ピロのブログVer3

Ver2の続きです

近鉄特急車 雑記

〔雑記〕特急引退記念HM付きの12200系(その3)

こんばんは

今回の〔雑記〕は表題の通りです。

特急車12200系が定期特急運用から引退して早くも9か月が経とうとしていますが、定期運用撤退から現在までには、同系に関連した様々な動きがありました。 当初予定されていた引退記念イベントに関しては、コロナ禍での緊急事態宣言発出に伴って幾らかが中止状態となっていたものの、長らく断続的に出されていた緊急事態宣言が9月末で一斉解除された事により、再びイベントの催行予定が発表されています。

この〔雑記〕を書いている現時点では、近鉄主催で3つのイベント催行が予定されており、その内の1つは延び延びとなっていたラストランです(近鉄主催イベントの案内PDFはこちら) 。他、クラブツーリズムによる乗車ツアーの催行も告知されており、いずれのイベントも10月下旬から11月中旬にかけた約1ヵ月間で集中的に行う流れとなっています。

10月下旬からの1ヵ月間で予定されている近鉄主催イベントは、緊急事態宣言明けの発表で追加設定された内容が大半で、その第1弾は10月23日(土)に催行されました。これは、昨年に引き続きオンライン開催が中心となった「きんてつ鉄道まつり」のリアルイベントとして設定されたもので、定期特急引退後の12200系を貸切列車として名阪間無停車の臨時運用に充て、その乗車機会を記念グッズ付きで提供するという内容でした。(案内PDFはこちら)

今回の〔雑記〕では、このイベントで運転された貸切列車の撮影記的な内容を、この運行時に見られたHMの事を中心に適当に書いてみようと思います。以前の臨時特急運行で掲出されたHM2種についても関心がある方は以前の〔雑記〕(=その1その2)を参照ください。


■ 第10〔雑記〕

撮影記的な内容へ入る前に、まずは今回運転された貸切列車の概要についてざっと紹介しようと思います。

貸切列車は、先述した通り、「きんてつ鉄道まつり2021」のリアルイベントの一環として設定されました。同イベントの事前告知では、「きんてつ鉄道まつりwith12200系特急名阪ツアー」と題した催行案内が行われ、ツアー形式で予め乗客希望の旅客が募られています。2021年4月と同7月に特急引退記念HM付きで運行された臨時列車は、一般乗客も利用可能な臨時特急でチケットレス特急券も利用可能かつ指定の特急券を事前購入さえしていれば運行当日でも難なく乗車が可能な列車でしたが、今回の臨時列車はツアー貸切であったため、基本的には当日以前のツアー申込過程を経て初めて乗車権利が獲得できる列車でした。

〈Twitterより埋め込み・引用〉
〈Twitterより埋め込み・引用〉

今回の貸切列車に起用された12200系は、4月や7月の臨時特急運行時に起用された12239Fと12251Fの2本に長らく営業運用から外れていた12234Fを加えた計3編成です。12234Fは2020年11月に行われた「ひのとり」8両固定編成の投入と入れ替わる形で運用離脱した編成群の1本であり、今回は約1年ぶりに営業復帰した事になります。

貸切列車充当前の各編成は、近鉄名古屋発着列車が富吉検車区富吉車庫および米野車庫・大阪上本町発着列車が高安検車区を拠点として運用され、運行前日および当日にはそれぞれが拠点となる車庫まで回送されました。具体的には、運行前日の22日(金)午後に12239Fが名張車庫から高安車庫に・同日夜に12251Fが白塚車庫から富吉車庫に移動して臨時貸切列車としての営業に備えています。12234Fに関しては、営業離脱してから複数の車庫を転々として休車続きとなっており、10月開始時点では米野車庫に滞在。そのまま場所を移す事なく、23日は同車庫を起点として12251Fと組成した8両編成で営業に復帰しました。


〈参考1〉名阪間ツアー貸切列車運行時(10.23)における12200系3編成の動き

■各編成の動き(2021.10.23前後)

・12234F

※定期特急運用から離脱後の疎開留置場所は2021.10開始時点で米野車庫

⓪待機(米野車庫)→①12251Fと連結(米野車庫/2021.10.23朝)→②0757レ充当(近鉄名古屋4番07:19発→大阪上本町7番09:48着)→③回送(大阪上本町→高安車庫→大阪上本町)→④0513レ充当(大阪上本町7番13:53発→近鉄名古屋4番16:33着)→⑤回送(近鉄名古屋→富吉車庫)→⑥12251Fと解結(富吉車庫)→⑦回送(富吉車庫→米野車庫/2021.10.24朝)

