こんにちは。

今日はNゲージ鉄道模型、KATO50系客車の話です。よくよく見ると所属区や方向によって微妙に表情が違うんだなー に気が付きました。これらを模型で再現、実車の写真を交えて書いてみたいと思います。

 

ちょっとずつ表情が違いますよね。この後一部表現を変えたりもしています(後述)。

作業していたのは、先日盛モカ車に行ったジャンパ栓、エアホース表現強化の続きです↓。

 

 

今回追加施工は秋アキ車と新カヌ車、計3編成4両のオハフ50へ施工を終えています。全車KATOの10-1276又は5142,5143の単品、総勢19両です。50系は東北で散々乗ったし撮った馴染みの車両です。東北ということで、全車EG(電気暖房仕様)の2000番台車に改番、ジャンパ栓表現にも電暖用KE3装備です。前撮りばかりでしんがりの50系客車の表情を写した写真は多くはありませんでしたが、見比べてみると なるほどなー といった感じ、表現に差異を付けてみました。

 

写真は秋田(秋アキ)車の並びです。8両在籍で全部つないで男鹿線の客レを再現することもあれば、2編成に分割して末期の奥羽本線板谷峠、EF71やED78が牽引した姿を再現することもあるので本編成だけ2両に施工しています。

写真左がトイレ側、乗降扉の後ろ、白い窓がトイレ部です。右は逆側です。方向により表情がちょこっと違うんですねー。

 

トイレ側には屋根へ上るためのステップが付いていて、幌の左上に架線注意の表示が付くんですね~、上る時の注意喚起なのでしょう。右の逆エンドにはステップが無く、注意喚起もありません。この表情の差を模型で再現してみました。また、右側はSGホース;連結器下に左右に渡りぶら下がるホース を付けませんでした。

 

男鹿線の客車列車、ステップ有側には”架線注意”表記が見られます。SGホースがぶら下がっているのも分かります。1122レは朝の8連、模型の秋アキ車全部をつないで再現する列車です。

1994/11 男鹿線 出戸浜-追分 1122レ

 

これもステップ有側ですが、スイッチバックのため推進で引き込み線にバックしてきたオハフ50の姿です。SGホースって編成片側だけの装着だったと思うんですが、晩年の板谷峠を行き交った50系の写真を見ると、両側ともSGホース非装着だったようなんです。EF71,ED78といったEG付電気機関車牽引に限られていたので付けていなかったのかな?、なので模型もホース非装着としました。秋アキ車での運用でしたが、以前の福島運輸区”仙フク”時代の名残、秋田地区の車両とは運用が分かれていた ってことかな?

1990/08 奥羽本線 板谷駅付近 426レ

 

右側は前回先行でジャンパ栓表現を入れた盛岡(盛モカ)車です。ステップ付き側、同じく”架線注意”表記を追加したのですが、一番下のステップすぐ上にもう1つ、警戒色の板があったようなんです。これを再現しました。

 

これが盛岡車実車の写真、確かに左尾灯の脇に警戒色の”トラ板”?がありますよね。屋根に上がるステップ1歩目に注意喚起が追加されていた というところでしょうか。ナナゴー牽引が殆どだった盛モカ車にSGホースが付いていたのは八戸線DE10牽引列車のSG使用があったからじゃないかと思います。

1995/01 東北本線 小繋-奥中山 530レ

 

何度も出て来るこの写真、架線注意トラ看板があるなー と思いましたが後者は盛モカ車以外で見覚えが無く、各車写真を見比べてみよう..が今回の始まりでした(笑)。

1993/06 東北本線 渋民駅付近 1530レ (右の貨物は3063レ)

 

架線注意”シールとトラ看板も例によりインクジェットの自作シールです。Excelで黄色を交互にした警戒色を作って画像とし、45度回転させてその上から”架線注意”の文字枠を入れて作っています。最初黄色と黒を同じ太さで交互にしたところ、印刷してみたら黒が勝っちゃって左上のように真っ黒け,,😅(給紙に失敗して上にはみ出ています。)、こりゃイマイチでしょ?と警戒色を黄色2:の太さに作り変えたのが右側です。こういのはやってみなきゃわからない です。トラ看板は余白を四角く切り出して貼っています。このシール、ちょっとオーバーサイズながら他にも使えそう、、もうちょっと複製しておこうかな(笑)。

 

ステップ無し側の並び 左秋アキ車、右が上沼垂(新カヌ)車4連です。カヌ車の表情が最も大きく変わりました。ツララ保護柵が付きましたしね。

 

記事冒頭の写真、最初はステップ付”架線注意”シールがある方で作っていました。しかし..

磐西を行き交った新カヌの50系の写真は、探せど探せどステップ無し側ばかりだったんです。トイレを編成内側に という配慮があったのでしょうか?なのでジャンパ栓表現とツララ保護柵をステップ無し側に入れ換えています。

1992/11 磐越西線 広田-会津若松 1221レ

 

ツララ保護柵のパーツをどうしよう?と思っていたのですが、買ってあったのを忘れてました。車体側面の床下ステップパーツが主ですが、上の方に保護枠パーツが付いていました。脱脂してメタルプライマー塗って、赤2号塗装をし、少量のGPクリアーで貼り付けています。

床下ステップは金属製で薄いので貼付け可能かもですが、編成端だけでなく全車対象、全然数が足りないので今回は見合わせです。こういった金属パーツが結構絶版になっちゃっているようで参ったなー、買い足そうにも手に入らないようです。DD51のツララ保護枠も追加購入を と思っていましたが手に入らず仕舞いです(汗)。

 

更に新カヌ車って何か雰囲気が違うんだよなー と思っていましたが、わかりました。幌枠が赤かったんだ~..。見ればわかるじゃん なんですが気付いていませんでした😅。末期には他区からの転入か、グレー幌枠も居たようですが、ツララ保護柵付は赤幌枠だったようです。私には保護柵があって磐西の50系らしい と思えたので再現してみました。

因みに写真もステップ無し側、以下のリンク記事にも磐西客レが多く載ってますが、トイレ側が車端に来ているケースは無いようです。やはり他区には無い配慮があったんじゃないかなー と思います。

 

 

ということで幌枠も赤2号で塗って..何か磐西の客レっぽくなった気がします(笑)。

 

板谷峠のEF71牽引、2両編成はSGホース無しがしんがり...色々と細かいことに気付いちゃいましたねー。幌枠の左内側、片開き貫通扉のHゴム表現も入れたいところですが、塗装では難しいと思い今回は見合わせです。

 

これで純正?50系3編成の片側+秋アキ分割の1か所に装備、表現を終えました。

まだ50系5000番台、51形が手付かずで残っています。

 

写真は電暖用KE3ジャンパ栓を切り出したところ、余った機関車のカプラーパーツから切り出しますが、殆ど残骸のような小さいのを切り出す..失敗も一定数あってりして、余り品が足りるかどうか怪しくなってきました😅。なので先ずは基本編成片側だけ施工、5000番台、51形を網羅してから編成両端へと進めたいと思います。

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

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