橋本駅【福岡県】(福岡市地下鉄七隈線。2006年、2012年訪問) | 『乗り鉄』中心ブログ(踏破編)

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今回の【駅】コーナーは、
福岡県福岡市西区東部の、郊外に広がる住宅地に位置する福岡市地下鉄七隈線の終着駅(起点駅)で、駅近くには七隈線の橋本車両基地やショッピングモール「木の葉モール橋本」がある、
橋本駅 (はしもとえき。Hashimoto Station) です。
 
 
駅名
橋本駅 (N 01)  
 
所在地
福岡県福岡市西区  
 
乗車可能路線
福岡市地下鉄:七隈線  
 
隣の駅 
天神南方……次郎丸駅 
  
訪問・撮影時
2006年2月、2012年6月
 
 

1番出入口です。南東を望む。2006年撮影で、当時は広々としていました。
こちらの1番出入口は階段のみの出入口で、橋本駅の西口に相当します。
左側には手前(北西)~奥(南東)に国道202号線(福岡外環状道路)が延びていて、現在は高架部に福岡都市高速環状線(路線記号:C)が通っています。
また、1番出入口の周りは無料駐輪場になっています。
1番出入口の約70m南東(写真奥)には後述の2番出入口があります。2番出入口との間には小さなロータリーがあります。
 
 

1番出入口前より北西を望む。2006年撮影。後方に1番出入口と2番出入口があります。
手前(南東)~奥(北西)には国道202号が延びています。
現在は高架部に福岡都市高速環状線が通っていますので、写真のようなスッキリとした景色ではないです。
すぐ先に橋本二丁目交差点があり、その右側には現在、後述の「木の葉モール橋本」があります。
駅の北側や西側は住宅地で、国道202号沿いにはロードサイド店舗も見られますが、北側には大規模な田園地帯も残っています。
また、駅の約600m北西には大規模な住宅団地である壱岐団地があり、駅西側にも新興住宅地が見られます。
 
 

こちらは1番出入口より南西を望む。2006年撮影。後方に1番出入口があります。
駅南西側も住宅地ですが、駅近くには今も田園が残っています。
遠方(約3km先)には飯盛山や叶岳などの山並みを望めます。
 
 

こちらは2番出入口です。南を望む。2006年撮影。
当時はスッキリとしていましたが、今は手前側に駅北側とを結ぶペデストリアンデッキが設置されています。
2番出入口はエスカレーターとエレベーターの出入口で、バリアフリーに対応しています。
手前には国道202号が通っていて、国道と出入口の間は歩行者用の広場になっています。右後方には前述の1番出入口があります。
 
 

こちらも2番出入口です。北東を望む。2012年撮影。
出入口の西側にペデストリアンデッキが設置されていて(エレベーターあり)、国道202号を跨いで2番出入口前と駅北側(「木の葉モール橋本」など)を結んでいます。
 
 

2番出入口上のペデストリアンデッキより南東を望む。2012年撮影。
直下に2番出入口があり、正面には仮設ロータリーがありますが、このロータリーは撤去されています。
正規のロータリーは右側(南)と1番出入口との間(後方)に設置されています。
左側を国道202号と福岡都市高速環状線が通っています。
駅南東側は田園風景が残っていて、民家は少ないです。奥に見える大きな建屋は七隈線の橋本車両基地です。
また、右側の駅南側には昔ながらの集落や新興住宅地と田園地帯が混在した風景が広がっています。
 
 

こちらは福岡市交通局橋本車両基地です。
地上にあり、留置されている車両を見る事ができます。
ホームドアがあるため、駅では見られない車体下部(台車など)も確認できます。
それにしても、3000系電車は側窓の位置が高いです(まぁ、車体が小さいので実際にはさほど高い位置ではありませんが…)。
 
 

2番出入口上のペデストリアンデッキより北西を望む。2012年撮影。
後方直下に2番出入口があり、正面には小さなロータリーと1番出入口があります。左側にもロータリーがあります。
右側を国道202号と福岡都市高速環状線が通っています。道路の右側には「木の葉モール橋本」があります。
悪天候で見づらいですが、遠方には壱岐団地の集合住宅を望めます。
 
 

2番出入口を出て、ペデストリアンデッキで国道202号を跨ぎ、福岡都市高速環状線をくぐって北東側へ出ると、「木の葉モール橋本」に到達します。
「木の葉モール橋本」は2011年にオープンしたショッピングモールで、核店舗の「サンリブ」をはじめ、多くの専門店が入居しています。「キャナルシティ博多」などと同じ福岡地所の運営で、共通ポイントカードが発行されています。
また、ペデストリアンデッキ経由で駅北東側にも出られます(EVは「木の葉モール橋本」の設備を利用する形になります)。駅北東部も農地が混在した住宅地で、「木の葉モール橋本」の東側には橋本八幡宮(駅の北東約500m)があります。
橋本八幡宮の東側には室見川が北へ流れています。
 