・12239F

※定期特急運用から離脱後の疎開留置場所は2021.10開始時点で名張車庫

⓪回送(名張車庫→高安車庫/2021.10.22昼)→①回送(高安車庫→大阪上本町)→②0709レ充当(大阪上本町9番09:08発→近鉄名古屋2番12:28着)→③回送(近鉄名古屋→富吉車庫→近鉄名古屋)→④0765レ充当(近鉄名古屋5番15:34発→大阪上本町7番18:38着)→⑤回送(大阪上本町→高安車庫)→⑥回送(高安車庫→名張車庫/2021.10.24昼)

・12251F

※定期特急運用から離脱後の疎開留置場所は2021.10開始時点で白塚車庫

⓪回送(白塚車庫→富吉車庫/2021.10.22夜)→ ①12234Fと連結(米野車庫/2021.10.23朝)→②0757レ充当(近鉄名古屋4番07:19発→大阪上本町7番09:48着)→③回送(大阪上本町→高安車庫→大阪上本町)→④0513レ充当(大阪上本町7番13:53発→近鉄名古屋4番16:33着)→⑤回送(近鉄名古屋→富吉車庫)→⑥12234Fと解結(富吉車庫)→⑦回送(富吉車庫→白塚車庫)

■8両運転列車の編成(0757レ&0513レ)

←近鉄名古屋 12234F(C#12134[Tc]-…)+12251F(…-C#12251[Mc]) 大阪上本町→


今回の貸切列車は、久しぶりに2編成以上の12200系が稼働して運行されましたが、これまでに運行された臨時特急と同様、各列車の前面・後面には特急引退を記念して作成されたHMが掲げられました。HMを付ける等の事前告知はなかったので、今回も当日オープンの計らいという事なのだと思います。

〈Twitterより埋め込み・引用〉
〈Twitterより埋め込み・引用〉

但し、HMの形状に関しては前回から変更されました。すなわち、2021年4月および7月の臨時特急運行時には、旧特急色を背景に車体更新前の12200系が常時掲出していた羽根マークのイラストを付した丸形状のHMが出されていましたが、今回の貸切列車運行時には、かつての名阪間ノンストップ特急が掲出していた運行標識板を模したと思われるデザインの長方形HMが出されました。

また、貸切列車は、運転停車こそあれど名阪間無停車扱いでの運転を行うという事で、各編成の正面・側面に備え付けられた行先案内表示機には、かつての正面方向幕装備車両が名阪・阪伊・名伊の各系統で停車駅の少ない特急列車(=以下「甲特急」と呼称)へ充当された際に掲示していた行先赤文字表記の幕(=以下「ノンストップ幕」と呼称)が出されています。正面方向幕を有する近鉄特急車は、現在では”汎用特急車”の扱いで運行される車両群にあたりますが、「アーバンライナー」や「伊勢志摩ライナー」といった各路線系統で幅を利かせる特化型特急車が登場して以降は、これらの車両群が日常的にノンストップ幕を用いて甲特急へ充当される機会も無くなっており、今回のノンストップ幕の使用はかなり久しぶりの事だったのではないかと思います。


さて、以上が「きんてつ鉄道まつりwith12200系特急名阪ツアー」 で運行された臨時貸切列車の概要ですが、23日の私は朝からこの一連の列車を記録する事にしました。

前日に目覚ましをセットして無事に起きる事が出来たので、当日は近場で撮影する事に。朝起きてからの準備中にTwitterを見ていると、今回の運転に併せて作成されたと思しきHMの他、ノンストップ幕も掲げて運転しているとの情報が流れてきました。ノンストップ幕に関しては、ツアー内容の発表以降、もしかしたら出るかも程度の考えで構えていたものの、まさか本当に出してくるとは思ってなかったのでびっくりです。何をどういう風に記録しようか考えを巡らしつつ、とりあえず以前の臨時特急で8両運転された列車を記録した場所へ赴く事にしました。まずは名古屋発の0757レから記録開始です。

