■藍よしのがわトロッコ
藍よしのがわトロッコ」は、徳島(とくしま)阿波池田(あわいけだ)を結ぶ、JR四国トロッコ列車で、昨年2020年10月に運行を開始したばかりの新しい列車です。
 
新しいといっても、2019年までは「志国高知 幕末維新」号(高知~窪川間)として使われていた車両をリノベーションしたものです。
高知~窪川間では、新たに「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」を運行することになったため高知ではお役ご免(後免?)となったのですね。

リノベーションとはいえ、藍色のグラデーションが青空に映える、美しい車体です✨
 
 
徳島→阿波池田の午前中の下りは「さとめぐみの風」、
阿波池田→徳島の午後の上りは「かちどきの風」という愛称名が付いています。
 
 
徳島県は藍染めの原料「すくも」の栽培が盛んな地域。
阿波藍」というブランドにもなっていて、海外でも「JAPAN BLUE」として人気があります。
 
藍には、なんと48種類の色があって、それを車体のカラーリングで表現しています🙄
 
 
阿波池田方が1号車トロッコ車両です。
藍(Ai)と阿波踊りのロゴマークがデザインされています。
 
 
徳島方の2号車控車
上り下りとも、1号車のトロッコ車両に乗れるのは石井~阿波池田間のみ。
都市部の徳島~石井駅間では、全員がこちらの控車に乗車します。
 
車体には、藍絞り染めの模様がデザインされています。
 
 
なお、指定席券は、2号車のみの発売で、トロッコ乗車区間になると1号車の同じ番号の席を利用できる仕組みになっています。
 
おすすめ座席は、もちろん吉野川側(奇数番号)になります。
徳島→阿波池田の場合はD席、阿波池田→徳島の場合がA席が進行方向になります。
 
 
個人的には、トロッコの解放感を味わいたいので、視界が開けることを重視して席を選びます。
ベストは阿波池田行の場合は15D、徳島行の場合は5Aになります。
 
なお、1ABC席は業務用、1DE席はいつも老夫婦が座っているので使用できません。
(↑意味不明かもしれませんが、その②でネタバレします😌)
 
※繰り返しですが、発売されるのは2号車の座席のみですので、みどりの窓口で「1号車を発券してくれ」などとわがままを言ってはいけませんよ😎

■徳島駅
徳島駅にやってきました。
電光掲示板には、すでに表示が出ています。
 
 
ホームを見渡すと、何だかスーツの方が大勢いらして異様な雰囲気💦
 
そう、当日(10月1日)は四国デスティネーションキャンペーンがスタートする日。
そのため、各観光列車の出発駅では、デスティネーションキャンペーンのキックオフをかねて、出発式が行われていたのです。
 
 
そんなこともあり、乗客全員に藍を練り込んで作ったという「藍びすこってぃ」というお菓子と、藍茶のティーバッグがふるまわれました。
 
藍びすこってぃ」は紅茶に合いそうな上品なお菓子でした。
 
 
列車が入線してくると「れっちゃくん」は、宙を舞うほどの大はしゃぎ😆
 
 
制帽をかぶって、ポーズをとってくれました!
ぬいぐるみ買って帰ろうかな😚
 
 
もっと遊んでほしそうな目をしていましたが、そろそろ乗り込みます。
 
 
■2号車(控車)
トロッコ車両に乗れるのは、途中の石井駅からなので、乗客は全員2号車に乗り込みます。
 
 
控車はキハ185系。
 
来春にお目見えする新しい「伊予灘ものがたり」の車両も、このキハ185系がベースです。
 
 
藍染め絞り模様のカラーリングが美しく、車齢を感じさせない仕上がりになっています。
 
JR四国さん、いい仕事してますね⤴️
 
 
側面の行先方向幕は、運行開始当初は「臨時」のみでしたが、いつの間にか、ものがたり列車ような素敵な方向幕が用意されていました🙌
 
 
客室の入口には、さりげなく藍染めの暖簾が掛けられています。
 
 
客室内には、国鉄チックなリクライニングシートが並んでいますが、これはこれで懐かしい感じですね。
 
 
「藍よしのがわトロッコ」の乗車記は全4回でお伝えしていきます。
 
その②もお楽しみに👏

 

↓徳島市にふるさと納税をすると「びすこってぃ」が2箱貰えます。

  

↓藍は健康維持のために食されていました。

珍しい藍100%のお茶。注ぐとどんな色かな?