トワイライト色+35系で行く山陽本線厚狭~下関間開業120周年記念列車の旅(復路:柳井→下関) | 風かおる 鉄の路

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主に私が乗車した乗り物関連(鉄道中心)、その他気になったことを綴っていきます。稀にお絵かき。

柳井に到着した山陽本線厚狭~下関間120周年記念列車は入れ替え作業を行います。

 

ホームには乗客や鉄道ファン、地元の方が来て写真を撮っていました。

 

普段はここ、客車列車が来ることはなく、珍しいですからね~

 

 

そこに「ようこそ柳井へ!」と書かれた地元の観光ボランティアの方がやってきました。
手に持たれているのは…柳井名物金魚ちょうちんですね!
柳井といえば金魚ちょうちん。記念列車とのコラボが楽しいですね。

 

 

列車はまずはちょっとだけ前方に移動して…

 

 

機関車を切り離しました。

これ以降の作業はかなり後に行うようです。

 

このまま機回し作業を見てもいいのですが、それだと柳井に来た意味がなさそうなので一旦駅を離れます。

金魚ちょうちんももう少し見たいですし。

 

それにホームにも「素通りして行っちゃうんですか」と書いてありますし(笑)

 

ちなみにお隣柳井港からは松山の三津浜港まで防予フェリーで行くことができるとか。

 

 

JRの駅にわざわざ案内があることからなんとなく想像できますが、2002年6月30日まではこの防予フェリー(当時は防予汽船)との連絡運輸が設定されていたそうです。

そのとき乗ってみたかった…

 

さて、こちらが柳井駅の駅舎。

ひらがなで駅名が書かれているのが特徴的です。

 

駅からまっすぐ歩いていきます。

 

途中、金魚ちょうちんが鈴なりになっています!

かわいい…

 

数百メートル歩くと川に出ました。

柳井川です。

 

それからすぐ、白壁の建物が現れました。

 

ちなみに建物の横を流れる水路はせせらぎ水路というらしいです。

私のフォロワーさんの花名さん推しの方を思い起こさせる名前ですね。

 

せせらぎ水路を越え、一本脇道に入ると…

 

ご覧の通りの光景が…!

軒先にかけられている金魚ちょうちんたち…!

 

2017年に行われた山口DCのパンフレットで見たときから見たかった光景です…!

 

ってあれ…?

 

これは……ハロウィーン仕様なのでしょうか?

 

車庫になっている建物には明かり代わりに点灯した金魚ちょうちん。

きれいですね。

 

街並みの途中にあったしらかべ学遊館というところに入ってみます。

 

中には柳井の歴史が資料とともに紹介されてあったりしたのですが…

 

個人的に気になるのはやっぱり金魚ちょうちんの由来です。

実は青森の金魚ねぶたがルーツなのだそうで驚きでした。

 

それではそろそろ駅の方へ…

 

かに?金魚じゃなくて?とか思っちゃったり…

 

 

なぜかハロウィーンのかぼちゃと一緒に金魚ねぶたが飾られているフォトスポットがあったり…

 

駅に戻る手前に臨時の販売所があったので寄ってみました。

 

さすがに本物の金魚ちょうちんは売っていませんでしたが、代わりにちりめんの根付を買ってきました。

 

 

それにしても…駅にはあれだけ人がいたのに白壁の街並みにはほとんど人がいません…

みなさん興味がないのでしょうか…

 

駅に戻ると大勢の方で賑わっていました。

改札口の横で入鋏体験イベントをやっていたのできっぷにはさみを入れてから改札内へ。

 

すでに機回しは終わっていて、下関側にEF65が連結されていました。

 

 

先頭に行って機関車を撮ってから列車内へ。

 

14:45、列車は地元の方と鉄道ファンに見送られて柳井を後にしました。

下関までの復路、2時間20分の旅の始まりです。

帰りは5号車が最後尾ですね。

 

ということでいわゆるジャーナル撮りというものをやってみました。

窓が開く列車ならではですね。

(安全に配慮して撮影しています)

 

デッキに出てみました。

電化された幹線である山陽本線を快走していく記念列車からの後方展望は気持ちいいですね…!