〈大和八木-真菅/2021-10-23〉
〈大和八木-真菅/2021-07-25〉

以前の臨時特急で8両運転が行われたのは7月下旬です。この時は、一連の運転過程に分割運用を含んでいた都合上か、車内から記念HMを掲出していましたが、今回は車外掲出となりました。前述した通り、HMの形状はこれまでの丸形から長方形となり、そのデザインはかつての名阪間ノンストップ特急が掲げていた運行標識板を模したものとされています。列車先頭を務めた編成は12251Fで7月運転分と変わらずでしたが、正面の見た目に関しては、幕の文字色と併せて以前とは若干異なる様相となりました。

0757レを記録した後は、引き続き大阪上本町発の0709レを撮影すべく少し移動。当日は雲の多い空が広がっており、順光・逆光を意識して撮るなら悩ましい天気であったものの、太陽が雲に隠れる時間が多かった事から、次は曇天模様を前提として時おり記録している場所へ行く事にしました。ただ、到着後、しばらくは雲が多く0709レの1本前の列車が通過した際も曇り空だったのですが、その直後から晴れとなってしまいました。

〈大和八木-真菅/2021-10-23〉
〈大和八木-真菅/2021-04-29〉

今回赴いたのは、以前4月に阪伊間で運行された臨時特急を撮影した場所でもあります。当時の天候は雨で、出来ればこの時と同様の記録をしようと考えていたのですが、今回は晴れたので正面と側面の写りに目立つコントラストが出てしまいました。少し残念に思いつつ、これで午前の撮影は終了。続いて午後の撮影をどうしようか考えつつ一旦帰宅しました。

〈弥刀/2021-04-25〉
〈賢島/2021-07-24〉

そうえいば、4月運行の臨時特急には「ありがとう 特急(羽マーク) 12200系」と書かれた円形HMが掲出されましたが、これに関しては、7月実施の有料撮影会で掲出が行われた後、2枚が「きんてつ鉄道まつり2021」の部品販売オークションに供されています。

入札受付期間は10月11日(月)から11月7日(日)までなので、この〔雑記〕を書いている現在も出品中となっていますが、出品開始から1週間後の18日(月)に公表された最高入札額は[ヘッドマークA:16万・ヘッドマークB:20万]と既に驚きの高価格となっていました。最初の公表から1週間経った25日(月)でもこの金額に変わりはないものの、最終的にどこまで値段が上がるのかは気になるところです。オークションは第2弾も予定されており、7月の臨時特急運転時に登場した記念HMに関しても、出品された場合は注目しておこうと思います。

〈高安/2021-10-23〉
〈高安/2021-10-23〉

続いて午後の撮影です。こちらでは、今回の貸切列車でお目見えしたHMを中心に記録する事にしました。HMを見る事が目的なので手軽に駅撮りです。停車中でなければしっかり見たり撮ったりは出来ないので、先ずは0513レに充当される2編成が出庫する高安および同列車始発駅の大阪上本町へ赴きました。

今回の長方形HMは、先述した通り、かつての名阪間ノンストップ特急が掲出していた運行標識板が表現された板です。但し、完全に同じデザインというわけではなく、色調やフォントの違いといった目立つ差異要素がある他、正面向かって右下には「ラストラン 特急(羽マーク) 12200系」と書かれた円形HMのイラストが付されました。この円形HMは、11月20日(土)に予定されているラストラン列車で掲出する事が既に告知されており、小さな存在とはいえ今回の長方形HMにも載せられた事からは、延び延びとなっていた12200系の引退がいよいよ迫っている事を実感させられます。

〈高安/2021-10-23〉
〈大阪上本町/2021-10-23〉

また、4月運行時の臨時特急と同様、停車中の盗難及び走行中の落失を予防する目的あっての事か、今回の長方形HMに対してもダイヤル錠が付けられていました。各編成への取付は0757レおよび0709レの運行開始前に車庫で行われたようです。

4月の運転時は、走行時の風圧で鍵がHM裏面に打ち付けられる事を防ぐ目的か、打ち付け音が目立った運行初日を除いてダイヤル錠はHMの持ち手部分と養生テープで固定されていましたが、今回は特に補助的な固定は見られませんでした。鍵は一連の列車に充当される間は取り付けられたままであったので、午前・午後の運行に伴う一時入出庫回送の際もHMは掲出したままとされています。

