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基本、旅行記と日本ハムファイターズの事しか書きません。

北見発遠軽行き 臨時特別快速きたみ号に乗る

2021-10-19 06:21:34 | 2021年の旅行記(国内)
さて、旭川行き特別快速〈きたみ〉は遠軽~上川はバス代行とあります。



JR北海道では昼間の列車を運休して大規模保線工事を行っていて枕木の交換を行っている。そりゃあさっきみたいなひび割れしたままの枕木じゃいかんわな。
https://www.jrhokkaido.co.jp/other/pdf/20210720_sekihokusen.pdfプレスリリース貼っときます。

その期日が9月27日から10月1日、10月4日から8日までとなってて今日は10月8日。要は最終日なんですね。旅程を組んだ時点では当然知らず、気づいたのは1週間前。ヤフーの乗り換え案内で検索すると特快きたみが遠軽行きになっているので「はて?」と思ったから。つまりは〈大雪〉は全面運休しているので、下りは上川9時16分のオホーツク1号から19時49分の3号まで、上りは7時44分発の2号から19時19分の4号まで10時間ほどは列車が走らないということです。その代わりに代行バスが走るのですが、当初は列車が少ない区間だからこそ快速で抜けたかったのですが珍しい体験できるからそれもいいだろうと。





というわけで特快きたみです。エアポートの早朝深夜に特快ができるまで北海道唯一の特別快速という称号を得ていた列車ですがキハ54の単行。日によってはキハ150もあります。サボには旭川~北見になっていますが遠軽までです。なのでこのサボは使わないほうがいいと思うんだけどな。車内は集団見合い式ながら前向きの席を無事ゲット!。遠軽までなので方向転換ありません。



北見駅前のローソンでおやつを購入。まだカツゲン飲んでいなかった。



時々ローソンでやっている日本ハムファイターズコラボ企画、上沢が千葉県出身なので(松戸出身専大松戸高卒)ピーナツクリームを挟んだパン。程よい甘さ。あと甘いの食べれば塩気が欲しいので無意識にカリカリ梅買っちゃった。たまには酸っぱい物もよい。乗客は30人くらいで発車。



乗客の客層は幅広くてフルムーンパスが1組、大雪が運休になったからだろう。出張客風も2人います。運転席の後ろにはヘルメット被った若者3人とアテンド2人。企業見学みたいな感じである。”北見の地下鉄”を抜ければ周囲は畑ばっかり。しかしこの列車の運賃おかしいんですよね。北見~旭川には特急大雪のえきねっとトクだ値があり割引率はなんと55%!3,240円で特急に乗れるんですが(運転していれば)、この列車は特別快速なのに割引はないので乗車券だけで4,510円ととんでもないほどの差額がある逆転現象が発生しています。なので予定の都合で当初から特快きたみに乗る場合でも大雪2号のえきねっとトクだ値を購入しておけば3,240円で済みます。乗り遅れ時は乗車券のみ有効ですので。運転していればですけども、快速用の割引切符があってもいいと思うんですがどうでしょうか。

しかしこの列車も登場時は特急と4分程度しか変わらない所要時間で走っていました。石北本線は95キロまでしか出せないのでキハ183だろうが54だろうが同じように走れるからなのですが停車駅の増加、最近は近接する普通列車を廃止し代替で停車させることで20分以上所要時間が延びてます。駅の廃止も重なって、上川~北見で通過駅は瀬戸瀬と西留辺蘂のみ。東相内で散歩中の保育園児が見送るので手を振ってやり、留辺蘂までに10人ほど降りてゆき、ヘルメットの若者も降りていった。ここから先は山越え区間。



今日のこの列車唯一の通過駅、西留辺蘂を過ぎて金華信号場で〈オホーツク1号〉と交換。このついでに前方のトイレに入って用を足して出ると無線が聞こえて特急は5分遅れだって。運転士は遅れる旨案内をしてから運転席に鍵をかけてトイレに入った。こちらは我慢していたのかな?



結局4分遅れで金華を通過し、運転士も慌てるように出てきて発車。トイレの中で通過する特急の音を聞いて慌てたのかも。ここから先は急こう配にカーブが連続する常紋峠、ゆえに貨物列車は機関車を前後に連結しないと上がれない。単に遠軽での機関車付け替えを省くためにプッシュプルにしているのではない。それでもこの時期は玉ねぎ列車が満載で走る。遠く離れた三重県のマックスバリュにも「北見F1たまねぎ」の箱が青果売り場に見えるのは貨物のおかげです。たまにJAいわみざわも並びますが…。



常紋信号場のスノーシェッドやあっち向いてほいの信号機は残るものの線路は撤去された模様。常紋トンネルの人柱の話は若い人はもう分からないでしょうきっと。トンネル抜けたら下り坂で軽快に走り生田原、ここで賑やかになります。幼稚園児が20人か30人くらい、引率者3人とともに乗車。鉄道体験なのでしょう、以前もこの区間で小学生が銘々に切符を持って特急に乗ってきたことがあったんですが、こうでもしないと子供がJRに乗ることなど当地ではまずないんでしょうね。どこへ行くにも車の社会。もっとも遠軽駅あたりが学校幼稚園に営業しているかもしれません。輸送人員を増やすためにも。それに子供で賑やかな列車も悪くない。

安国では子供が「〇〇ちゃんのママ!」と騒ぐ、ホームには赤ん坊抱いた女性がいて、子供がどうしているか気になって見に来てしまった親ですね。引率者も「ほんとだね、じゃあ手を振ってあげよう」と。



瞰望岩が見えて旭川方面の線路が寄ってきたら遠軽。本来なら6分停車で方向転換となるけども今日はここで終点、ここから上川までバス代行となります。いっそ旭川直行のバスも用意したらいいのにと思うけどそのようなことはない。



去年の今頃、宗谷本線で同様のメンテナンスで特急サロベツを稚内~幌延で運休したときは列車のダイヤがいじれず、かつバスでは幌延に間に合わないということで稚内・南稚内・豊富で乗車扱いしたあとは下車扱いのみで旭川まで走った代行バスがあったんですが(乗ってみたかった)、今回はいじれるのでね。



ぜひとも最前方の席と思ったのですが既に先客がいて(遠軽からの乗客)残念、運転手の後ろの席は確保できましたが飛沫防止シートがあるので見づらいな。幼稚園児は通園バスで帰ってゆきました。



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