天空の列車 | tundraの世界

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旧余部橋梁の線路は突然寸断されていた。
 



今は鉄製の橋梁からコンクリート製の新しい線路に変わっていて、

旧線路は遊歩道に姿を変えている。

空の駅と呼ばれ、車で訪れる多くの観光客を楽しませんている。

旧鉄橋の梁を切り出して、ホームに置くことでベンチにしていた。
そのベンチに小さな蛙がいたのでパチリカメラ



ホームからは美しい日本海の景色を眺める事ができる


今日は非常に穏やかな日だが、冬になると強い季節風が吹く。


どの家も切妻の妻壁を海の方に向けている。

これは風に負けない様に建てられているためだと駅の説明に書いてあった。

ホームからの景色を楽しんだ後、エレベータを使って地上に降りる。

見上げると40mの餘部橋梁が迫ってくるようだ。


餘部橋梁はモニュメントとして旧鉄橋の11本あった橋脚の内、

4本が一部、3本がそのまま残されている。



鉄橋があった時の風景は写真でしか見たことが無いが、とても素晴らしい景色だったのだろう。
ただ住民は橋脚のリベットや鉄道部品などの様々な落下物に悩まされていたらしいが。。

餘部橋梁の下にあった旧缶詰工場跡地には、35年前に起こった列車転落事故の犠牲者の慰霊碑が建てられていた。


今夜は餘部橋梁の真下にある旅館に泊まる事にする。
橋梁を通過する列車が見える部屋に案内された。

鉄橋の時代に来ていればもっと感激しただろう。。


夕食の後は1時間1本程度通過する列車を部屋から狙うことにする。
通過する列車本数が少ないのに、何度も失敗して撮れたのがこれ。

15 秒。 f/3.5 10 mm ISO160
風よけがしっかりしたコンクリート製の現在の橋梁では下から車体全体を望むことはできない。
でも夜だったら光がしっかり見えて、そのハンディを克服してくれたように思う


翌朝は快晴。
下り浜坂行が通過した

1/1250 秒。 f/7.1 16 mm ISO100
鉄橋の時代は列車の車体が全部撮れただろうけど今はこれが限度

朝食は7時に用意してくれた。
朝食を食べ身支度をして宿をでる。

 

朝の余部には観光客がおらずとっても静かだった。
しばらく朝の余部を楽しんだ後にホームに登るエレベーターに乗った。


8時17分発上り豊岡行に乗り込み次の目的地まで向かう。