10月17日、名古屋文理大学文化フォーラムで開催の「鉄道物語」に参加するために、品川6:00発の
「のぞみ79号」に、実に12年ぶりに乗車して名古屋入りをした自分。
※12年前は「のぞみ99号」でしたな。
朝3:45起きの身体で寝過ごすこともなく無事に名古屋駅を降り、朝食を兼ねて在来線ホームへ。
ふと…関西線の12・13番ホームに上がってみたならば、早速の鉄運が。
クモハ211-1、見参!
国鉄分割民営化前年の1986(昭和61)年11月ダイヤ改正で、名古屋地区の東海道本線の快速列車の
増発用として4両編成2本のみが導入された211系があった。
先に運転を開始していた東北・高崎線用のクモハ211が1000番台だったのと、後のJR東海管内での
運用計画を見越していたのかクモハ211+モハ210+サハ211+クハ210という編成となり、他3両は
東京地区用の211系0番台の続番とされたものの、クモハ211は新たに1・2の番号が付番された。
JR東海発足後は全車ロングシートの5000番台として量産されたために、クロスシートを装備する
211系としてはこの8両だけであり、クモハ211形の0番台も結局この2両だけである。
同時に、JR東海所属車の中では最後の旧国鉄製造車グループである。
投入当初は青と白のオリジナルカラーで「シティライナー」と呼ばれたそうだが…
JR東海継承後程なく湘南色に変更され、それは2年ほどの短命だったそうだ。
車号の前には◆マークが。
現在はシングルアームパンタグラフに換装され、入線できる路線に制限がなくなっているからか。
車内の車号プレートも健在。
どうかこのまま無事でと願いたい。
車内のクロスシートも原型のまま。
クハ210は車椅子スペース設置のため一部改造されているそうだが。
この電車も製造されてから35年。
現在は神領電車区配置で、朝夕中心に関西本線で運用されるのみとの由。
しかし、既にJR東海では後継の315系の開発製造が発表されており、他の211・213・311系と共に
早晩置き換えられることは確定的な状況となっている。
しばらくはJR東海の旧型車両から目が離せなくなりそうだ!