私「三好 鉄道」がよく見るテレビ番組の一つにABCテレビ(テレビ朝日系)で平日の夕方に放送される「キャスト」というニュース番組があるのですが、その中でも毎週火曜日の
「なんでやねん!?」
というコーナーはいつもよく見ており、ABCテレビの古川昌希アナウンサーとアイドルグループA.B.C-Zの河合郁人さん、又は塚田僚一さんのどちらかが視聴者から送られてきた
「『なんでやねん』と疑問に感じた珍現象」
について現地に出向き、その謎を解明していくコーナーであり、時々「鉄道」にまつわる珍現象も取り上げるので毎週楽しみに見ています。
さて、今日の放送では古川アナとA.B.C-Zの塚田さんが阪急千里線の
「関大前駅」
の周辺にまつわる珍現象について追求していましたが、実を言いますと「関大前駅」というのは最初からその駅名ではなく、何度も改名させられた上で現在の駅名になったのです。
時を遡ると今から丁度100年前の1921年(大正10年)10月26日、阪急千里線の前身である北大阪電気鉄道が関西大学の南側に出来た「千里山花壇」という遊園地の最寄り駅として
「花壇前駅」
を開業したのが始まりであり、その翌年の4月17日には「花壇前駅」の北側に
「大学前駅」
が開業しました。
その後北大阪電気鉄道は新京阪鉄道、京阪電気鉄道の順に譲渡され、京阪時代の1938年(昭和13年)9月15日に「花壇前駅」は
「千里山遊園駅」
となり、その5年後の1943年(昭和18年)12月、会社合併で阪急電鉄(当時は京阪神急行電鉄)になったのと同時に
「千里山厚生園駅」
に名を改めたのですが、終戦直後の1946年(昭和21年)4月7日に
「千里山遊園駅」
に戻され、4年後の1950年(昭和25年)5月に千里山遊園が閉園となり、その跡地に女子高が建つという噂があったことから
「女子学院前駅」
となったものの、8ヶ月後には
「花壇町駅」
に改名され、1964年(昭和39年)4月10日に「花壇町駅」と「大学前駅」が統合されたのと同時に
「関大前駅」
となり、現在に至っているのですが、数ある日本の鉄道駅の中で阪急関大前駅はおそらく
「駅名の改名回数が一番多い駅」
になるのかもしれませんね。
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