〈大阪上本町/2021-10-23〉
〈大和八木-真菅/2021-10-23〉

他、12251F-C#12251に掲出されていたHM裏面には「NS51対応」と黒文字で書かれた白色シールが貼付されていました。12234Fや12239Fが掲出していたHM裏面にはこのようなシールはなかったと思います。思い返せば、7月の臨時特急運転時に12251Fで運転室車掌台側から出された記念HM裏面にも「NS51」と書かれた透明シールが貼られていました。詳しい事は分かりませんが、車内からであれ車外からであれ、この編成がHMを掲出するにあたっては何かしらの事情が絡むのかもしれません。

高安と大阪上本町で記念HMの記録を済ませた後は、0513レの撮影へ。とはいえ、時間に余裕がある動き方はしていなかったので、こちらの記録も手軽に駅撮りで済ます事にしました。次に向かったのは布施です。

〈布施/2021-10-23〉
〈布施/2021-04-25〉

布施は、以前4月にも阪伊間運転の臨時特急を記録した撮影場です。当初は今里での記録を考えていたのですが、以前の撮影を思い出して記録場所を変更しました。同駅の上本町寄りホーム端からは大阪線下り列車が奈良線と離れて下へ降りて来るシーンの記録が可能で、私自身は、臨時列車や来阪が珍しいと感じる車両の撮影等で時おり訪問しています。今回はとりあえず前回と似たような構図で撮る事を考えて赴いたので、記録できて満足でした。

布施で撮った後は再び一旦帰宅。しばらくしてから今度は近鉄名古屋を午後に出る0765レの記録へ赴く事にしました。とはいえ、この列車が関西に来る頃には陽も暮れているので、次も手軽に駅撮りです。

〈大和八木/2021-10-23〉
〈大和八木/2021-10-23〉

一連の記録で最後に赴いたのは大和八木です。ここでは運転停車があり、とりあえず入線シーンをズーム流しするつもりで訪問したのですが、まだまだ練習不足という事もあって連写した記録は全てブレブレの失敗に終わりました(笑)。ちなみに、この列車のノンストップ幕は、当日の名古屋発車時点では幕機の故障で掲示出来なかったようで、前面・後面・側面の表示幕は名張到着時まで白幕だった模様。但し、幕機は名張での運転停車中に修理が行われたらしく、八木入線時はいずれもノンストップ幕でした。

列車自体は一旦停車するので、その間にノンストップ幕なり記念HMなりを記録。入線してから間もなくの対抗ホームには4721レが到着しており、上本町寄りでは軌道検測の関係で大阪線側に来ていた1253系1260Fと並んでいます。この並びの記録を以て、23日の私の撮影行は終了しました。


コロナ禍の影響で引退の区切り日が延びに延びている12200系も、昨今の新規感染者数減少の状況を考慮すれば、いよいよ終焉を迎える事になりそうですね。現時点では、来年度以降も系列・形式・車番を変えた一部が団体専用車および観光特急車として残存する事が確定となっているものの、汎用特急車としての12200系は、ラストランイベント終了以降は順次見納めとなっていく事になりそうです。

〈布施/2021-10-23〉
〈高安/2021-10-23〉

久しぶりに12200系3本稼働となった今回の臨時運転では、新たな記念HM掲出の他、ここ数十年は営業列車で日常的に表に出なくなっていたノンストップ幕まで使用され、私含めて驚かされた記録者は多かったのではないかと思います。「大阪(=横書き)上本町」のノンストップ幕に関しては、2009年の駅名改称に際して行われた対応幕の収録後だと初使用と思われ、現状、このまま今回が最初で最後の出番という事になりそうな雰囲気です。

また、これまでの円形HMとは少し趣を異にして用意された今回の記念HMに関しても、昭和高度成長期から低成長期にかけての名阪ノンストップ特急の雰囲気を現在にイメージさせるという点では、ノンストップ幕と併せて見た目上の良いアクセントとなっていました。4月に初出した記念HMは、後からそのデザインを用いたグッズ展開が行われましたが、こちらもその流れに乗るのかは気になる所です。

予定されたラストランの実施日までは残り1ヵ月を切っているものの、同系の引退に関する記念イベントはこれから目白押しとなります。個人的には、あれだけ結構な頻度で見かけた12200系が消えるという実感が未だにそこまで持てていない(笑)のですが、何にしても、この数週間は無理なくイベントを楽しみたいと思います。

今回の〔雑記〕は以上です。


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近鉄電車が見える家で育った鉄道オタク。車両の差異や変遷に興味あり。鉄道の他に鳥も好きで、最近は鳩に癒される事がしばしば。