皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

先月発売となったTomix製キハ56系200番代はかなり楽しませてもらいました。ただ国鉄仕様とする予定の車へのタブレットキャッチャー取り付けは先日1両を試作したのみです…。今後量産させなければならないですね。気が重いです。

 

さて、今回パノラミックウィンドウの200番代が発売されましたので、ここはやはり国鉄末期では長大編成で有名だった急行「大雪・紋別・はぼろ」を再現してみたいものですよね。キハ56・27は比較的年功序列で廃車されていった傾向がありますので、国鉄末期になればなるほど100番代車や200番代車の編成中の割合が高くなっていった気がします。「大雪・紋別・はぼろ」では札幌と苗穂の担当で特に札幌は200番代率が高く、パノラミックウィンドウの200番代が編成に入ったり先頭に立っている姿はよく見かけます。

 

さて、これに使うグリーン車ですが、折角今回のTomix製品でキロ26の200番代が模型化されたのでこれを編成に入れたいのですが、元々200番代は「北斗」代走後は函館に3両集まり同区担当の「宗谷」の他「すずらん」でしか使用されていませんでした。そのため非常に地味な印象です。1981年10月の改正で急行「宗谷」の運転が函館~稚内から札幌~稚内に分割され、函館~札幌間山線経由は特急「北海」に格上げされました。そして「宗谷」の担当も苗穂へ移管されます。この頃になると函館担当のグリーン車組み込み急行は「すずらん」のみで季節運行状態であり、徐々に活躍の機会が少なくなりキロ26に関しては201は「57-11改正」で、202は「59-2改正」で函館を離れ苗穂に移ります。しかし道内のキロ26の運用は「60-3改正」で消滅しますので苗穂でのキロ26 200番代の活躍は非常に短期間であったと言えるでしょう。

 

急行「大雪」にもグリーン車が入っており、苗穂担当でしたので晩年は200番代が充当された可能性があります。しかしこの頃は既に側面のグリーン帯が消されていますので、この時代を再現しようとするとグリーン帯を消さなければなりません。

 

↑今回Tomixから発売されたキハ56系200番代セットに入っているキロ26です。屋根上の青函連絡船アンテナは以前に既取付です。製品はグリーン帯が印刷済みですので、特急「北斗」代走以外で使おうとすると函館時代となり「宗谷」か「すずらん」ぐらいしかありません。しかも函館には200番代のキハ56が居ないという問題が…。

 

まぁ模型の世界なので細かいことは気にせず200番代で揃った編成で走らせるのも良いのですが、個人的にはちょっと引っ掛かります。

 

そこで、晩年に苗穂に移って極く短期間でしたが「宗谷」「天北」「大雪」「狩勝」等で道内各地を走った姿を再現したくなりました。そのためにはグリーン帯を消さなければなりません。

 

↑今回の製品はグリーン帯が印刷済みなので晩年の苗穂時代を再現するにはグリーン帯を消さなければなりません。なんという面倒な…(泣)

 

今後さすがにグリーン帯無しが製品化されることなんて無いのでしょうね…。

 

↑今回の製品はドアレールに塗装がされていたり、トイレ・洗面所の臭気抜き窓のHゴムにも塗装がしてあります。そのため一旦塗装を剥いで全塗装するのは勿体ないと思い裾部のクリームのみ塗り重ねてグリーン帯を消すこととしました。上手くいくかなぁ…。

 

↑マスキング後塗装しました。さて、どれほど地色と差が出ているでしょうか…

 

↑良く見ると地色より若干くすんだ感じですが、これ以上近づかなければ大丈夫としましょう(汗)

 

やはり気になる方は調色をするか、全塗装し直した方が良いのかと思います。私は手を抜いてしまいましたが…

 

↑組み立ててインレタもいれました。まぁこれで良しとしましょう。

 

正直言うとグリーン帯は選択式でも良いのかなと思いましたが、インレタ式のグリーン帯は長期耐久性が無いのでしょうかね? 私は1年前からしかやっていないので分かりません。20年以上前に持っていた製品は手放してしまったものですから…。

 

さて、これでキロ26の帯無しは完成しました。あとは適当にキハ車の100番代と200番代を集めてきて急行「大雪・紋別・はぼろ」編成を再現してみましょうかね。次回以降はこのネタで行きたいと思います。ただこの編成は1985年3月に廃止になるまで13連で運行されており、当時最長編成の気動車急行だったように覚えています。しかし13両となるとどう頑張ってもブックケースに入らず、非常に頭を痛めています…。

 

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!!