※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤っている部分もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。
長野県では10月1日から「信州デスティネーションキャンペーン」が開催されており、そのイベントの一環として週末には旧型客車を使用した列車が走っています。
先週の小海線(快速[レトロ小海線])に引き続き、今週は飯山線を快速[レトロ飯山線]として走ります。発売直後は入手が困難だった指定席券も運転日が近づくに連れて、ぽつぽつと売り戻しが出てきましたので、今回もそのチケットを購入して乗車することにしました。
また、この日は信越線で快速[SL越後謙信SAKE祭]が走ります。ほくほく線経由で直江津に出ると短区間ですがこちらにも乗車できることがわかりましたので、今日はダブルヘッダーの乗車となります。
(←十日町③ DD16-11 オハニ36-11+オハ47-2266+スハフ42-2234 ①長野→)
快速[レトロ飯山線]の長野駅発車は9時ですが機関車の機回しが必要なことから、列車は8時20分過ぎには長総から長野駅の7番線に入ってきます。ホームに客車を据え付けたところででDD16だけが一度切り離され、そのDD16は一旦松本方面に引き上げたのち、7番線ホームの南側線路を使って飯山方に移動します。その後、DD16は客車に再度連結され出発の準備が整ったところで客扱いが開始されます。
先週の[レトロ小海線]も結構空いていましたが、今日の列車はそれ以上に空席が目立ちます。『これから途中駅から乗車する人が多いのかな?』と思っていたところ、[レトロ飯山線]は長めの警笛を発してゆっくりと長野駅を発車します。見慣れた長総の風景を見ながら列車は速度を上げて北を目指します。
ジョイフルトレインには見向きもしない人でも「旧客」はやはり気になるようで。駅で停車すると反対側のホームで待っている人たちが急いで携帯を取り出して写真に収める姿が目につきます。三才駅では列車交換のため若干の運転停車をした後、豊野駅で最初の停車となります。この駅では9分間の停車時間がありましたのでトイレタイムと撮影会とお決まりのパターンとなります(トイレは行けるときに行っておかないと、先週のようなことになりますので…。)。
豊野駅を出発すると信越線と分かれてりんご畑の中を進み、その後千曲川の流れな沿いながら十日町を目指します。先週はブレーキに不具合があったDD16の快調なようで豊野-飯山間はノンストップで走りきります。途中の撮影スポットにはDD16+旧客という組み合わせが珍しいでしょうか、先週の小海線以上の人達が撮影に出ているようです。
飯山駅、戸狩野沢温泉駅で停車をした後、いよいよ列車は勾配とカーブが厳しい区間の走行となります。カーブを曲がるときにはレールと車輪がこすれあいキーキーという音がけたたましいくらい鳴り響きます。
最後の停車駅となる森宮野原駅では1分の停車ですが、なぜか臨時のトイレ休憩をするとの案内がありました。どうして?と思っているとDD16のエンジンルームなどを空けて点検をしていたようなので、やはり牽引機が不調なようです。おかげで私たちには良い撮影タイムとなったわけですが、10分経過しても20分経過しても出発しません。結局[レトロ飯山線]は森宮野原駅を25分ほど遅れての出発となりました。
森宮野原駅を出発し、上り勾配にかかってもエンジンの回転が上がらないようで速度がどんどん落ちるのが乗客にも分かります。幸い、小海線ほど勾配がきつくないためでしょうか、遅れは大きくならず終点の十日町駅には30分遅れの11時55分に到着しました。
本来なら十日町駅で30分ほどの余裕があるので『列車の機回しを見てから乗り継ぎを…』と思っていたのですが、乗換え時間が5分しかありませんので、ダッシュでほくほく線のホームを目指します(指定券を取っておいてよかった!)。
新型の683系に…と思っていたところホームに入ってきたのは681系、しかも『JR西日本のホワイト・ウイングか…』と思ったところ、私が乗車する付属編成は同じ681系でしたが北越急行車のスノーラビッツでした(なんとなくラッキー!)。
久しぶりに681系に乗車しましたが、結構くたびれていますねぇ~。しかも過酷な運転状況が続いているためでしょうか、シートもガタガタしていますし、線路基盤も良くないのでしょうか高速運転となると車体が結構揺れて、テーブルの上に広げたノートに字が書けないですね。683系ならばこんなことはないのかなぁ~と思っているうちに、多くの人がホームで待受ける直江津駅に到着しました。
(←高田① C57-157 スハフ12-101+オハ12-313+オハ12-314+オハ12-1701+オハ12-316+オハ12-315+スハフ12-102 ⑦直江津→)
直江津駅はSL列車の運転にあわせて駅前等でイベントを行ってこともあり、駅のホームはもとより駅の回りもSLを待つ乗客で大混雑です。
快速[SL越後謙信SAKE祭]はそんな「人目だけでもSLを見たい!」という人が集まる直江津駅に到着します。車内はだいぶ混雑しているようなので「これはホームでの撮影は難しいかな?」と思っていたのですが、どうやら直江津から編成後部に連結する電機機関車の連結が終了するまで降車をさせなかったようで、そのシーンの撮影はできました…が、さすがに先頭部の撮影には苦労をしました。
さて、直江津からは快速[SL越後謙信SAKE祭]に乗車するわけですが、ダイヤだけを見るとわずか15分ほどの乗車ですが、この列車は直江津駅に12時40分に到着しますので、実質的には1時間ほど列車に乗車等していることができます。
この停車時間をしっかりと使って、車内・外の撮影やサボ等の購入を済ませて発車の時を待ちます。
余談ですが、この列車、なぜか毎年列車名が変わっており、昨年は[SL信越線秋の収穫祭号]という名称で運転されていましたし、2007年は[SLえちご日本海号]という名称で運転されました。列車名をころころと変える理由が分かりませんが、個人的には同じ名称を使って(この時期にSLが走ることを)定着させることも大切ではないかと思うのですが…。
快速[SL越後謙信SAKE祭]は長い汽笛を発した後、直江津駅のホームを発車します。警笛の音が怖くて泣き出す子供たちの姿がホームのいたるところで見ることができます。
沿線には本当に多くの人が出ています。皆、一生懸命SLに向かって手を振ってくれます。車内では直江津から乗車した乗客にもちゃんと「記念乗車証」が配布されます(これが欲しくて乗ったわけですが…。)。
正直『もう少し乗っていたいなぁ~。』と思うのですが、残念ながら直江津を発車した快速[SL越後謙信SAKE祭]はわずか15分で、こちらも大勢の親子連れが待つ高田駅に到着しました。
(←長野 クモハ115-1006+モハ114-1011+クハ115-1006 高田→)
高田駅からは「いつもの信州色の115系」で長野に戻ります。特に乗り心地が良い訳でも静かなわけでもありませんが、この列車に乗ると安心からでしょうか、それとも疲れからでしょうかぐっすりと休むことができますね。
先月から今月にかけては(まだ終わっていませんが…)精力的に「乗り鉄」をしました。湘南色の電車は2編成(169系&185系)とも乗車しましたし、SLは余り好きではないと言いながらもD51&C57に乗りましたし、旧客も2本続けて乗ることができました。
今月の予定はここまでなのであとのお楽しみは来月ですね。
※本日、ご一緒させていただいた方、お話をさせていただいた皆さまお疲れ様でした。
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