このコーナーも節目です。 “国鉄伝説” とは違って、こちらは100%、私撮影によるものです。でも、撮影から随分と年数が経って、中には消えていたりあるいは姿を変貌させたりしているのもあったりして、今では同じようなアングルで撮るのは不可能だったりします。こちらも短命になると思っていたのですが、結構、ネタがあるなと自分自身が驚いています。

その節目になるネタは、ライブラリーを眺めながら、思わず二度見したものを取り上げます。

 

10年前の8月、私は初めて高校野球観戦をしました。

その時のライブラリーを見ていたら、たかだか10年前なのに今は鉄路から消えた車両が写っています。このコーナーのNo.93で取り上げた近鉄12000系やJR桜井線の105系、無くなってはいないけど風前の灯火状態にある吹田総合車両所奈良支所の103系、福知山電車区の183系などが収まっていました。

そして、阪急も結構撮ったようで、この中には随分前に引退した2300系が写っていましたが、その阪急の中で、 「えっ!?」 と驚愕した画像がありました。

 

 

これは阪急の梅田駅。

今は 「大阪梅田」 と駅名を変えていますが、このアングルだけでも私鉄最大のターミナルであるのを伺わせたりしています。

佇む車両に何ら変化は無いように見えますが・・・

 

 

何気に撮った7000系。

6000系と瓜二つですが、こちらは界磁チョッパ制御装置を用いています。

7000系は神宝線用で、京都線用は7300系となります。

7000系は今も現役で、別に珍しくも何ともない車両ですが、 「7006」 という車番に注目。

7006Fって、 「京とれいん 雅洛」 に改造された車ですよね。ということは、改造前の一般車両時代になります。しかも今は神宝線には基本的には乗り入れないので、このショットも貴重と言えば貴重。当然のことながら、 「この編成は7年後に観光列車に改造される種車になるから、今のうちに撮っておこう」 という目論見は一切ありません (そりゃそうだ) 。

 

バスもそうですが、私が撮った画像は後からその貴重性が判るものが多かったりします。そういう意味では “持ってる” のかもしれませんね。