北摂の箕面市へ延びる新線が、予定より少し遅れが出ているものの、地上部分の工事も着々と進んでいる。

設立当時はフランス系スーパー カルフールであったが、撤退したためイーオンが引き継いで営業している 箕面キューズモール その2階部分に北急のホームが直結する。2023年開業予定。

駅名は箕面萱野に決定した。大阪梅田までわずか24分。

日中は10両編成の電車が8分間隔で運転される予定。これは、やや供給過剰と言える。

駅西側は、御堂筋の延長道路 トンネルを越えて 新名神 止々呂美(とどろみ)インターに直結している。

駅東側に千里川が流れ遊歩道がある。

千里中央から延長距離は、わずか4キロで二駅 (箕面船場阪大前、箕面萱野)だが、現在はバスを利用すると、千里中央バスターミナルを出て御堂筋の道路に入るまで数か所の信号を渡るため、箕面萱野まで、平均10~15分程度要している。それが北急完成時には4分となる。

屋敷が今も残る

京都から西宮、神戸方面へ短絡する旧西国街道が今も残っており、赤穂浪士の一人、萱野三平の出身地でもある。駅名の萱野は彼の名を使用している。

千里川の上流に 自然が残る

国道171号(西国街道)をオーバークロスする。

高架橋桁工事が進んでいる。

付近には 今なお田畑がありのどかさがある。北摂のこのあたりは、ふた昔前までは、交通が不便で陸の孤島のような存在だった。まさか大阪の地下鉄がここまで足を延ばすとは、ここに生活している昭和時代の人々は想像すらできなかったと思う。