JR西日本 乗車人員の多い駅トップ50(見出し画像)


2020年度は、新型コロナウイルスが感染拡大した影響で、前年度に比べ、鉄道の利用客が大きく減少しています。


2021年10月20日、JR西日本が公式ホームページに 「データで見るJR西日本2021 」 を掲載。

その中の 「P.86-91 駅(PDF形式)」 に、JR西日本で 2020年度に1日平均乗車人員が多かった駅のトップ50が記載されていました。


今回は、そんな 乗車人員の多い上位50駅を このブログで詳しく取り上げたいと思います。


【2020年度の乗車人員トップ50】
P.86-91 駅(PDF形式)

【2019年度の乗車人員トップ50】
P.86-91 駅(PDF形式)


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2020年度 乗車人員の多い駅

JR西日本 2020年度の乗車人員トップ50(1位から25位)
※京都駅と新大阪駅は 在来線の乗車人員のみカウント。(東海道新幹線はJR東海の管轄)


上位50駅の乗車人員を、前年度と比較しながら見ていきましょう。

新型コロナウイルスが感染拡大した影響で、各駅の乗車人員は大きく減少しました。

1位の大阪駅は 42.2万人→29.0万人と、わずか1年で13万人以上減少。

2位の京都駅は 19.5万人→12.7万人と、6.7万人も減少しています。


1位~6位の順位に変動はありませんが、7位以下は大きく変動しました。

広島駅や岡山駅が 乗車人員を2万人以上減らして順位を落とす中、高槻駅は減少数が1.3万人に留まり、順位を12位→8位に上げています。


JR西日本 2020年度の乗車人員トップ50(26位から50位)
※前年度が50位圏外だった駅の乗車人員は、大阪府統計年鑑 および 兵庫県統計書 を参照。


26位~50位は、こんな感じ。

前年度は50位圏外だった 千里丘・大久保・西宮・灘の4駅が、トップ50入りしています。





2019年度 乗車人員の多い駅

JR西日本 2019年度の乗車人員トップ50(1位から25位)

今度は、2019年度の上位50駅の乗車人員を、2020年度と比較しながら見ていきましょう。


JR西日本 2019年度の乗車人員トップ50(26位から50位)
※博多駅は 新幹線と博多南線の乗車人員のみカウント。(在来線はJR九州の管轄)


2019年度の26位~50位は、こんな感じ。

ユニバーサルシティ駅は、新型コロナの影響で USJが臨時休園や入場制限を実施したため、28位から50位圏外に落ちてしまいました。

その他、金沢・博多・福山の3駅が 50位圏外に落ちています。


2020年度の乗車人員、減少数の多い駅

JR西日本 2020年度の乗車人員 減少数ワースト50(1位から25位)

2020年度の 乗車人員の多い上位50駅を、減少数の多い順に並べ替えてみました。

1位~6位は、乗車人員の多い上位6駅が そのままランクイン。

7位からは、広島、新大阪、岡山、新今宮と続きます。


JR西日本 2020年度の乗車人員 減少数ワースト50(26位から50位)

26位~50位は、こんな感じ。

乗車人員の上位50駅の中で、減少数が最も少なかったのは 新長田駅(3,594人)でした。


2020年度の乗車人員、減少率の高い駅

JR西日本 2020年度の乗車人員 減少率ワースト50(1位から25位)

2020年度の 乗車人員の多い上位50駅を、今度は 減少率の高い順に並べ替えてみました。

こちらは、トップ5も含め 順位ががらりと変わっています。


1位は京都駅で 前年度から34.8%減、2位は広島駅で34.1%減となっています。

どちらも、コロナ前は 訪日外国人の利用が多かった駅であり、コロナでインバウンドが消えた影響を大きく受けた形です。


乗車人員で30位の南草津駅が、減少率で7位にランクイン。

この駅は 2014年度から2019年度までの6年間、滋賀県内で最も利用客の多い駅でした。

2020年度は、新型コロナの影響で 9,000人以上減少。

草津駅を下回って、県内1位から陥落しています。





8位にはJR難波駅、9位には大正駅と、乗車人員で40位台の駅がラインクインしています。


JR西日本 2020年度の乗車人員 減少率ワースト50(26位から50位)

26位~50位は、こんな感じ。

乗車人員の上位50駅の中では、減少数も減少率も 新長田駅が最も少ない(低い)という結果になりました。


高槻駅は 乗車人員で8位でしたが、減少率だと32位となっています。

乗車人員の上位10駅の中で、減少率で30位以内に入らなかったのは この駅だけです。


また、尼崎駅と住吉駅は、乗車人員でトップ20入りしていましたが、減少率だと40位台にランクインしています。



以上、JR西日本で 乗車人員の多い駅トップ50を紹介しました。

覚悟していたとはいえ、たった1年で各駅の乗車人員が大きく減少しているのを見ると、心が痛みますね。

2021年度以降、各駅の乗車人員が回復して、コロナ前に近い水準まで戻ることを願うばかりです。


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