真駒内駅【北海道】(札幌市営地下鉄南北線。2003年、2012年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
北海道札幌市南区の中心部に位置する札幌市営地下鉄南北線の南の終着駅で、駅前のバスターミナルからは定山渓などへのバス路線が接続している、
真駒内駅 (まこまないえき。Makomanai Station) です。
 
 
駅名
真駒内駅 (N 16)  
 
所在地
北海道札幌市南区  
 
乗車可能路線
札幌市営地下鉄:南北線  
 
隣の駅 
麻生方……自衛隊前駅  
  
訪問・撮影時
2003年5月、2012年3月
 
 

真駒内駅は高架駅で、東側が山林になっている事から西側のみに出入口があります。
1階に駅舎・改札口があり、2階にホームがあります。降雪・積雪対策で駅全体が屋根に覆われています。
南北4ヶ所の出入口があります。北改札口と南改札口がありますが、改札外コンコースは南北改札口とも共用で、繋がっています。
駅舎前を左(北)~右(南)に延びる道路は平岸通(札幌市道)です。
また、平岸通沿いや後方(西)に延びる幹線道路沿いにはバスターミナルが設けられています。定山渓方面へのバス路線も出ています。
写真は東を望む。
 
 

駅前です。北を望む。右手に真駒内駅があります。
手前(南)~奥(北)の道路は平岸通です。
駅前は北方向、西方向、南方向が住宅街で、駅前は集合住宅ばかりで一戸建て住宅は見られません。商店は少ないです。
駅から離れると戸建住宅も見られるようになります。
また、西(左)約500mには南区役所があります。
そして、駅東側は山林になっています。山中に紅櫻公園がありますが、真駒内駅からは約2kmで、遠いです(最寄駅は自衛隊前駅(1.7km)です)。
 
 

見づらいですが、こちらはホームより駅西側を望む。
手前を左右方向に平岸通が延びています。
奥(西)へ延びる通り沿いにはバスターミナル(右)や札幌市立真駒内中学校(左)があり、その先にスーパーマーケット「東光ストア」や「ケンタッキーフライドチキン」などが入居するショッピングモール「ミュークリスタル」(左)などがあります。南区役所は「ミュークリスタル」の少し先の交差点を左折した先の左側にあります。
 
 

メインの改札口である北改札口です。北東を望む。後方に出入口があります。
2012年当時はICカード『SAPICA』に対応の自動改札機と磁気券専用の自動改札機が混在していました。今はIC・磁気券併用に統一されているのでしょうか。
幅広通路は確認し忘れましたが、自動改札機または有人通路のうち、最低1通路は設置されていると思われます。
右側に自動券売機、トイレ・多機能トイレと後述の南改札口があり、左側に売店、定期券発売所、トイレ・多機能トイレとコンビニがあります。
そして2階ホームとの間には階段、上りエスカレーター、エレベーターが設置されています。
改札内にトイレ・多機能トイレと売店、コンビニはありません。
 
 

こちらは南改札口です。南東を望む。左後方に北改札口などがあり、右手に出入口があります。
駅員不在で、自動改札機だけが並んでいます。2012年時点ではIC利用不可の改札機も残っていました。幅広通路はありません。
改札内に自動精算機があります。後方に自動券売機があります(北改札口と共用)。
改札内コンコースは北改札口側と分離されており、2階ホームとの間には上下方向エスカレーターのみが設けられています。車いすの場合は北改札口にお回り下さい。
こちらも改札内にトイレはありません。左後方にトイレと多機能トイレがあります。
 
 

2012年当時の駅名標です。電照式です。現在は新タイプに変更されている模様です。
黒地に白字です。次駅表示は黄色になっています。矢印は南北線のラインカラー(緑色)です。
駅ナンバリングも併記されています (N 16)。
 
 

