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テーマ:鉄道(21879)
カテゴリ:筑豊本線
小竹駅(こたけえき)は福岡県鞍手郡小竹町大字勝野にあるJR九州・筑豊本線(福北ゆたか線)の駅です。駅番号はJC17。
かつて国鉄時代には幸袋線が分岐していた駅です。 1892年(明治25年)10月28日、筑豊興業鉄道が開設しています。 福岡県、九州の中でもかなり歴史は長い駅ですね。 この駅から分岐していた幸袋線は小竹駅が開業してから2年後の1894年12月28日に開通していますが、1969年(昭和44年)12月8日に廃止になっています。 2001年(平成13年)10月6日、筑豊本線の福北ゆたか線が電化されたのと同時に駅舎改築され橋上駅舎化されました。 またホームも相対式2面2線から島式1面2線に変更になっています。 駅舎内は自由通路があり、小竹町コミュニティホールも併設されています。 また、私は気が付かなかったのですが、駅のデザインは駅名の一字である竹をイメージしたものとなっているそうです。 JR九州鉄道営業が駅業務を行う業務委託駅です。 2020年度(令和2年度)の1日平均乗車人員は538人で、JR九州の駅としては第208位となっています。 小竹町の中心駅といったところでしょうが、、駅自体は中心部から直方方向へ600メートルほど外れた位置にあり駅前は閑散としています。 私は「福岡駅風土記」という1974年(昭和49年)に発行された福岡県の駅に関する古本を持っているのですが、その中で小竹駅は昭和37年ごろまでは12番線まで側線があり800台ほどの石炭貨車で駅構内は埋め尽くされていたそうです。 また駅員も石炭最盛期には90人を超えており支線の幸袋線が廃止(昭和44年)になったあとの昭和47年頃でも35人はいたそうです。 小竹駅の駅前広場には広大な駐車場スペースがありますが、かつてはすべての場所に線路が敷かれていて、石炭貨車であふれていたのでしょうね。 ちなみに昭和44年に廃止になった幸袋線は1968年(昭和43年)9月の国鉄諮問委員会から提出された赤字83線のうち最初に廃止された路線となっています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2021.10.24 19:28:21
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