新宿と京王八王子、橋本を結び不定期ながらもほぼ毎週運行されている高尾山口行が設定されている京王ライナー。5000系による専用運用ですが、高尾山口行では臨時幕が使われていたことから、団体列車などの少ない京王電鉄では久々に高頻度で臨時幕が見られました。そんな高尾山口行京王ライナーも、Mt.Takaoの専用ROMが用意されたことで、再度臨時幕が見納めとなりました。


こちらは新宿駅の改札口付近の案内表示。臨時列車では時刻の表記がなく、白地に赤文字の臨時の2文字が並びます。同じく種別色が白の各停では白枠と白文字で表示されるため、全く別の種別だとわかります。ちなみに白地に赤文字は6000系や7000系の旧幕で急行として使われており、どこか懐かしい感じもあります。


ちなみにこの臨時京王ライナーはシステム上は京王ライナーではないのか、京王ライナー専用の発車案内表示には表示されません。しかし、全席指定であることはオレンジで塗られた文字が伝えることでわかりやすくなっています。


会社によって種別の英語表記は異なることがありますが、京王電鉄では臨時列車はExtraと表記しており、外国人向けにもしっかりと案内されています。やはり観光地である高尾山を持つ鉄道会社であることから、外国人への案内はしっかりとしているようです。


専用のROMが用意されたことでさらに定期列車化されそうな高尾山口行京王ライナー。このまま臨時列車にしておくと、JR東日本のホリデー快速富士山のような存在になりそうです。