皆様こんばんは。ブログおよびホームページ管理人の神@北見です。

 

先ほどは本日届いたTomix製新製品キハ56系200番台のうちキハ56を見てみました。

 

↑前回投稿はキハ56 200です。

 

続いてキハ27・キロ26を見てみたいと思います。

 

↑キハ27 200です。模型の時代設定や仕様はキハ56 200と同じです。

 

正面写真を撮り忘れましたが、このキハ27 200もスカートはキハ56 200と同仕様のものになっています。つまり昭和42年度第3次債務以降の車になりますね。キハ27 204以降が該当します。

 

↑キハ27 204~214は、冷房準備車ということで○で囲った部分に将来のDM83用吸気口ルーバーの準備工事がされていました。ここに縦長の蓋が付いていました。しかし模型ではそこまでは再現されていません…。

 

↑この側面形状からTomixさんの製品はキハ27 204~214に該当します。昭和43年度民有債のキハ27 215~217は、4VKとDM83を従来と逆向きに設置する設計変更が反映されており、赤丸で囲った部分にDM83用の縦長のルーバー準備工事があり、車側灯が青丸で囲った位置へ変更になっています。

 

つまり、キハ27 215~217にしようと思うと、車側灯の位置を変更しないといけないことになります。細かいですが…。

 

↑キハ27の床下です。色々と面白そうなことになっています。

 

↑外せるパーツを外しました。エンジンの他、機関予熱器と水タンクも外れます。

 

↑機関予熱器が外せるというのは非常にポイントが高いですね。キハ58系1エンジン車の機関予熱器は数種類ありましたので、これらを作り分ける際に交換式だと非常に簡単に済みそうです。

 

↑妻面です。やはりキハ27 204以降をモデルにしているようですね。なお、実車のキハ27・28冷房準備車は、向かって右側の冷房用配電盤の出っ張り上部が、幌受座より上には飛び出しておらず幌受座上部と配電盤出っ張り上部が同じ高さになっていました。模型ではちょっと配電盤の方が高いですね…。細かいですが…。

 

↑キハ56とキハ27の妻面です。双方ともいい線いってますが、左のキハ56は汎用性を考えると右のキハ27と同じ位置にKE53ジャンパ栓納めがあった方が良かったかな。右のキハ27は、配電盤出っ張り上部が左のキハ56と同じ高さの方が良かったかな…。まぁこんな細かい店誰も気にしないのかもしれませんが…。それより妻面の下降窓にはいつまで経ってもガラスが入りませんねぇ…。

 

さて、キハ27も20年前のキハ28 500番台と比べてみたいと思います。

 

↑左がキハ27 200、右がキハ28 500です。キハ56と同じく全体的なプロポーションの良さは昔から変わっていません。キハ28 500は実車が4両しかいなかったので、「こんなのが模型化されるということはキハ56・27 200番台製品化も近いか!」と思ったのですが、20年近くかかりましたね。

 

↑屋根上の比較です。奥がキハ27 200、手前がキハ28 500です。同じように見えます。

 

↑正面です。キハ28 500はジャンパ栓納めが位置などが製造時期を正確に反映していますね。ただしスカートが実車は若干異なっています…。キハ27 200はその模型の形態から204以降ということになっています。

 

↑妻面です。左がキハ28 500、右がキハ27 200です。良く見ると同じ金型のように見えます。実際はキハ28 500は昭和42年度本予算製なので形態が異なりますが、キハ27は204以降であれば先に述べた冷房配電盤上部高さ以外は問題ありません。

 

さて、続いてキロ26を見てみます。

 

↑キロ26 200です。グリーン帯が最初から印刷されているので北斗代走以降の運用はほぼ函館限定ですね。。。函館にはキロ26が居た当時キハ56 200番台の配置が無かったので、セットのような編成を組むのは北斗代走以外はかなり苦しくなります。。。

 

↑従来品のキロ26 100(後期車)とあまり変わり映えのしない200番台ですが、便所窓が横長小窓になっています。

 

キロ26はあまり見るべきポイントがありませんが、床下を見てみようと思います。

 

