今回はNゲージについてです

毎回Nゲージの車両についていろいろ説明していますが、そもそもNゲージとはなにか?と思っている方もいると思いますので基本的なお話を

 

Nゲージとは車両サイズが1/480~1/160でレール幅が9mmの規格のものをいいます。今現在日本で使われている規格は1/150で新幹線のみ1/160となっておりアメリカなどは1/160でイギリスだけ1/148となっています

ちなみに"Nゲージ"という名前自体は英語やドイツ語などそれぞれの頭文字にNがつくのでNゲージとなっています。

 

鉄道模型は動力に電気を使ったもので電圧は12V電源に直流2線式というものがほとんどで家庭用電源(交流100V)をパワーパックなどで降下や直流変換します。速度の加減は、レール間の電位差を0ボルトから12ボルトまで変化させ、進行方向はレールのプラス電位とマイナス電位を逆転させることにより切り換えて走行させます

 

画像で少し動作説明

 

①:まずパワーパック(コントローラー)で出力された電気が線路に流れます

②:その出力された電気が車輪を通じモーター側に電気を送ります

③:この部分に集電シューという部品があり車輪~集電板に電気を伝える部品です。こ

 

集電シューが汚れていると正常に動かなかったりするのでメンテナンスも重要ですね。

 

④:集電板に伝わった電気はモータへ行きモーターを動作させます

 

⑤:動作したモータは台車側につながっているシャフトを回すことによって走行するという流れになっています。

 

 

 

日本で主なメーカーは関水金属、TOMIX、マイクロエース、グリーンマックスなどですね。

その4社を独断と偏見で説明していきましょう

 

【関水金属(KATO)】

関水金属(KATO)はNゲージやってない人でもおそらく一度は聞いたことがある会社だとは思いますね。KATOはいろんなものを出しており新幹線から通勤列車や特急列車などかなり範囲も広く海外車両も出しています。

KATOは4社の中では比較的安価で購入でき作りもかなりいいのでNゲージ初心者が気軽に始められるところと思います。また紙箱で売っている基本セットや線路やパワーパックのついた入門セットなども売っています。

 

基本的に車番インレタやその他表記など印刷されておりユーザ取り付けシールは行先表示などでしょうかね。車種もJR線が多く私鉄など少ないですがでていますね。

 

ここで連結器を

KATOの基本的な連結器はこのような形です

 

ここ最近ではこのような電連がつく連結器も販売されています。

これあるだけでかなり見た目が変わりますね

ちなみに新幹線になるとこのように幌と連結器が一体になったタイプになります。

この連結器のほうが比較的にラクに連結できるので結構好きですね

 

新幹線の先頭車連結器はこのようになっています。

特徴としては連結器カバーが格納できてリアル感がでていますね。

 

最近出たE5系はカバーをそのまま外すタイプになってましたね。

 

【TOMIX】

こちらも言わずと知れた大手。新幹線をはじめとし特急車両や通勤車などいろいろ出しています。

TOMIXのほうは少し値段のほうが高いですがハイグレードモデル(中間連結器のTNカプラー標準装備など)があります。

ただTOMIXは少しエラー品などが目立つらしく新製品で塗装ズレとかも度々みられるそうです...。

 

パーツの装着は各ユーザーが取り付けという形になっておりトイレタンクだったりいろんなパーツの取り付けが多いです。

またKATOのほうでは車番インレタが最初からついてましたがこちらは各ユーザーが好きな車番を貼り付けるタイプになっており(一部セットは除く)方向幕等のシールはなく割とその辺はジオマトリックスやペンギンモデルにて購入しないといけないのもあるので割と大変。

 

 

TOMIXは通常品はアーノルドタイプのものを使っておりハイグレードモデルになると全車TN化がされています。

 

通常品のほうも別売りで出てるTNカプラーを購入し装備することもできます。

 

ここ最近の新幹線の中間連結器に採用されている通電カプラー

 

通電カプラーは車両全体に電流を共有することで通電状態が悪い線路であっても安定して走行できるいう連結器です。

機能的には結構すごいのですがこれがなかなか連結しづらいという...(汗

 

ひと昔前の連結器はこのようなフック&リングカプラーでした

 

ちなみにTOMIXの新幹線の連結器なのですがKATOと違いカバーがそのまま取れる仕組みになっています(このカバーちゃんとしまっているのは大丈夫なんですけど無くした時が一番大変)

 

【MICRO ACE】

マイクロエース(旧:有井製作所)も時々ショップにいけば見ますね(ただKATOやTOMIXのように電気屋で見るところが少ない)。マイクロエースの強みといえばKATOやTOMIXから出ていない私鉄路線や検測車であったりと少しマイナーな車両が強いところですね。首都圏私鉄であったりとその方面が好きな方はマイクロエース製が多いと思いますね。(ここ最近京急とか京成とかTOMIXやKATOでも出始めていますね)

 

また北陸本線の車両はマイクロエースでも出ておりうちのほうではかなりの両数がいますね。(北陸本線は結構人気路線なのでなかなか流通してるところは見ないですね)

 

マイクロエースといえば細かい表記がついているところはすごいと思いますね。

 

号車表記や指定席のプレートなども再現度がすごい

 

 

先頭の連結器はだいたいがダミーカプラになっていますね。

TOMIXとの互換性も一応あるのでTNカプラーが装備可能です

 

中間はアーノルドタイプが標準でついています

 

碍子など屋根周りはまぁひどいですね(いうてもこの車両は20年前くらいの車両なので最近のはわかりませんが)

 

マイクロエースの中古品でよくみられるこの黒さ(まだマシなほう)

 

あとは若干内装もこだわっていたりしますね。

ただ壊れた時のパーツが販売されてなく壊れたらTOMIXやKATOから部品をパクって直すくらいしかないですね。

 

【GREEN MAX】

グリーンマックスもマイクロエース同様模型店くらいでしか見ないようなものでこちらも私鉄などが強いですね。グリーンマックスといえばエコノミーキットというものがあって値段は安いですが未塗装かつ一から作るようなものがあり上級者向けといったところですね。

もちろん塗装済みの完成品もありそちらのほうは少し値が張りますね。

 

2両編成とかだとVHSのケースに入っています。

 

前に導入した富山地鉄17480形

 

割と走行もスムーズで特に気になることはなかったですね

 

行先表示、ドアステッカーなどのステッカーは最初から入っており各ユーザーにて取り付けする感じですね

 

こちらもTNカプラーがつけれるような感じになっています(標準ではアーノルドタイプ)