2021.9.26 E4系Max、最初で最後の新潟旅【1】 | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

楽しかったなぁ、と思える旅が好き。

さまざまな美味しいものを食べて、さまざまな人と会って。
そんな醍醐味を、当たり前にやってきたことをなかなか楽しめなかったこの2年近く。
一つの険しい山を乗り越えて、今改めて楽しもうという気概に満ちている。

なにより、列車旅に出よう、という気概に満ち溢れている。

音楽に傾倒していた時は、鉄道趣味、鉄道旅にかける気概が相対的に減少していた。
遠征も時々はあったけれど、2009年までに比べると行動範囲は格段にコンパクト化していた。
2009年までは毎年一回は必ず行っていた関西は2016年のみ、中部地方も2014年が最後に。
行って静岡、群馬、茨城に栃木、そこから先を越える機会が皆無に近いほど激減していた。
自らの持つ熱量というものは予め決まっていて、その範囲を超えることはできない。
そのことを改めて考えさせられたのが、30代の自分だったのだ。

ただ時間は流れ、この5年で音楽がゼロに近いほどになり、新たな核になりつつある演劇のほうも
最近は公演中止・延期が相次ぐなど、いまいち上昇できていないままでいるのが実情。

そんな中で鉄道にかける割合が増えているのは、半ば必然であって。
アイドルに活路を見出していく同年代もいたが、自分は20代の頃に身近な場所で散々に負の部分を
見せつけられていたのが功を奏した?か、それには一切傾かず鉄道趣味が基軸に戻ってきていた。

だがそれすらもコロナ禍によって制限がかけられていく中で、あれやこれやと仕掛けていくことは
とてつもなく骨が折れることではあったが…
ただそれなりに対応策も自分なりに会得をし、慣れてきて。
マスクを外すのは怖い、と思うようになった自分の性格も今のところはプラスに働いているw

さぁ、いよいよ緊急事態宣言解除!の機運高まった9月26日、日曜日。
この二ヶ月近く追い続けてきたE4系Maxは、いよいよ定期運行最後の日曜日になった。
撮り鉄として追うE4系はここでひとまず終わり、乗り鉄として一日追い求めて行こうと決めた。
そこで、金曜日に買っておいた週末パスの本活用となっていく。

この日は、朝7:30頃から東京駅に立っていた。

本当は7時前には着いていたかったのだが、さすがに起きれずこの時間になったのは余談。


8:04発のMaxたにがわ403号に乗車を定め、東北・上越新幹線ホームに入る。

東京駅からE4系に乗車するのは、実に10年3ヶ月ぶりのことだ。


案内表示でも、二階建て16両は圧倒的な存在感。

まずは22・23番ホームに上がってみるが、ホーム先端まで行ってみるとこんな掲示が。


まぁ、こうなりますよね。


至極当然の対応。

先端はホーム幅も狭く、危険極まりないからね。

そんなことを思いながら、待つことしばし。

7:52のことだった。

高崎始発のMaxたにがわ474号として、21番線に入線。

生憎の曇り空で露出オーバー、頭が白くなってしまったが…

この露出問題は、E4系撮影に関しては結局最後の最後まで引きずることに。


やはり日曜日、それも定期では最後だから、朝も早よからなかなかなギャラリーが撮影に。


そして、まずは東京までの乗客を下ろして車内清掃へ。

そのタイミングで自分も21番線へ移動する。

既に16両編成での東京駅ホームでの撮影はこれまでの記録蓄積であらかた充足していたから、先ず

今回に関しては座席確保、乗っていくことが第一優先議題であったからだ。


歩きながら、さまざまなアイテムも気持ち向くままにシャッターを切っていく。


そして、頭合わせになる9号車、自由席の乗車口に並んだ。

まず今回は、

乗車のための開扉が発車3分前と慌ただしいのはいつもの事だったが、いざ乗ろうとしたところで

学生と思しき二人組が列を追い越して乗ろうとしてきたので、思わず


ここ並んでるだろッ!


と一喝、後ろに下がらせた。

座りたい場所があるのは話の内容からわかっていたが、それだったら早くから並んどけって話。

いきなりのハプニングではあったが、至極当然の対応であろう。

そういった抜け駆けは、許してはいけない。


自分とて一番意識していた場所には座れなかった。

しかし、所謂F席という2階席の三人掛け、進行方向右側(線路側)に席を確保。

発車前に慌ただしくお茶を買い、はや発車時刻を迎えた。


8:04、Maxたにがわ403号、東京駅発車ー。