最繁忙期設定と閑散期拡大など | 鉄道きさらんど

鉄道きさらんど

いつも列車・バスなど公共交通の事ばっか考えてます。

来年度よりJR東日本の新幹線と一部の特急列車、快速列車とJR北海道の北海道新幹線、JR西日本の北陸新幹線の料金制度が改定され、通常期の400円増しの最繁忙期が設定される。

 

今の繁忙期料金が導入されたのは、JTBキャンブックス『山陽新幹線』によると1984年4月20日からなので、来年から最繁忙期料金が導入されたら38年ぶりの料金制度変更となる事になる。当時はもちろん飛行機や高速バスで幅運賃はなかったから指定席料金部分を何百円かだけとはいえ繁閑の差をつけるのは当時としては画期的だったのだろう。今となっては全くインパクトがないが。

 

もっと大胆なイールドマネジメントやシートコントロールをすべきという人もいるが飛行機みたく同じ日の同じ区間でも時間帯できっぷの価格が違うのを鉄道利用者の感覚にあうかどうか。ただ新幹線もきっぷではなくパック商品だと同じ日の同じ区間でも価格差があるから将来的にひょっとするかもしれない。ただそのためには将来的に乗車券と特急券が実質的に統合され、今のような乗車券部分の途中下車制度や都区内制度が廃止され、乗車券と料金券の区間が揃えられるように営業制度が変更される必要があるのだろう。そうすればJRの新幹線や特急も高速バスや飛行機と同じ運賃と料金の区別がない価格体系の「チケット」となる。

 

また、来年度からは最繁忙期の設定とともに閑散期の設定日が例年より増える予定という。