真駒内駅は島式ホーム1面2線の高架構造で、南北方向にホームが延びています。
右(東)が1番線、左(西)が2番線で、ともに麻生方面です。かつては1番線が降車専用ホーム、2番線が乗車専用ホームでした。
ホーム有効長は18m車6両分(以前の13.5m車では8両分)です。
写真の2012年当時はホームドアがありませんでしたが、翌2013年にホームドアが設置されました。
ホーム幅はあまり広くなく、両端部は狭くなっています。
また、ホームと線路は雪害対策のため屋根に覆われていて、側面には窓が設置されています。
ホーム上にはベンチが設置されています。
そしてホーム中ほど(前方)には北改札口とを結ぶ階段・上りエスカレーター、エレベーターがあり、ホームの終端部(後方)には南改札口とを結ぶ上下方向エスカレーターがあります。
写真は2番線側より麻生方を望む。
 
 

こちらは1番線側より終端方を望む。左が1番線、右が2番線です。
高架駅ですが屋根に覆われているため薄暗く、地下駅のような感じです。
 
 

1番線より麻生方を望む。ホーム端に詰所があります。
南平岸駅の先まで地上区間(高架区間)が続きますが、雪害対策のため全区間においてシェルターに覆われています。シェルターには窓があり、車窓風景が全く見られないわけではありません。そして、地上区間は定山渓鉄道線の廃線跡を転用しており、真駒内駅も廃線跡に位置します、定山渓鉄道(現・じょうてつ)時代の真駒内駅は地下鉄駅よりも北側にありました。
この先、住宅街と山林の境界部分を高架区間で北へ走り、右へカーブして進路を北北東に変えると今度は左手に陸上自衛隊真駒内駐屯地を、右手に屋根に覆われた南車両基地を見て走ります。そして南車両基地からの出入庫線が右から合流したのちに左へカーブして進路を北に変えると自衛隊前駅へと至ります。
 
 

 

2番線より終端方を望む。ホーム端には南改札口に通じる上下方向エスカレーターがあります。
そしてホームの先には引上線が2本あり、その先に車止めが設置されています。尚、定山渓鉄道時代はさらに20km先の定山渓温泉まで延びていましたが、南北線をこれ以上延伸する構想は存在しないようです。
 
 

こちらは終端部を外から撮影しました。東を望む。2003年撮影。
終端部は地平になっていますが、最後までシェルターに覆われています。
この場所は定山渓鉄道線の廃線跡ですが、これより先の廃線跡は整備されて、東側の森林に取り込まれています。
 
 
あとがき
私が真駒内駅で下車(乗車)したのは2003年、2012年の計2度です。2003年は南北線の乗りつぶしのため、2012年は南北線の車窓風景撮影のため、いずれも終着駅ゆえに必然的に下車しました。2003年訪問時は携帯電話を当駅で紛失してしまい、結構大変でした(その後見つかり、警察に本州の自宅へ郵送してもらいました)。地下鉄の駅ですが地上駅(高架駅)で、雪害対策のため駅全体がシェルターに覆われていました。駅前は西側には住宅団地が広がっており、南区役所もあります。一方、東側は森林でした。
  
東京からですと東北新幹線・北海道新幹線で終点の新函館北斗駅まで行き、函館本線・室蘭本線の特急『北斗』に乗り継いで札幌駅で下車します。そして隣接する「さっぽろ駅」から札幌市営地下鉄南北線の真駒内行きに乗車して終点下車です。日帰り訪問は不可能で、最低1泊必要です。
一方、大阪からですと新大阪駅から東京まで東海道新幹線を利用して、東京駅から先は上記と同じルートで到達できます。当日中に到達可能ですが、やはり日帰りでは無理です。最低1泊は必要です。
(飛行機の利用は考慮していません→飛行機利用ですと東京・大阪とも日帰り訪問可能)
 
食料・飲料について、駅構内にコンビニがあるものの、駅前に気軽に入れる飲食店はありません。最寄りのチェーン店は約300m西の「ケンタッキーフライドチキン」になります。心配な場合は事前に用意しておきましょう。
  
東京、大阪とも到達難易度が高いですが、札幌市営地下鉄南北線を乗り鉄の際は、真駒内駅ですぐに引き返したりせずに、一度は駅も観察されてみて下さい!
 
(参考:札幌市交通局のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)