いつもは宮崎・日南線を走る「海幸山幸」も、今日ばかりは鹿児島本線の

メインストリートを行ったり来たりという活躍。何より人気もあるというのが

良い。

そうなんです。博多~二日市という特急列車史上最短走行距離であり、

わずかに20分という乗車時間。これがしっかり商売になり、顧客満足度を

提供しているのが凄い。

1100円あまりの運賃・特急料金で、「いつもは乗れない海幸山幸に体験乗車

出来る。」という売りは意外に有難かったのだ。

 

さて、自宅前で撮影した後に向かったのは吉塚駅。ここで記録を撮ろうという

のが目的。

  

ところが先に来たのは「或る列車」、この吉塚駅には14時21分から15分ほど

2番線に停車している。車両記録を撮るには良い時間。

  

駅の屋根の影は来ていないし、良いギラギラぶりです。

  

続いて来たのは783系CM12編成。切妻先頭車は「ハウステンボス」と併結

している時には見る事が出来ません。こちらは14時52分から3分停車。

  

そしてスペシャルゲストの登場です。博多付近のビル群はいささかこの

列車には不釣り合いな風景で、やや落ち着かないご様子。

  

飫肥杉を帯に巻いた、なんともおしゃれなデザイン。

ところで、落ち着かない理由、わかりました。

特急なのにちょっと白けてしまう「ワンマン」の掲示がありません。最高です!

  

2番線の停車目標4に停車しました。ひたすら13分間シャッターを切り続けます。

 

ちなみに、宮崎では、運転終了後、南宮崎駅にて17時30分ごろからホーム横の

側線に停車するので、記録にはもってこいですが、今の時期は日照の関係でイ

マイチな写真になってしまう。

この吉塚では日の高い時間にゆっくり記録出来るので、大変ありがたいのです。

  

ちょっと日が車体にかかって来ましたね。15時くらいの状態です。

  

15時10分過ぎ、再び博多方面に消えて行きました。これから二日市まで

2往復、臨時特急として走ります。

僕はここから原田へ先回りです。この後の快速に乗れば、南福岡で「海幸

山幸」を追い抜けるのです。

  

二日市から原田までの回送運転。なんと原田駅では1番線にも折り返し

設備があるものの、4番線に入って来ました。

   

これを見る事が出来たので、4番線折り返しに感謝したい。

   

さて、まだまだ追いかけます。「海幸山幸94号」の先回りで南福岡へ。ここ

でも「快速退避」停車します。

JR九州の観光特急は、「設備と名目が特急」なのであって、速度はキハ80系

にも劣る最高速度時速95キロです。そもそも列車コンセプトも本線を走る目的

では無いので良いのです。

   

最後のカットは地元の竹下駅で。一気にドン曇りの様相でしたが、一瞬夕陽が

出てくれました。

 

という事で、福岡へのゲスト特急「海幸山幸」は11日の午前中、大分・宮崎に

向かってツアー客を乗せ、帰って行きました。

「鹿児島よりも遠い場所」、宮崎の列車なので、なかなか会う機会も限られており、

先週同様に気合いを入れました。

 

今度は再び乗りに行きたいと考えています。

ご同役の皆様もありがとうございます。