宗谷本線の東風連駅は風連駅と名寄駅の中間にあります。
周辺に田園風景が広がるこの無人駅が話題になり始めたのは去年のこと。
非公式ですが名寄高校付近に移転し「名寄高校駅」に改称すると報道されました。
そして今年4月、JR北海道がその旨を正式に発表しました。
ということで東風連駅は来年3月でなくなることになりました。
であるなら、せっかく名寄まで来たので立ち寄らねばなるまい。
宗谷本線・士別ー名寄間が開通したのは1903年、東風連駅が開業したのは1956年、
風連村(現名寄市)が町制施行したのが1953年なのでそのすぐ後ですね。
当時は相当勢いがあったのであろう、でこの駅の設置だったと思われます。
駅待合室には来年移転する旨のお知らせがあります。
ホームは1面1線、板張りではないところに今でもそれなりの利用があるのだと思う。
仮乗降場ではなく正式な駅として生まれ、簡易委託もしてたという出自が感じられます。
駅周辺をウロウロしている間に旭川行の普通列車が通過していきました。
夕方の普通列車すら通過するということが、この駅の今の現実を映し出しています。
移転後は全快速・普通列車が停車する予定です。
ご興味のある方は、今のうちにどうぞ。