2021.9.26 E4系Max、最初で最後の新潟旅【10】 | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

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『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

ちょっと(だいぶ)肝を冷やしたことはあったが。

E4系が発車すると、新潟駅ホームは一時的に落ち着きを取り戻す。


▶︎▶︎▶︎▶︎▶︎▶︎▶︎▶︎▶︎あとは東京に、帰るだけ。

しばらくはひたすらにクールダウン…

これまでの反動もあるか、ゆっくり列車を待つ。


そして、16:05。


新潟新幹線車両センターから11番線に、いよいよその列車はやってきた。

Maxとき372号、東京行き!


9月19・20・25・26日のみ走った臨時列車で、東京駅を目指すことにする。

そして、自分にとってもこれが最終乗車になる。


先頭周りはまた、ヒートアップし始める。

その雰囲気を横目に見つつ、まずはドアが開くと同時に8月29日の時と同じ二人掛けの席を確保。


荷物を置いて、落ち着く間もなく改めて撮影に出る。

但し、最初に出たのは在来線との乗り換えホーム側。

この列車の乗客じゃないと通り抜けられないのでは、という遠慮があったのか、撮影者は少なく。

少しの間、さまざまなアングルを試してみた。


在来線5番ホームには、E653系をリニューアルした特急「しらゆき」の姿が。

東日本大震災で運命を狂わされ、紆余曲折を経て新潟に活路を見出してからまもなく10年。

かつて「フレッシュひたち」で走っていた面影は微塵もないが、元気な姿で走る姿は希望。


E4系とE653系が並んだ姿は撮れなかったが、連絡改札を…


なんていろいろやっていると、早くも発車時間が近づく。

17年ぶりの新潟とも、いよいよ別れの時間に。


16:16。

Maxとき372号は、新潟駅を静かに離れた。


新潟県内は各駅停車。

燕三条16:28、長岡16:39、浦佐16:53と停車し、こまめに利用客を拾っていく。


停車時間はそれぞれ1分と短いが、新潟駅の喧騒から離れるとだいぶ落ち着く。

それは、臨時列車ということもあったからだろうか。


今回のE4系の離脱で、上越・北陸新幹線では8両編成の列車が消滅した。

E4系と共にこの標示も見納めということに。


長岡車両センターを見下ろしながら、南へ走る。

夕方になって日差しも覗き始めたのはちょっと悔しかったなw


下りは通過していた浦佐にも停車し、初めてホームに降りてみる。


このあたりになると、新幹線駅とは思えないのんびりとした空気だ。

それもそのはず、利用客は上越新幹線で一番少ない駅だとの由。

在来線は上越線こそ接続してはいるが、なかなかに不思議な存在感で政治駅とも揶揄する声が。


まだまだ南を目指すが、夕方ということもあり車内は実に落ち着いたいい雰囲気。

自分もこれまでの活発な動きを鎮め、のんびりゆったり過ごす。


そして17:05、約6時間ぶりに越後湯沢へ。

またまたひんやりした空気感が肌を刺す。

そして、ここで一気に乗客が増える。

北陸新幹線開通からだいぶ経つが、まだまだ南新潟の交通の要衝であることに変わりはない。


また必ず再訪を!


次は、必ず爆弾おにぎりを食べると誓ってw

これをもって新潟県としばらくの別れ。

満足感とセンチメンタルな思いを持ちながら、再び大清水トンネルに飛び込んでいった。