↑かなりバラバラになります。キハ27と同じくエンジン・機関予熱器・水タンクの他冷房用発電装置も外れます。全部ばらすとキハ27と同じ床板のように思われます。

 

これを見る限り、後に4VK+DM83も別パーツになり、向きが違うキハ28 2500もパーツを反対向きに付けることで対応できるようになるのでしょうね。

 

さて、キロ26 200はキロ26 100と比べてみたいと思います。

 

↑手前がキロ26 200、奥がキロ26 100(後期車)です。200番台は201~203の3両、100番台後期車は104~107の4両しか存在せず、こんな少数の車たちが完成品の模型で発売される時代になったのですね…。

 

↑屋根上です。AU13クーラーきせの形状以外は同じようです。実際はクーラーも入場の度に入れ替えが激しかったので、色々載せ替えて楽しむのも良いかと思います。

 

↑側面です。上がキロ26 100、下がキロ26 200です。車体は実車もあまり差異がありません。大きな違いは便所窓くらいでしょうか。床下は200番台では大型の機関予熱器であるWH300になっていますが、上の104も恐らくWH300になっていたと思われますので、製品はエラーという可能性大です。

 

↑これでキロ26のバリエーションが増えましたね! しかしマニアックな…。

 

↑今回の製品から1エンジン車の水タンクが別パーツになりましたが、キハ58系1エンジン車のタンクには(細かな変なのを除くと)大きく分けて3タイプあり、晩年には換装も多かったので別パーツ化は今後の展開に期待したいものです。

 

さて、つづいて付属パーツを見てみましょう。

 

↑4両分にしては意外と少ないのかな。

 

↑今回の製品から増えたものもありますね。

 

↑製品案内のとおり、代走「北斗」のヘッドマークもあります。

 

↑今製品ではトイレタンクが付属されました。模型は原形なので1970年代頃までの姿がしっくりくるので同パーツは要らないので、他に転用できそうです。

 

↑今製品からはキハ56・58系でもタイフォンが別パーツになりました。タイフォンのパーツ自体は他のTomix製気動車(キハ40系・キハ45系・キハ66・67等)と同じものが入っています。キハ58系は新潟タイプ、回転式、金沢の傘付きなどいろいろな種類がありましたので、今後の展開に期待したいです。

 

↑キロ26 200は「北斗」代走時用に青函連絡船アンテナがありましたので、このパーツまでご丁寧に入っています。昔はキロ26 100を200番台に改造仕様として、このパーツを○○オクで探して高値で入手したことがありましたが、製品化されてしまったので無意味でしたね…(泣)

 

↑今回の目玉パーツの1つであるジャンパパーツです。今回は非冷房のキハ56・27でしたが、ちゃんと冷房用ジャンパケーブルまで入っています。ただしKATO製と同じくケーブルまで塗装はしてくれなかったのですね…。

 

↑種別幕パーツです。通常は「急行」「快速」「普通 2種」が入っていましたが、今回は「特急」が入っています。紺色文字なのですね。てっきり赤色だと思っていたのですが実際のカラーを見たことが無いので良く分かりません。

 

↑排障器と幌は従来と同じです。

 

最期に、付属のインレタを見てみます。

 

↑元々両数の多くないグループなので、全車分のナンバーを入れてくると思っていたのですが、意外と少ないです。

 

キハ56は「北斗」代走時には212・213・214は苗穂配置でしたので貸し出しを想定しない限り使えないかな。また、キハ27はご丁寧に201・202・216・217が入っていますが、製品が204~214をモデル化しているのでこれらを使うには一工夫必要です。キロ26は3両しかいなかったので3両分入っています。

あと、従来は前面用のインレタが1つしか入ってませんでしたが実際は妻面にも入っています。今回はこれを考慮してか1つの車番で4つ入るようになりましたね。

 

このインレタの品番はセット用になっているので、単品には別のインレタが入っていて全車を揃えられるようになっているのかな?

 

ということで、色々コメントもありましたが全形式のレビューをしてみました。とりあえずそのまま付属パーツを付けるだけならあまり手は掛からなそうですね。今晩から明日にかけて整備してゆこうと思います。

 

 

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。それでは次回もお楽しみに!!