはありますが・・。

磐梯急行電鉄

※上記写真は、日本硫黄沼尻鉄道部(下記)より

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翁島駅の旧駅舎も、移築されており、現在、レストランとして活用されています。
翁島駅(おきなしまえき)は、磐越西線の駅でしたが、猪苗代湖畔にある、有栖川宮・高松宮の翁島別邸(天鏡閣)の、最寄り駅だったことから「貴賓室」が設けられており、昭和59年(1984年)には、お召し列車が運転され、昭和天皇の夫妻も乗降した駅舎でした。
日本硫黄沼尻鉄道(磐梯急行電鉄)とは関係ありません。

交通アクセス

猪苗代緑の村への交通アクセス・行き方ですが、大きな駐車場かあります。
JR磐越西線の猪苗代駅からの場合、タクシーで約15分となります。


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駐車場の場所などは、当方のオリジナル東北地図にて、ポイントしております。
スマホで表示して、目的地としてタップし「ナビ開始」にすれば、カーナビ代わりにもなります。
自動車用、歩行用でも、ナビとしてお使い頂けます。

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