前回の続きで、大阪環状線の桃谷駅から徒歩で向かった日本橋の目的地には、30分少々で到着しました。探し物を求めて、この模型売場を訪れたのは1年ぶりのことです。需要が少ないパーツの様で、他店ではあまり取り扱っていないようなパーツ2件の入手が主目的です。

 

探し求めていたのは、KATO製の「100系 新幹線」と「TGV Thalys PBKA」に使用するパーツです。

 

 

ラッキーなことに2件とも見つかりました。共にカプラーで、100系用ダイヤフラムカプラー(品番Z04-2566)と、タリスPBA ドローバー(品番Z04-9863)です。100系用はE1系とも共通のパーツで比較的馴染みのあるものですが、タリスPBA用は外国型と言うこともあって滅多に見掛けない入手困難なパーツでラスト1でした。

 

100系の先頭車を3両保有しています。左側2両は基本セットの1号車と16号車で、右側の1両はASSYパーツで組み立てた1号車です。基本セットを入手する前には、0系・200系・100系の先頭車(1号車)だけをコレクションしていました。

 

基本セットの1号車と16号車にはカプラーが付いていますが、ASSY組立品にはカプラーが装着されておらず、先頭車だけのコレクションにはカプラーなど不要とケチをしていたからです。基本セットが揃うと不憫になり、仕様統一を図ることにした次第です。

 

新幹線車両のカプラー購入は初めての事でもあり、どうすれば装着できるのかも判りません。取り敢えずバラした状態で、右下のダイヤフラムカプラーを床板の端に乗せて座席パーツを被せてからボディに装着しようと何度も試行錯誤を繰り返しましたが、上手くいきませんでした。

 

結論として分解する必要はなく、簡単に装着できることが判りました。連結面にあるクリーム色の座席板と灰色の床板の間の隙間に、カプラーパーツを挿し込むだけで装着できました。

 

カプラーパーツの羽根の様に広がった部分を、左右のバランス良く挿し込みます。

 

写真のように羽根の部分が隠れた状態で一旦止まります。ここで更に力を加えて押し込むことにより、羽根部分がバネの作用をしてパチンと音がすると共に所定位置に装着できます。

 

装着が完了しました。

 

これで3両とも同じレベルに揃いました。

 

 

次は、TGV Thalys PBKAです。

TGV Thalys PBKAは、両先頭車が動力車(機関車)で、中間車(客車)8両を連結した10両編成です。中間車は機関車と連結する箇所のみ特殊な形状をしたカプラーとなっており、中間車同士は連接台車により連結される構造になっています。

 

初期製品(品番K10910)では、先頭の動力車(機関車)と中間車(客車)との連結は、じゃんけんのチョキのような形状をしたカプラーで、非常に連結・解放がし難い代物です。現行製品では、改良形カプラーが使用されており評判も良いので、これに交換することにした次第です。

 

現行製品のカプラーに交換しました。国内向け製品のKATO密連形カプラー・フック付を天地逆さまにしたような構造で、連結・解放が非常に楽にできます。一般的なパーツではないので、交換方法については外国型車両のジャンルにて別途投稿することにします。

 

これで念願のカプラー装着が完了しました。

 

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