北海道拓殖バス 創立60周年記念乗車券 | 菅沼天虎の紙屑談義

菅沼天虎の紙屑談義

交通機関を利用する為の切符・・・一般の方々にとっては使い終わってしまえばタダの紙屑で、最後は係員に渡して終わりになるモノです。
そんな紙屑に夢中になってしまった大馬鹿モノの戯言にお付き合い下されば幸いです。

「北海道拓殖バス」が令和3年8月7日より発売しております、「北海道拓殖バス 創立60周年記念乗車券」です。

 

 

2つ折りの台紙に硬券の乗車券が1枚セットされています。

 

 

 

 

 

セット内容の硬券です。

 

 

TBK/たくばす地紋となります。

 

北海道拓殖バスサイトには、「昭和~平成初期に使われていた、「硬券乗車券」を復刻いたしました。」とある通り、昨日のエントリでご紹介いたしました乗車券のように、肉太の「ゆき」の活字や途中で切れる小児断線など、国鉄札幌印刷と同じような活字と組版であった「北海道交通印刷」調製の券を再現しておりますが、地紋は「HPR/してつ地紋」では無く、「TBK/たくばす地紋」となってます。

 

「TBK/たくばす地紋」の乗車券は、昭和~平成初期に使われていた硬券の乗車券では見かけませんが、昨日のエントリの券のように、かつての乗車券で用いられておりました「HPR/してつ地紋」は「北海道交通印刷」の共用地紋であり、現在でも「夕鉄バス回数券」など、他社を含めて軟券で用いられておりますので、「TBK/たくばす地紋」は今回の記念乗車券用に、「関東交通印刷」が新たに作成した地紋と思われます。

 

 

 

 

 

裏面です。

 

 

昨日のエントリでご紹介いたしました券と同じように、裏面には運賃の他に右側に「北海道拓殖バス」の社章が印刷されており、「北海道交通印刷」調製の硬券は裏面が灰色の用紙でしたが、さすがにそこまでは再現されておりません。