全4回でお伝えしている、JR四国の「藍よしのがわトロッコ」の乗車記。
 

その①では、車両や徳島駅での出発式の様子をお伝えしました。

その②では、徳島駅出発後~徳島線唯一の鼓山トンネルまでをお伝えします。

 

今回その③では、吉野川の様子~貞光駅までをお伝えしていきます。

 

 
■吉野川へ
徳島線唯一の「鼓山トンネル」を抜けると、いよいよ吉野川と並走する区間です。
 
 
では、ご覧いただきましょう!

四国三郎こと「吉野川」です。
国道を挟んでいますので、川岸ギリギリという感じにはなりませんが、日常を忘れるには十分すぎる絶景です✨
 
 
車も多くないので、タイミングをあわせれば、クルマが写り込まない写真を撮ることができます📷️
 
 
途中で何か所か鉄橋を渡りますが、吉野川に流れ込む支流を渡っているだけで、吉野川を渡ることはありません🙄
 
 
その中でも特筆すべきは、穴吹(あなぶき)
 
かつては日本一の清流とも言われた川で、その水質は折り紙付きです。
 
列車から眺めていても、その美しさに吸い込まれそうです。
 
 
この穴吹川では、かつて伊藤園の「おーいお茶」のCMが撮影されたとのこと。
 
そんな美しい景色に見とれながら、車内販売のブルーソーダ(390円)を頂くのは格別です。
 
これ、ブルーソーダではなく、「吉野川ソーダ」とか「穴吹川清流ソーダ」というネーミングにした方が売れるような気がしますが🤔
 
 
そんなアイデアを車内販売員の方にお話ししたところ、「吉野川ならもう少し緑色にしないと」という手厳しいお返事が💦
 
四国の清流と言えば、最近は仁淀川がランクインしていますからね😅
 
 
■車内販売とガイドさん
車内販売では、農業科の高校生が作ったクッキーや、鳴門のわかめせんべいなども販売されています。
他にも、列車のグッズなども取り扱っていますので、積極的に購入したいですね🎁
 
 
さて、この列車には「ツーリズム徳島」のガイドさんが同乗して、沿線の見どころをガイドしてくださいます。
 
この日のガイドさんのお声がとても耳障りが良かったので、「お上手ですね」とお伝えしたら、「まだ数度目です」とのこと👏
 
それもそのはず、帰宅後に調べたら、FM徳島のパーソナリティをされている方でした。
 
※ブログ掲載ご本人許諾済です。
 
プロの方に、大変失礼なことを申し上げてしまいました😣
 
■沿線のおもてなし
列車は穴吹駅に停車中。
どうやら、上りの特急「剣山」と交換するようです。
 
 
四国の観光列車の特徴として、沿線のおもてなしが素晴らしいことがあげられます。
 
お遍路を受け入れる文化がありますので、それが受け継がれているのでしょうか。
旅行客に喜んでもらおうという気持ちが伝わってきます☺️
 
藍よしのがわトロッコ」では、太田女性会の方々のお手振りが定着しています👋
 
 
列車は緑色のトラス橋で、貞光川を渡ります。
 
 
鉄橋を渡り切った先にある、老人ホームでもお手振りをしてくれました。
こちらも思いっきり振り返しました👋
 
そんなおもてなしに触れているうちに、列車は貞光(さだみつ)に到着します。
 
この駅は、時刻表には停車駅として記載されていないのですが、15分間停車します。
その間、列車から降りることができるのは嬉しいですね🎶
 
 
駅前に出てみたり、構内踏切から撮影してみたり、思い思いに過ごすことができる貴重な時間です。
 
 
山々の緑や青空に映える、藍色の車体が美しいです✨
 
こういった停車時間があると、その列車の旅をより満喫できますね。
 
 
最終回、その④に続きます。