線路の向こう側

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新京成電鉄車両撮影会(実質:8000形お別れ撮影会)に参加して

新京成電鉄くぬぎ車両基地で有料撮影会が開催されると聞いて驚きとともに、今回は行こうと考えました。

www.shinkeisei.co.jpところが、申し込みの時点でシステムエラーがあったり不安を覚える感じでした。それでもなんとか私は10:30集合の第2回目の枠に入ることができましたが、不慣れな対応があったのは否定できません。

さて、この撮影会の2日前、衝撃のツイートが新京成公式から流れます。

いつか来るであろう、8000形の引退、それが唐突にアナウンスされたのです。そろそろだろうとは思っていました。もう一度走ったら、次は撮影に行こうと思っていたところでした。最後の2日は朝ラッシュ時の運用となり、残念ながら私にそのチャンスは巡ってこなかったのですが、それでも撮影会という晴れ舞台で8000形に再び会えるのは嬉しかったです。

それでは当日の様子をご紹介します。

f:id:shirakinozomi:20211103101532j:plainくぬぎ山駅を降りて、歩いていくと・・・ここかな?と思ったのですが。

f:id:shirakinozomi:20211103101546j:plainここではないようです。

f:id:shirakinozomi:20211103102343j:plainさらにその先に行くと・・・

f:id:shirakinozomi:20211103102633j:plainありました、そして、第1回目の組が終わったところのようです。

f:id:shirakinozomi:20211103104123j:plain沿線からは撮影できないように目隠し用の車両が左右に配置された万全の体制です。

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第2回の組の撮影に関しては、ちょうど逆光になる時間帯ということで、撮影にはあまり良い条件ではありません。同じカットの写真を並べてみましたが、上はミラーレス機(X-A5)、下は一眼レフ機(D5100)で撮影したものです。いわゆる「撮って出し」の環境だとやはりミラーレスは逆光に弱いなぁという印象を受けます。

f:id:shirakinozomi:20211103113547j:plain続いてヘッドマークが掲出されました。これをつけて走行する日があれば・・・そう思わせる素晴らしいヘッドマークです。

f:id:shirakinozomi:20211103112046j:plain方向幕は時間によって様々なタイプが表示されていました。各回の参加者による投票も実施されました。

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最後、最も光線が良かった時間帯ですが。「くぬぎ山の狸の最後の姿です!」の声がかかりました。好天だった故に顔に影がかかる撮影会でしたが、まあこんな撮影会もまた一つの思い出でしょう。大雨に比べれば、雲一つない快晴に文句をつけるのは筋違いというものです。

8000形は通学でも毎日利用した思い出の列車でした。自分が通学に使用した列車が引退していくのは特に寂しい思いがします。準大手私鉄とはいえ、自社設計の車両もこれからまた減っていくのもまた寂しさを覚えます。そんな思いを胸に、お別れをしてきました。

さて、これまで新京成電鉄車両基地のイベントは、毎年文化の日の前後に、無料の車両基地公開として地域住民との交流を兼ねていました。昨今の有料撮影会の流れの中で、有料化に踏み切ったのは理解はできますが、コロナ禍が落ち着いたら、元の形に戻るといいなと思っています。

その時には8800形や8900形が昔の姿になっていると喜ばしいのですが・・・。