SL牽引でないので開放式のデッキでも煤が入ってくる心配がないので個人的にはこっちのほうがいいかも…

 

 

 

列車は光~下松間の海沿いの区間を走ります。

天気がいいので真っ青な瀬戸内海を楽しめますね。

 

行きと同じく徳山に運転停車。

 

新南陽の貨物を眺めながら西へと進みます。

 

やがて、富海付近に来ると再び瀬戸内海が車窓に広がりました。

 

 

 

 

 

 

今日の天気は予想をいい意味で裏切り、晴れたので山陽本線の車窓のハイライトである瀬戸内海の景色を存分に楽しむことができました。

 

 

 

時折対向列車とすれ違います。
貨物列車のときはかなり迫力がありますね。

 

行きと同じく新山口を素通りです(笑)

 

ホキが止まっているのが見えると厚狭に到着。

 

美祢線用のキハ120が出迎えてくれました。

 

厚狭を出て20分ほどで新下関に到着。

 

みすゞ潮彩時代のパネルが残っていました。

 

新下関を出ると数分で終点の下関です。

 

 

17:05、夕暮れの下関駅に到着しました。

 

瑞風の停車目標と一緒に。

 

 

 

夕暮れに照らされたトワ釜はまるでこれから北の大地へ向かう寝台特急の雰囲気です。

 

先頭に掲げられているのは行きとは違うヘッドマーク。

下関駅の旧駅舎がモデルです。

 

これについては前回の記事にこの列車の企画に携わった方よりこんなコメントをいただきました。

 

ちなみに、当初ヘッドマークはメインの鮟、ふく、くじらのみでした。ルートも濃い濃い内容でしたが、例のあれ蔓延で、変更に変更と色々かわり、かわりに話題と、写真撮影の楽しみも増やすべく、サプヘッドマーク(駅舎線画)を絵描きました。

 

本来はヘッドマークは1種類の予定であり、運行ルートが変更されたことの代わりにもう1種類追加されたという…

さらにコメントはこう続きます。

 

新たな企画にむけ
只今、アップ中。
おたのしみに。 

 

これは要期待ですね…!

改めましてコメント頂きまして、そしてこんな素敵な列車を企画していただきましてありがとうございました!

 

車庫に入る列車を見送ります。

 

あとは九州方面に帰るだけ…なのですが、ふと見ると〇〇のはなし新下関行きの表示が。

さすがにここから新下関に向けて乗る人はいないとは思いますが(笑)

 

〇〇のはなしにはもちろん乗らず、415系1500番台のトップナンバーで関門トンネルを越え、九州へと戻りました。

 

 

旅行記はここまでなのですが……この記念列車ではいくつか記念品を頂いたのでご紹介します。

 

まずはなにやら封がしてある包み…

 

中にはこんなにいろいろ…!

上から順にご紹介します。

一番上の細長く折りたたんだビニール袋はお弁当の掛け紙を持って帰る用の袋。

その下のヘッドマークが書かれた紙は乗車記念撮影用パネル。

観光列車などでは客室乗務員が記念撮影用のパネルをもってまわりますが、昨今の情勢から各個人ごとに記念撮影用のパネルを用意するという…

細やかな配慮が感じられます。

真ん中で隠れそうになっているのは開通記念のステッカー。

下の右側はハンドタオルです。

下の左側、乗車記念品…と書かれているのはなんでしょうか…

 

開けてみると、記念列車のヘッドマークの缶バッジです!

台紙がトワ釜塗装を模しているのがポイント高いですね…!

 

これにプラスして巌流焼というどらやきっぽいお菓子が付いてきました。

 

こちらは柳井駅で渡される(実際は下関駅の受付で渡されましたが)もの。

入鋏体験イベント用のきっぷと缶バッジです。

 

そして忘れてはいけないのが山陽本線厚狭~下関間開業120周年記念乗車券・入場券。

こちらは一般にも販売されていて3000円で購入することができます。

 

 

中に入っているのは下関~厚狭間の硬券往復乗車券と、下関・幡生・新下関・長府・小月・埴生の各駅の硬券入場券。

こちらもいい記念になりますね。

 

ということで山陽本線厚狭~下関間開業120周年記念列車の乗車記はこれで終わりとなります。

トワ釜+35系の組み合わせ、特製ヘッドマーク、柳井の街並み、お土産…どれをとっても素晴らしかったですね。

また35系で山陽本線を爆走する列車、走らないかな……

 

それでは。

 

 

 

★乗車データ

9461レ 団体 山陽本線厚狭~下関間開業120周年記念列車 下関行き 柳井(14:45)→下関(17:05)

EF65 1124+オロテ35-4001+スハ35-4001+ナハ35-4001+オハ35-4001+スハテ35-4001

 

5183M 普通 小倉行き 下関(17:23)→小倉(17:38)③ 415系 Fm1501編成

※2021年10月17日乗車

 

 

[9461レ詳細時刻]

柳井 14:45

[徳山15:17-15:19]

厚狭 16:26-16:29

新下関 16:52-16:55

下関 17:05

 

 

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