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※古い乗車記を他ブログから引っ越しています。一部写真が無い部分や誤っている部分もありますが、よろしければご覧ください(by管理人)。



 自分が住んでいる地元を走る列車なのになかなか乗れない列車というのはありませんか?私にとっての「なかなか乗れない列車」は189系を使用する快速[おはようライナー]です(塩尻→長野)。

 なぜ、なかなか乗れないのかというと、まず平日しか走っていないこと。そしてこの列車の発車時刻は塩尻駅6時57分とそんなに早いわけではないのですが、長野を早朝に出発して塩尻駅に7時前に到着するという列車が無いため「なかなか乗れない列車」となっていたのです。
 ですが、今年の4月から松本に住むようになりましたのでようやく乗車のチャンスが巡ってきました。少し早めに起床して塩尻駅に向かい始発駅から乗車することにします。





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①松本(627)→塩尻(643)  822M 115系3連【N16編成】
(←塩尻 クモハ115-1563+モハ114-1137+クハ115-1091 松本→)
 松本駅からは中津川行きの普通列車で塩尻に向かいます。「中津川行き」の普通列車なので313系を期待していたのですが、この時間の列車は「いつもの信州色の115系」でした。
 松本を発車する時点ではさほど混雑していなかったのですが、進むに連れて乗客が増えてきて塩尻に到着する時点では結構な乗車率となりました。






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②塩尻(657)→長野(810) 8523M 快速[おはようライナー] 183・9系6連【N102編成】
(←長野⑥ クハ189-9+モハ189-32+モハ188-32+モハ189-40+モハ188-40+クハ189-510 ①塩尻→)
 塩尻駅の4番線ホームには既に[おはようライナー]が入線しています。私は松本駅でライナー券を既に購入済みのためそのまま列車に乗り込むことにします(本来は乗車駅でライナー券を購入する必要があります。今回は車掌さんに「松本駅で購入してしまった。」ことを説明し、了解を得て乗車しました。)。
 基本的に電動車ではない車両が好みなのですが、6号車は簡易リクライニングシート車なので乗車を敬遠して5号車に乗車します。

 さて[おはようライナー]は定刻に出発します。塩尻駅を発車する時点での乗車率は1割程度。「こんなに少ないの?」と思っていたところ、村井駅で2~30人が乗り込み、松本駅では大勢の乗客が乗り込みました。ですが、2人がけのシートに1人が座る程度の乗車率です。想像していたよりも少ない乗車のまま長野を目指します。
 松本発車後も田沢駅、明科駅と停車しますが、思っていたほどの乗車する人が少なく、結局6割程度の乗車のまま長野駅に向けて走ります。

 朝の時間帯ということでダイヤが詰まっているため、「胸がすくような速度で…」というわけにはいきませんが、乗り心地のよさと静かさは「さすがに元特急車両」と思えました。今日は天気もよく姨捨付近では善光寺平を一望できるのですが、さすがに通勤客は毎日同じ風景を見慣れているためでしょうか、それとも日差しが強いためでしょうか、全員がカーテンを引いた状態で乗車しています。

 姨捨の山を駆け下りると特急[WVしなの号]が必ず停車する篠ノ井駅ですが、[おはようライナー]はこの篠ノ井駅を通過して長野を目指します。
 際川の鉄橋を渡り右に大きくカーブを描くとまもなく長野駅に到着します。いままで目を閉じていた乗客があわただしく降車準備に入ると列車は長野駅に到着します。

 もっと混雑をしている…というイメージを持っていたのですが、乗客が少なくて逆にびっくりしました。
 また、長野駅到着8時10分という時間はどうなんでしょうか?私の会社の始業時間は8時30分からですので、この時間では少し遅い…と言うことになってしまいますので、時間面をもう少し考えればもっと乗客が増えるのではないかと思います。
 また、聖高原から長野に通勤する人も多いと思いますので、聖高原に停車させるのも一考ではないかと思えました。この列車、乗車のためには300円というエクストラコストが必要になりますが、やはり座っていける安心というのは大きいのだろうなと思った1日でした。



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            PHOTO:塩尻駅の電光掲示板





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             PHOTO:行き先サボの表示





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               PHOTO:車内の様子





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          PHOTO:ライナー券はここに差し込みます。


【乗車日:平成22年9月10日(金)】鉄道コム鉄道コム