鉄道系博物館のスタンプラリーの一環で東武博物館に行ってきました。展示内容は決して多くはありませんが、都内でアクセスが便利な立地で気軽に楽しめました。
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館内に入ってお出迎えをしてくれるのは5号蒸気機関車です。1899年の東武鉄道開業に際して英国から輸入されたもので、静態保存ながら1日4回動輪を回転させる演出が見学可能です。
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5号蒸気機関車のそばに展示されいるのが、東武鉄道初の電車であるデハ1形5号です。製造自体は日本車両によるものですが、国内での技術が未熟であったために電機品や台車などは米国製を採用しています。
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車内は木がふんだんに使われた温かみのある雰囲気です。旅客車としての役目を終えた後も機関車代用で貨物列車を牽引したり、工場内の入換車として運用されて57年間もの長きにわたって活躍しました。
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運転室は路面電車のように鎖で簡易的に仕切られています。前面窓が5分割されていて視認性は問題無かったのでしょうか?
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こちらは東武鉄道が誇るスペーシアの個室カットモデルです。きちんと通路まで再現されていて、内部に入ると実車と全く違和感を感じないくらい本格的な造りです。
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大きく開放感のある窓が設けられた個室内には、左右にソファのような座席と大きめのテーブルが備えられています。テーブルに飲食物を広げて仲間内で楽しく快適に旅行が楽しめそうです。
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ゆったりとした造りの座席で長時間の乗車でも苦にならないでしょう。座席上部には荷棚が設けられています。荷棚下に張り付いている小さな箱は読書灯かと思われます。
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こちらは日光方面の優等列車用として製造された5700系です。東武博物館には2両保存されていますが、こちらは貫通型となります。引退後は製造元のナニワ工機にカットモデルとして譲渡されましたが、同社の鉄道車両製造事業からの撤退に伴い、東武に里帰りを果たしました。

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