カビゴンさんから頂いたチラシ📃に、様々なバスが写っていたので改めて解説します。


次に写っていたのは舘山寺で撮影された1枚ニヤリ舘山寺海の家の看板にバスの鼻が見えます。
遠くには大草山の稜線が見えるので、現在の浜名湖マリーナ遊覧船乗り場のあたりです。

観光客はこのバスに乗ってきたのでしょうか?

これは遠州鉄道のボンネットバスです。帽子のおじさんの上には腕木式方向指示器(アポロ)が見えて、おじさんの後ろには車番(No.)が見えます。

遠州鉄道、傍系の浜松観光自動車では1950年代、登録番号のほか車番も用いられていました。


鍛冶町交差点をゆく遠鉄バス
鍛冶町
1960年
フェンダーの形状から三菱B2系ボンネットバスと分かります。太い桟のラジエターグリルから"パルテノン神殿"と呼ばれていました。三菱ふそうのボンネットバスは日野・三菱・いすゞ・民生(後の日産ディーゼル)・トヨタ・日産の当時の国産大型バスメーカー6社のなかで大型車を中心に販売していました。そのため大〜中小都市を中心に見られましたがボンネットバスが生き残る山間・狭隘路での導入は少なく1961年に生産終了となりました。
置戸地区卸売市場HPより
北海道常呂郡置戸町に、1950年に製造された三菱B2系:B25が動態保存されている。札幌市交通局が自社発注し車体架装は横浜造船車輌によるもので廃車後は倉庫として再利用されていたものを個人がレストア。地元置戸町のイベント時にその勇姿をみせる。
三菱B24とバス乗務員
袋井営業所
1954年
これ以降の写真は社内報"えんてつ"に掲載されたものです。当時はまだツーマンカーの時代、ベテランの運転手さん若い女子車掌。当時の女子車掌は中卒者も多く驚くことに4月の入社時には顔写真と氏名、卒業学校が紹介されていました。

三菱B25とバス乗務員
磐田営業所
1960年
ベテラン運転手さん紹介。当時はまだ静岡県内は全て『靜』ナンバーでした。車体架装は富士重工でした。