皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

先週後半より一気に寒くなり、夏から急に冬になったようですね。おかげで体調を崩してしまい、昨今のご時世から出社は止めて在宅勤務としました…。しかし体や頭がしんどいので小ネタで済ませたいと思います。今回も引き続きTomix製のキハ56・27 200番代車の整備を続けます。

 

昨日は全車のインレタを入れました。キハ27についても17両全車のインレタを入れたということは、201~217の全車が揃ってしまいました。キハ56は201~214の全14両が同一予算区分で製造され新製時の外観上に変化は無いのですが、キハ27は3つのロットに分かれており、模型で全車を集めるとこの3タイプを作り分けなければなりません。すなわち

 

キハ27 201~203 昭和42年度本予算(追加)

キハ27 204~214 昭和42年度第3次債務

キハ27 215~217 昭和43年度民有債

 

となります。Tomixさんのキハ27 200は最多グループの204~214をモデルにしています。よって201~203や215~217を再現しようとすると加工が必要になります。

 

↑キハ27 201~203のナンバーを貼った車。このままでは実車とちょっと異なりますので個人的に気になる点を加工してみようと思います。

 

そのまえにもう一度、昭和42年度本予算(追加)のキハ27 201~203と、昭和42年度第3次債務の車の差異を見てゆきたいと思います。このグループは正面に差異があるので再現するとアクセントになります。(微々たる差ですが…)

 

↑まずはキハ27 208改造のキハ27 552です。

 

↑続いてキハ27 203改造のキハ27 551です。キハ27 552ではタイフォン下部に左右分かれて配置されていたKE53ジャンパ栓納めが、551では幌枠寄りに2つ並んで配置されています。また、スカートに目を向けると、552のスカートは後の冷房改造車と同じく冷房用ジャンパ連結器装備のため開口が大きいですが、551のスカートは制御用KE53分の開口しかなく、冷房用のジャンパ栓が入りません。

 

この形状は同じ時期に製造されているキハ58 1500(1532まで)等と同じになっています。

 

↑キハ58でも1532までは同じ形状のスカートです。

 

このスカートは形状がキハ45系に非常に似ています。

 

↑開口のサイズはこのキハ23等と非常に似ていますね。

 

ということで、キハ27 201~203を再現するために、KE53ジャンパ栓納めの位置を移設し、スカートをキハ45系のものと交換することとします。

 

↑ジャンパ栓納めの移設のため、運転席側のタイフォンも一時外しておきました。

 

↑プラ棒を少し細く加工してφ0.6mmに入るようにします。

 

↑とりあえずプラ棒を挿し瞬接で固定しました。今考えると幌枠に近い方は埋める必要がありませんでした…。

 

↑全塗装まではするつもりが無いので、余計な部分を傷つけないようにヤスリ掛けして仕上げます。タイフォンが別パーツになったので作業しやすくなりました。

 

↑続いて201~203の位置にジャンパ栓納め部穴を開けます。結局タイフォンに近い側は一度埋めた穴を貫通することになってしまったので、埋める必要無かったですね…。

 

↑裾の赤帯が削れてしまうので、赤11号を筆塗りで色挿しして復旧しました。はみ出すとやり直しなので慎重にやりました。

 

続いてスカートの改造です。

 

↑今回部品取りとなってしまったのはキハ23 2両です。Tomixではキハ58系やキハ40系のスカートについては分売パーツとしての扱いがありましたが、キハ45系のスカートは分売されていません。そのためキハ58系のスカートを加工して開口を小さくするか、キハ45系に部品取りになってもらうしかありません。あぁ勿体ない…。

 

↑キハ45系のTNはキハ40系と同じものになっているので冷房用ジャンパ栓表現が無いのでそのまま使えます。ジャンパケーブルはこの車達もKATO製を使うことにします。これから色挿しです。

 

↑プライマー塗布後、ジャンパケーブルを黒に、スカートに付いている乗務員ドアステップを黒に、そしてTNのジャンパ栓フタをグレーに塗装しました。

 

↑なおキハ45系とキハ58系では、運転席側乗務員ドアの位置が異なりますのでステップ位置をずらさなければなりません。そのためスカートから運転席側のステップだけを切り離しておきます。これは後ほど位置合わせの上ゴム系接着剤で取り付けることにします。

 

さて、パーツを組み上げます。

 

↑無事にキハ27 201~203が出来上がりました。

 

↑これで昭和42年度本予算のキハ27っぽくなりましたね! 言われないと絶対気づかないような気もしますが…。

 

↑昭和42年度第3次債務に該当する、製品のままのキハ27 212と比べました。こうやって見るとジャンパ栓納めの位置とスカートに微妙に差があるのが分かります。

 

↑こちらは幌無し側です。キハ27 213と203を並べました。幌やジャンパケーブルが無い分見やすいかもです。

 

ただしTomixの今製品は運転席側のタイフォン横に足掛け表現がありません。足掛けパーツを入手して取り付けようかな。

 

実はキハ27 201~203は運転席側だけでなく妻面にも差異があります。

 

↑キハ27 201~203は、模型では赤丸の位置にある冷房用KE8取付準備用の窪みが、外側の緑丸の位置にありました。その分KE53栓納めが幌枠側に寄っていました。更に青丸で囲ったKE53C用の窪みがありませんでした。

 

↑左がHG旧ロットのキハ58 1500、右がキハ56 200です。キハ27はこのキハ58 1500と同じ思想だったのですね。但し模型に付いているKE53Cの窪みは実車には無かったようですが…。

 

ということで、今回はキハ27 201~203を小加工で再現してみました。細かな点では更に色々と加工点はあるのでしょうが、全塗装せず手持ちパーツで再現できる範囲で加工しました。

 

さて、次はキハ27 215~217ですね。こちらは201~203以上に地味な差異なのでなんとも…。その前にパーツを購入してからになるのでしばらくお預けです。

 

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!!