Europe by Rail の記事「DEUTSCHE BAHN OPENS BOOKINGS FOR 2022」を参考に、ヘッドラインをまとめました。

 

ダイヤ改正ですが、2021年12月12日に実施されるようです。

一部ブログ筆者による内容補完をしています。

 

ICE(高速鉄道)関連

  • ケルンからベルリンとミュンヘンの両ビジネス路線でICE Sprinter(ICEの中でも停車駅の少ない便)が最速列車の所要時間が4時間を切ることになります。具体的にはケルンからベルリンまで無停車列車が登場するようです。

 

  • ドレスデンからベルリン、ハンブルクへの直通列車の一部、ベルリンとライン・ルール地域を結ぶ既存列車にICEが導入されます。

 

  • ケルン、ビーレフェルト(Bielefeld)、ハノーバーからベルリンを経由して、パーゼヴァイク(Pasewalk)とグライフスヴァルト(Greifswald)への直通ICEが毎日運行されます。

 

 

IC(インターシティー)関連

  • フランクフルトからジーゲン(Siegen)、アルテンフンデム(Altenhundem)を経てドルトムントまで、2階建てのインターシティ列車が2時間ごとに運行されるルートが新設されます。一部の列車はさらに北のミュンスター(Münster)まで足を延ばし、そのうち毎日1便がノルディック港(Norddeich Mole)まで運行されます。

 

  • エルベ川流域のマクデブルク(Magdeburg)やシュテンダール(Stendal)から、ロストック(Rostock)やヴァルネミュンデ(Warnemünde)行きのインターシティが毎日運行されます。

 

 

国際列車関連

  • オーストリア国鉄レイルジェット(Railjet)がフランクフルト〜ブレゲンツ(Bregenz)〜ウィーンというルートが新設されるようです。ボーデン湖、アールベルクトンネルを通るルート。

 

  • ユーロシティ(EC)のベルリン〜クラクフ間の列車がポーランド南東部のプシェミシル(Przemyśl)まで延長され、ウクライナ国境での昼間の接続が新設されることになります。

 

  • オランダからスイスへの昼間の直行ICEに加えて、アムステルダムからチューリッヒへの夜行便が新設されます。(※筆者注釈:ナイトジェットでの運行)

 

  • オープンアクセスの鉄道会社、ウェストバーン(Westbahn)社は、ミュンヘンからウィーンへ1日6本の直通列車を運行します。

 

 

→ブログ筆者補足

2階建てインターシティー(以下、IC2)は下記のような車両を指しているようです。写真は客車タイプのIC2ですが、電車タイプも存在します。

 

 

ナイトジェットの路線図 (PDF)

アムステルダム〜チューリヒも反映済です。

https://www.nightjet.com/dam/jcr:19dfc2a1-f296-4688-a5c6-ef380a3377ed/nightjet-streckennetz-englisch.pdf

 

 

ウェストバーンは、現在オーストリア国内、ウィーン西駅〜ザルツブルグ間で旅客列車を運転している会社ですが、ミュンヘンまで延伸することで、ドイツ側のパートナー会社の存在があると思いますが、この記事での言及はありませんでした。