 

地下1階にある改札口です。北西を望む。橋本駅の改札口はこの1ヶ所のみです。
後方が2番出入口(バリアフリー対応)、前方が1番出入口です(階段のみ)。
交通系ICカード『はやかけん』などに対応の自動改札機が並んでいますが、幅広通路の有無は未確認です。左端には車いす対応幅の有人通路があります。
改札口の左手前には自動券売機があり、改札内には自動精算機が設置されています。
トイレ・多機能トイレは改札内にあります。
そして地下2階の各ホームとは階段、上りエスカレーター、エレベーターで結ばれています。1・2番ホームとの間には下りエスカレーターもあります。
尚、橋本駅構内に売店・コンビニはありません。1番出入口近くの国道202号沿いにコンビニ「ファミリーマート」があります。
 
 

2番線側壁に設置されている駅名標です。電照式です。
シンプルなデザインで、オレンジ色はラインカラーではなく駅シンボルカラーです。
また、中央部には駅シンボルイラストが描かれています。
福岡市交通局HPの説明を引用すると、
「かつて、橋本に「紅葉八幡宮」があったことにちなみ、この地から臨む飯盛山にモミジを組み合わせデザインしました」
との事です。
それにしても九州ではJRといい地下鉄といい、シンボルイラストを多用していますねぇ。
尚、現在は駅ナンバリング「N 01」が設定されていますが、現在は駅名標に反映されているかもしれません。
ちなみに橋本駅は七隈線の終点ではなく起点で、駅番号はトップナンバーが付与されています。
 
 

橋本駅は単式ホーム、島式ホームとも各1面、計2面3線の地下構造で、北西~南東方向にホームが延びています。
また、ホームは国道202号の南側地下に設置されています。
島式ホームの左(北東)が1番線、右(南西)が2番線で、ともに下り天神南方面です。
また、右側の仕切壁の反対側には降車専用の3番線がありますが、ラッシュ時以外はあまり使われていない模様です(私の訪問時は1番線で折り返していました)。
ホーム有効長は4両分で、2005年の開業時よりホームドアが設置されています。
ホーム幅はまあまあ広いです。ホーム上にはベンチが設置されています(3番線は不明)。
写真は1番線より天神南方を望む。

天神南方はこの先、左へカーブしながら国道202号南側の地下を進みますが、橋本車両基地への出入庫線が右側へ分岐しています。その後は室見川をくぐり、早良区に入ると左へカーブして国道202号の地下に入り、今度は右へカーブすると次郎丸駅へと至ります。
 
 

2番線より終端方を望む。左側には3番線のレールが見えます。すぐ先に車止めはなく、さらに先まで線路が延びています。
推測が入りますが、この先、3番線が2番線に合流するとすぐ先に2番線と1番線の両渡り線があります。その先は2本の引上線になっていて、終端部に車止めがあります。
これより先、壱岐団地や姪浜方面への延伸計画があるかと思いきや存在しないようです。橋本駅の駅番号がトップナンバーの「01」である事からも、これ以上郊外側へ延伸する予定はないと思われます。
 
 
あとがき
私が橋本駅で下車(乗車)したのは2005年、2006年、2012年の計3度です。2005年は七隈線の乗りつぶしのため訪問しましたが夜間だったため、翌2006年にリベンジ訪問しました。そして2012年は七隈線の車窓風景撮影のため訪問しました(車窓風景と言っても全線地下ですが…)。いずれも終着駅ゆえに必然的に下車(乗車)しました。駅前は2005年、2006年時点で未開発といった感じでしたが、2012年訪問時は高速道路やショッピングモール「木の葉モール橋本」ができていて、変化ぶりに驚きました。しかし、2012年時点でも田園風景が残っていました。
  
東京からですと東海道・山陽新幹線で博多駅まで乗り通し、福岡市地下鉄空港線で天神駅まで行きます。下車後は天神地下街を通って天神南駅まで行き、地下鉄七隈線に乗車して終点下車です。尚、2022年度には七隈線が博多駅まで延伸予定なので、延伸の暁には橋本駅へのアクセスが容易になります。若干タイトな日程になりますが、日帰り訪問可能です(最大滞在時間:6時間少々)。
一方、大阪からですと新大阪駅から山陽新幹線で博多駅まで行き、以降は上記のルートで到達できます。じゅうぶん日帰り訪問可能です(最大滞在時間:10時間半程度)。
(飛行機の利用は考慮していません)
 
食料・飲料について、駅前にコンビニがあり、飲食店も駅前の「木の葉モール橋本」内にチェーン店をはじめ多数あります。事前に用意しなくても大丈夫でしょう。
  
東京、大阪とも到達難易度が高いですが、福岡市地下鉄七隈線を乗り鉄の際は、橋本駅ですぐに引き返したりせずに、一度は駅も観察されてみて下さい!
 
(参考:福岡市交通局のHP、地理院地図、Google地図、Wikipedia)