別れても好きな人
それはまだ日も登らない早朝の事。
「本日の天気は晴。最高気温は28度でしょう」
のお告げに、一路岩瀬駅へ。
やって来た最近ちょっと気になっている娘はしずしずと。よし!
てな訳で結局またやって来てしまった小山駅。
1か月前に別れを告げたのにやはりどおしても忘れられなくて、また会いに来てしまいました。
彼女がいるであろう6番ホームへ向かってみれば、そこにはけなげな姿があったものの、近づけば「ブンブン」と冷たい仕打ち。
ねぇ、気を静めてよと、言ってもブンブン。
仕方が無いので無理やり窓を開けて……。
今年は雨降りか、晴れれば気温が30度越えという変な気候。しかし、先日の6日はさほど気温は上がらないみたいとの事なので、行くっきゃない、両毛線115系窓開け乗車、と相成りました。(笑)
ところが、最高気温28度なら弱冷房、運が良ければ冷房停止になっていると思ったのに、朝8時の小山駅はすでに暑くて、クーラーはフル稼働していました。(涙)
でもお客さんは少なく、これならあまり迷惑もかからずちょっとは窓を開けても良いだろうと、1/4開けて小山8時27分発の438Mで西へと向かいます。
小山の市街を抜けて思川を渡ると稲刈りが進んだ田園地帯へ。今日は男体山も見えます。
やっぱり、汚れたガラス越しでは無い風景はいいな~。
てな具合で、進んでいったのですが、次第に車内は混んできて、ついに桐生でボックス占有が不可となり、また、赤城おろしが強く吹きこむようになったので、窓開け乗車を断念。秀麗な赤城山を眺めたかったのですが、霞んだガラス越しじゃねー。
てな訳で伊勢崎で下車。後は例の切符の威力を駆使して行きつ戻りつしながら窓あけに支障のない空いた115系列車を捕まえてみようと思います。
なんせ ここまでの間に
思川で433M 115系。
栃木で435M 211。
岩舟~佐野で437M 115系。
足利で439M 211。
桐生で441M 211。
岩宿で443M 211。
と、2本の115系と交換(すれ違い)しているので、まだなんとかめぐり逢う事が出来るでしょう。
で、まずは伊勢崎10:11発445Mで折り返し。これは107系。
空いてはいたけど、やはり107系はあまりなじみが無いので岩宿で下車。
岩宿はかねてから駅舎が素敵なので一度訪れてみたいと思っていた駅です。
駅舎内も昔ながら、という感じですね。
駅前の寂しさ加減もいいな。
この駅から真直ぐ伸びる道は群馬県道346号線。
で、上の写真を撮った所で振り返ると
岩宿駅前交差点で、なんとここが346号線の終点だそうです。その距離約50m。もしかして群馬県道の最短?
そこに1軒のコンビニがあるんですが、日極駐車場もやってます。駐車場が1日駐車で満車になっちゃったらコンビニ利用者が不便じゃないかと思うのですが、そんな事は無いのかな?。
岩宿からまた伊勢崎方面へと戻ります。
そちらのホームへは跨線橋を渡っていくのですが、そこから見る駅の風景もいいですね。
んで、乗った列車は442Mなのですが、211系だったので一駅で降りちゃいました。
国定駅。
やはり駅舎が素敵。
跨線橋からの眺めもいいです。
駅舎は外から見ると駅前広場より高くなっています。
建物自体は昔の富田駅が思い出される~。(ちょっと違うけど)
駅前広場に通じる道は狭くそしてまたしても短いのですが、県道ではありません。
群馬県道102号三夜沢国定停車場線は駅裏にあって、駅舎横の跨線橋を渡って行った方にあります。
でもこの県道の歴史は古く、駅裏のロータリーの歴史は浅いのでもしかしたらこちらが県道だった時代があるのかも。
で、もしかしたら元県道を進んでいくと線路際に何やら石碑が。
大きい方は線路内に立ち入った客を助けて殉職した里見駅長の碑で、小さい方は貨物が山積みだ~い。という碑。
んでぐるっとまわった駅裏にはあずま道の碑なんてのもあります。
駅周りを1周してホームに入り、なかなかいい駅だわ、
と、観賞していたらやって来たのが115系。
で、思わず飛び乗っちゃった447Mなのですが、これが失敗。
空いていたので、これで帰っちゃおうかとも思ったのですが、次の岩宿で交換した444Mは115系6連で後ろの方はガラガラじゃないですか。
悔しくなったので、桐生で降りてまた前橋方面へ向かう事にしました。
が、上りホームで待っているとまだ時刻は11時を過ぎた所だというのに、高校生が続々と。これじゃ窓開けどころか着席もおぼつかないという状態に。
しかも、やって来た446Mは211系。
しゃーない。このまま行って451Mで折り返して帰る事にしましょう。先月乗った時はそこそこ空いていたし。
てな訳で新前橋で下車。車酌セットを買いこんでホームで待つ事しばし。やがて高崎方から接近してくる列車が小さく見え始めたのですが、ん?なんか白いぞ?
数分後私は手にコンビニ袋をぶら下げてドア横に立っておりました。
車内放送が告げています。
「The next station is Ino……」
そう。目の前に入って来たロングシートにほぼいっぱいの乗客を乗せた211系に落胆のあまり、私はふらふらと熱海行きに乗り込んで高崎に向かっていたのでありました。
もしかしたら、もしかしたら、次の453Mは115系に変更になっているかもしれない。
が、その15分後にはむなしく便所前クロスシートで……。
発車前に1本あけたら、アルコールのおかげでちょっと頭が回りました。
なので、そそくさと降りてしまって、高崎駅内みやげ物売り場などを徘徊した後、次の455Mで出発です。
その列車も211系。無論小山まで乗り通す事はしません。
狙うは桐生始発457M……。
桐生駅には下校生が昼前ほどではありませんが多々。
それを私はガラガラの車内から眺めておりました。
両毛線は小俣~桐生間で県境を越えるので、足利方面より通学する高校生はあまりいないようです。
という事で。
なんてやっているうちにあっと言う間に小山に着いてしまいました。
クーラー全開が残念だったけど、これにて両毛線窓開け乗車完了です。
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